
「お題で詠もう!カクヨム短歌賞」、全4回の本企画、今回が最終回です!
短歌に興味はあるけどきっかけがない……!という方は、ぜひ本企画を足掛かりに取り組んでみてください。
「お題で詠もう!カクヨム短歌賞」とは?
① 毎週木曜日にお題を発表
② 次の木曜日までに、お題に即した短歌を「カクヨム短歌賞 1首部門」に応募
※エピソード本文内に【お題で詠もう!カクヨム短歌賞】の文字を入れてください。
③ トリが気になった短歌をコメントつきでご紹介
※対象は「第2回カクヨム短歌賞【ナツガタリ'26】」の「1首部門」です。「10首連作部門」は対象外なのでご注意ください。
※トリのコメントは、選考とは関係ありません。
今回のお題
「目」
締切:9/3(木)18:00
視覚をつかさどる感覚器官、目。
目くばせ、目当て、変わり目、一目置く……など様々な慣用句や派生語により、数多ある日本語のなかでもトップクラスの多義性を内包する単語です。
まずはどの「目」を題材にするかが、作者の腕の問われるところかもしれません。
今回は、そんな「目」をテーマにした短歌を募集します。
※第3回、第4回の作品紹介は、後日まとめて行います。
▼「カクヨム短歌賞」への応募方法・応募要項はこちら kakuyomu.jp
お題②「窓」の作品紹介
前々回のお題「窓」から、トリが気になった作品を3首ご紹介します!
窓覆うレースカーテン
作者:音雪香林(作品ページ)
地下室にいることを忘れてしまう ポスターの窓どこまでも海
作者:城戸うたげ(作品ページ)
ビルに映る雲をぼんやり見ていたら空飛ぶクジラを見つけたんだが
作者:いとうみこと(作品ページ)
2首目、実物の「窓」をあえて出さないのがテクニカルです。窓のない地下室で、ポスターに印刷された「窓」だからこそ逆に、無限の広がりを持つ様子を描写しています。
3首目、窓を内側からではなく外側から見た歌。窓が、大きな鏡のようになっているビルでしょう。〈空飛ぶクジラ〉はおそらくそう見える形の雲のことですが、〈空飛ぶクジラのような雲〉ではなく〈空飛ぶクジラ〉と言い切ることでユーモラスな印象を与えています。
▼このお題の回の「お題で詠もう!カクヨム短歌賞」はこちら
短歌コラム④ ~短歌を読み、評をする~
「カクヨム」は、書くも読むも小説が主流のサイトです。
「短歌ってどんなものなんだろう?」と思っている人も多いはず。
このコーナーではお題企画に合わせて、実に1000年以上の歴史を持つ「短歌」「和歌」というこの詩型について、かんたんに解説をしていきます。
ぜひ参考にして、短歌という不思議でおもしろいジャンルに目を向けてみてください!
短歌はどう読めばいいのか
「短歌のおもしろがりかたがわからない」というのは、よく聞かれる悩みです。
ストーリーやキャラクターを追いかける小説と異なり、たった31音で一場面を切り取って終わる短歌。
どこをどう味わえばいいのか、最初は戸惑ってしまうかもしれません。
ここでもっとも大事なのは、正解の解釈を探さずに自分がどう感じたかを掘り下げることです。
もちろん、短歌の偉い先生や専門家の読み方が参考になることもあります。
ですがそれ以上に、「自分自身がその1首から何を受け取ったか」を深掘りすることのほうが、自分にとって遥かに大切です。
では、その受け取った感覚は、どのように掘り下げていけばよいのでしょうか。
短歌の評をやってみる
一番の近道は、初読時に心が動いたポイントを言語化してみることです。
このように短歌を読んだ感想や解釈を言葉にすることを、短歌の世界では「評(ひょう)」と言います。
「評」と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、読みやすくてきれいな文章を書く必要はまったくありません。
自分がその歌のどのフレーズに惹かれたのか、読むことで自分の心の中にどんな情景が広がり、どんな感情が芽生えたのか。
自分の心に起こった変化をじっくりと見つめて、できるだけ嘘をつかないように自分なりに言葉にしてみることこそが、「評」なのです。
実際に言葉にしてみると、「自分はこんなことを思っていたのか」と自分自身で驚くこともあります。
この発見こそが評の、ひいては短歌のおもしろいところと言えるかもしれません。
カクヨムでも、人の作品を読んで感動したらぜひ応援コメントとして評を寄せてみてください。
きっとその評を読んだ他の人にとっても、「自分も同じことを思った」とか「その見方はなかった!」とか、歌の読みを深めるきっかけになるはずです。
「読む」こともまた、ひとつの創作活動なんだね!
「第2回カクヨム短歌賞」は9/8(火)まで応募受付中。
お題でのご応募も、お題以外でのご応募も、心よりお待ちしております!!


