「短編 夜」を含む小説

魔王を倒し、人類の宝である聖杯を取り戻した勇者フェリクスは三人の仲間とともに凱旋した。 シナデトヒ王国に聖杯を返還し、その日の夜に行なわれた祝勝会でフェリクスは毒を盛られた。 失…

何年か前に、縄を買った。 自殺用の縄だ。 けれど、僕はいまもこうして生きている。 それは、この縄があるからだ。 矛盾している。けれど、そうなのだ。 夜、部屋の明かりを消して、縄を…

遠く室町時代の昔から、阿波の国には「首なし馬」の伝説があった。夜、首なし馬を見た者は、遠からず死に至るという。これを戦場で見た三好長慶の弟、三好実休はその後、はからずも討ち死にし…

好きな人と好きだと言ってくれる人、同じ日にプロポーズされた夜。 迷いに迷った私を待っていたのは……。

とあるホテルの展望バーにて、1人で飲む男に謎の女のちょっとしたゲームを仕掛ける。

　少年はある時、家を飛び出した。宛もなくさまよい、誰も知らない場所へと向かおうとする少年は、街が騒がしいことに気づく。心の奥底と夏祭りの中を奔走する、ある夜の話。

主人公は今日初めて深夜に家を出た。 人影はなく、世界に取り残されたかのような感じ。 でも一人だけいたらしい。

冴えない人生を送る中年男の俺。ある夜、奇妙な人形から人生を逆転するゲームのプレイを持ちかけられた俺は、高校時代によく似た世界で憧れだった人と再会する。しかしサブヒロインとの魅惑的…

ノベプラでも公開中。短編をまとめたものです。 【今のお品書き】 月の日の話･･･思い出と少し不思議なことが起こる話。 『お客様』は神様です･･･天使の仕事は大変です。

　節分のコスプレとして、彼女が用意したものは……。 （厳密には「描写」ではないですが、それっぽい単語が出てくるので、念のため「性描写あり」のセルフレイティングをつけておきます）…

「恩返しに来ました！」 ある日、宮野遥人の家に真っ黒な薔薇のような女の子、月影咲夜が押しかけてきた。 「住み込みでお世話します」 そう言う咲夜は遥人の家に住み着く。 咲夜…

《短編》５話で完結します！ 学校一の美少女と名高い椎名深雪は、大企業のお嬢様であった。 そんな彼女が所属する部活の、たった一人の部員だった主人公の十六夜湊は、ある日、彼女にお…

　私の目に夜街の灯りはもう映らない。夜に魅せられた日々は遠い追憶の中でモノクロの映像となり、ただ夜へと無気力に吸い込まれていくだけだった。　 　そんなある夜、彼女は現れた。 …

我が家に現れる、夜八時のかわいいおばけの話。 手直し前初出　ツイッター/20200229 この作品は（pixiv/note/アルファポリス/小説家になろう）にも掲載しています。

書きたくなったので書きました。ジャンルがよくわからないのですが、むむむとか、はわわなどと言います。

描いた夢を叶えた「私」は、代償に大切なものを喪った。 過去を思い出し、懐かしみ、泣けてくる。 一つの歌が私に教えてくれたこととは―― ※monogatary第二回羊文学賞に応募し…

夜ごと訪れる不思議な客は、一人でカウンターに座っている。店で働く修は、その人に惹かれていくが、その人はまるで幽霊のように気配がなく……。その客を追いかけて飛び出した修は、不思議な…

夜の校舎の廊下、 続いていたのは血の跡だった。

ある日、一人の天使が日本の片田舎に舞い降りた。 彼女の仕事は、死にゆく人々の魂を回収すること。今夜の対象は中学1年生の少女だった。 しかし、天使はワケあってこの仕事をあまり好いて…

サキは見た夢を話さずにはいられない困ったちゃん。でも、夢は突拍子もなくて意味が分からないものばかり。いったい、どうしてこんなことを話すのだろう。