「ドラマ 友情」を含む小説

高校2年生の主人公・北嶋夏向は陰キャでぼっちという悲惨な高校生活を送っている。 毎日昼休みに駆け込む人気のない中庭を「聖地」と呼び、隠れるように生きている毎日。 し…

　部活に学園祭、友情に恋。 　写真部の笠原光希は写真を撮る意味を考えていた。 　人はどうして写真を撮るのだろうか。自分は何のためにカメラを構えるのだろうか。 　高校生たちの何…

平安王朝時代が舞台ですが、政争、剣戟、拗らせエリートの愛憎、身分差の恋が絡みます！ 2024大河ドラマ「光る君へ」が好きな方にはお楽しみいただけるかと……。 ＊＊＊＊＊＊ （あ…

　空が崩れ始めた、そんな世界が終わる3分前。あなたなら、どう過ごす？ 　『世界が終わる3分前』シリーズの第二作品目です。

「空が曇っていたからです」 　医師から過量服薬の理由について訊かれたとき、かつて《八方美人姫》と呼ばれていたミステリアスな女性――宮原こずえは、その理由を答えられなかった。 「…

宇崎ももはごく普通の幸せな家庭に生まれた『うさぎ』が大好きな少女だった。 優しい両親と大好きなうさぎたちと共に平凡な日々を過ごしていたある日、事件が起こる。 その事件をきっか…

花蓮ちゃんはいつもカルボナーラを食べる。 飽きるだろうと若鳥のステーキを一口分けた。 でも、弟に話したら「おせっかい」と責められて？

かつて公開していた短編掌編たちのまとめ再投稿です。 以前のものと内容に変更はありません。

令和四年夏。マンガ家の橘梨里子はドラマ化された自作『厩橋お祭り食堂』主人公のモデルである祖父、戸祭征一の取材のため親友の横澤康史郞を訪ねる。康史郞は梨里子に、かつて征一に贈られた…

何もない街にやってきた少女ミス・ルチアーナ。 世間知らずな彼女はその純粋さから人々に好かれていく。 彼女の面倒を見ているアンナはルチアーナの眩しさにやりにくさを感じながらも友情を…

気付かないフリをし続けていたら、どれほど楽だったろう。泣きじゃくっている美玖はばかだけど、私は底意地の汚い人間だ。二人を秤にかけたら、きっと私のほうが下に傾く。美玖を見上げること…

　春から練習に身が入らなくなったペアの真琴。彼女に私は一つの提案をする。

普通の女子高生だったはずなのに独りぼっちで屋上でお弁当を食べる咲。 そこに現れた亮から毎日弁当を作ってこいと言われ… 毎日一緒にお昼を過ごしていたある日、虹を見て語り始める亮。 …

はるか先の未来、全ての人間が数値化され完全な格差社会が生まれた。知能がSだけど運動はDというように全てが数値化された世界に隠し事は通用しない。弱いものは弱いものである。だからこそ…

26歳の東城里子はモテない。訳ではない！　剣の道に生きているから出会いがないだけだ。多分。きっと！ 里子はある日、近所の湖で凶暴な大型犬から絶世の美女を救う。里美は美女に“無視出…

世間はハロウィン一色の10月31日。この日私は友人達とコスプレイベントの会場に遊びに来ていた。そこですごくリアルなゾンビのコスプレをしている人を見かけて「クオリティーが凄いな～」…

平和な町で暮らすケースワーカーの青年は、その日もいつもと変わらない日常を送っていた。いつも通りの朝、いつも通りの仕事、いつも通り――のはずだった。その夜、開いているはずのないパン…

　中学二年生のえみは夏休み前の終業式を終えると、翌日友達四人と遊ぶ約束をして別れる。 「また明日！」 日常なんて変わらずにやってきて、同じ顔ぶれで会って学校に行って勉強して、…

荒んだ家庭で育つ尋（ヒロ）と、女の価値で生きる彩花（アヤカ）は、お互いが居ればそれで良かった。 違う景色を見て生きる二人は、約束を果たすために雨の街へと歩きだす。 交互に移り変…

汐里は32歳。4年付き合った彼と、別れたばかり。その上不治の病に侵されていた。高校の頃からの思い出を心の中でなぞっていく。 自分で壊してしまった宝物のような居場所へ、今帰りたいと…