ファミ通文庫 5月の新刊『不殺の不死王の済世記』のご紹介

こんにちは。「キミラノ」パートナーの綴野つむぎです。
「ファミ通文庫」5月の注目作品をご紹介していきます。

オススメ作品はこちら。
ディアナさんとレオンさんの感想コメントもぜひチェックしてください!

不殺の不死王の済世記

不殺の不死王の済世記

 

【あらすじ】

伝染病で死にかけていた少女ミラを救ったのは、禍々しい骸骨・不死王テリオスだった。最初は恐れていた子供たちも、誠実な姿勢に打ち解けていく。しかしスケルトンが出没していると、国から討伐隊が派遣され――。

 

ディアナのコメント

「誰も殺さないで世界を統べ、平和にする」理想極致にあるお話ッスけど、それをこんなにも大真面目に、しかも現実的に考えてる主人公って、なかなかいないと思うッスね!

不死であるテリオスが人の上に立って先導し、魔術で生まれるゴーレムを普及させ、人が働かずとも飢えとは無縁の世界を作る。それを誰も殺さず、百年、千年かけても成し遂げようっていうんスから、彼が提唱する平和な世界は、読んでるこっちまで感嘆してしまうほど理想的に感じられるッス。

でも、テリオスが真摯に考えたそんな世界も、あくまで彼の理想に過ぎない、っていうのがなんとも切ないんス。排除されるべき王侯貴族、「殺さず」の信念にとらわれる人間、そして、死すべき悪人……ここまで理想的な条件を整えてなお、その陰で生まれる切実な人間模様や想いには、胸にぐいぐい来るものを感じちゃうッスよ。

そして、テリオスも自身の望みが自分の身勝手だと理解してるんスよね。だからこそ、彼は他人の尊厳を踏みにじるのはためらわないし、時には死よりも酷な裁きも下しちゃうッス。平和を追い求める不死の王の、人を殺さずに殺す方法……彼のそんな術にも、ぜひ注目してほしいッス!

 

レオンのコメント

誰よりも心優しい不死の魔物テリオスと、彼の手で伝染病から救われたヒロインのミラ。テリオスは肉も体温もない骸骨だけど、彼らの血の通った温かなやりとりにほっこりさせられるよ。

テリオスがミラたちを助けたのは、あくまで協力者を得るためっていう打算の中でのことなんだ。でも、子供たちだけが生き残った村で、ミラたちを優しく守ってあげるテリオスは、彼女たちを穏やかに導く教師みたい。そんな彼だからこそミラが懐く気持ちわかるし、ボクだって「先生、先生」ってあんなに慕われたら守ってあげたくなっちゃうな。

けれど、彼らの関係は雲行きが怪しくなっていくんだ。誰も殺さずに平和な世界を作るっていうテリオスの信念は、ある一点において、ミラには決して受け入れられないものになってしまうんだ。キミも、アンデッドと救われた少女の行く末を見届けよう!

 

 

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