「短編 海」を含む小説

【書いてください】指定の文章で始まる小説 主催者：芳岡 海様 の、企画に寄せさせていただきました。 書き出しの指定は 「少し長く眠りすぎたようだった。」 春に目覚めた生き物…

いなくなってしまった彼を探す物語。

天鳥船（アメノトリフネ）は神の乗る舟、あるいは神そのものだ。 「私、空は記録映画でしか見たことがないけれど、おばあさまは実際に見たことがあるんですか」 生まれてくる子どもの名付け…

付き合って一年……軽い始まりだったけど、今では愛すべき彼女。意を決した僕のプロポーズは彼女の別れ話に遮られる。

　明るくて友達多くて人気者な河瀬海來が、何故か陰キャでぼっちな俺に構ってくる。まじで、気の利いた会話ができるんだからさ……周りの目を気にしろよ！ 　お前が話しかけてくるたび、…

ある海沿いの町の図書館。 その中には、くらげの泳ぐ水槽があった。

「未海が好きなの。ずっと前から」 　ずっと憎んできた『学園の美少女』である幼馴染のひかりに、突如そう告げられた未海は、その好意を利用して彼女を陥しめることにしたのだが……。 　闇…

　瞼の裏から伝わる光に気がついた男は、眼前に広がる美しい光景に困惑してしまう。 　穏やかな海と輝く砂浜に吹く清風、心安らぐ花畑と鼻をくすぐる香り、絶世の美女達の極楽奉仕、そのど…

「海を見たい」とミノリが言った。その海は、かつて栄え、今は廃市となった街の、小さな港湾のよどんだ海だ。そんな海が見たいのかと、イチカは不思議に思いながらも、幼なじみのミノリを案内…

タイトルの儘。終活しつつ、なんのまとまりもない短編を乗せていきます。断捨離を兼ね。 （相当前のだったり時期もばらばら。手を加えたいのは山々ですが、漢字の間違いと明らかな文法ミス以…

生まれた事を誰からも祝福されなかった少年は「死」について考える事が多かった。 　何の為に生まれてきて何を成して死んでいくのか。誰からも愛されず誰を愛す事も出来なくなった少年。 　…

　うらぶれた老医師が病の床から起き、一日がかりで海までの散歩へと出かける。帰った時には旧友が猫と一緒に待っていた。 　そして、振り返った時には総てが終わっていた。

ある休日の昼過ぎ。 多くの人が行き交うショッピングモールで女と男、所謂、元恋人同士が再会した。 平均よりは背の高い二人が揃うとよく目立ってしまい、周囲にいた人達は自然と、極当た…

「静寂の音色」は、突然の事故で聴覚を失い、音楽への情熱を諦めかけていた高校生・梓が、盲目のピアニスト・海斗との出会いを通じて新たな音楽の世界を見つける物語。 「音は耳だけのもの…

なぁ、どうやったらこの世界からはぐれないかな。

これはフィクションのようなノンフィクションのようなフィクションです。 失恋した男子が、友達と相談することで立ち直る、と言う一幕を書いた作品。 とりあえず読んで欲しい。

『俺』はある日、海難事故にあって死んでしまった…はずだった。

海の底に暮らす小さな竜は、ちょっと気弱な女の子。 秘薬の力で人間に化けて、友だちと一緒にこっそりと人里を訪れることに……

【エブリスタ「超・妄想コンテスト第219回『エイプリルフール』」超短編賞】 　事件の舞台は、被害者が所有する無人島。ちょうど春の嵐で、海は行き来できない日だったから、招待客の3人…

神様に愛されたゆえ、港町を浮浪する忌み子の少女・ぼたん。『神様に魅入られたから恋愛ができない』と語る彼女は現世に執着がなく、しかし、最期に一度だけでいいから恋愛がしたいと願ってい…