作品をシェアした際にキャッチコピーや紹介文を画像で表示するようにしました

カクヨムでは、作品をTwitterなどでシェアした際の仕様を見直し、表示される画像にキャッチコピーや紹介文を載せるようにしました。
これまではどの作品も共通の画像が表示されていましたが、今回の変更によりそれぞれの作品の魅力を、SNSなどで繋がる方々へさらに届けやすくなりました。

・作品をシェアした際に表示される画像のイメージ

作品シェア時に表示される画像

キャッチコピーの長さによって紹介文の掲載文字数は変わります。また、キャッチコピーが無い作品では代わりにタイトルが表示される仕様です。キャッチコピー・紹介文がともに無い場合はタイトルのみ掲載されます。

・キャッチコピーが無くタイトルが表示される場合

作品シェア時に表示される画像(キャッチコピー無し版)

※既存の作品は新しい画像に切り替わるまで時間を要することもあります。

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第3回カクヨムWeb小説コンテストも開催間近!

賞金総額600万円! 12編集部が参加するKADOKAWA主催の大型コンテスト『第3回カクヨムWeb小説コンテスト』も間もなく応募受付開始です。作品の魅力をより届けやすくなったシェア機能を活かして、応募作品や応援したい作品を広くアピールしてみませんか?
ぜひご活用ください。

第3回カクヨムWeb小説コンテストの詳細はこちら! kakuyomu.jp


カクヨムでは今後も様々な機能開発・改善に努めてまいります。感想やご意見・ご要望もお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

小説の執筆やおすすめレビューの投稿に関する機能改善を行いました

カクヨムでは、小説の執筆やおすすめレビューの投稿をより快適にするため、2点の改善を行いました。

小説の「キャッチコピー」・おすすめレビュー「ひとこと紹介」の入力欄に、残り文字数を表示するようにしました

小説の「キャッチコピー」入力、ならびに、おすすめレビューの「ひとこと紹介」入力時に、残りの文字数をリアルタイムに表示する改善を行いました。入力可能な文字数を確認しながら文章を作成できます。

キャッチコピー

キャッチコピー入力枠

ひとこと紹介

おすすめレビューのひとこと紹介入力枠

スマートフォン版のエピソード編集画面に、メニュー表示ボタンを追加しました

スマートフォンでのエピソード編集時の画面に、メニューを開くためのボタンを設置する改善も合わせて行っています。
カクヨムでは、スマートフォンのブラウザでの小説執筆にあたり、できるだけ多くの文章を確認できるようエピソード編集画面のヘッダメニューを非表示にしています。しかしながらご利用の環境によっては、メニューの再表示に手間がかかるといった課題もありました。
今回の改善で、カクヨム記法の挿入やエピソードの保存などの操作をこれまでよりもスムーズに行えるようになっています。エピソード編集時にメニューを表示させるには、画面右上の矢印ボタンを押してください。
※カクヨムアプリでは執筆できません。

メニュー表示ボタン

エピソード編集画面のメニュー表示ボタン

メニュー表示ボタンを押して開いた状態

エピソード編集画面でメニューを開いた状態


カクヨムでは、今後も様々な機能の改善・開発に努めてまいります。感想やご意見・ご要望もお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。

おしえて改善点! カクヨムWeb小説コンテスト応募作品反省会【第四回】



第3回カクヨムWeb小説コンテスト開催直前!

……ということで、過去のカクヨムWeb小説コンテスト応募作を対象に、カクヨム運営による作品講評を行うオンライン勉強会「おしえて改善点! カクヨムWeb小説コンテスト応募作品反省会」をスタートします。
講評対象に選ばれた作品は、キャラクターやストーリーなど、作品を構成する5つの要素を5段階で評価して作品分析を行うとともに、長所や改善すべき点をコメントにまとめて指摘します。
この講評を参考に、作品の良い点や改善点についてを自分の作品にあてはまるポイントがないかを考えながら振り返ることで、今後執筆する際の指針として活かしてください。

反省会はカクヨムweb小説コンテスト開催までの四日間、全四回にわけて行われます。
最終回となる第四回では、こちらの5作品を講評いたします。

『もう一度会いたくて』 作者 紫藤 咲
『孕み人魚と惡の華』 作者 陸一潤
『誰が吸血鬼を殺したか?――または探偵ルードヴィッヒの推理』 作者 冬野ゆな
『竜の足元で魂は物語を紡ぐ【怪】』 作者 風嵐むげん
『竜斬の理』 作者 齊藤 紅人


【エントリーNO16】
過去も、今も、未来も、愛するあなたのためだけに――!!
『もう一度会いたくて』 作者 紫藤 咲
あらすじ:
「すべてを終わらせに行こう」
突然切り出された言葉に私は息を飲んだ。彼の眼差しに、強く差し出されたその手に、私は抗うことは出来なかった。
あなたに言えない秘密が私にはある。
十年前に忽然と姿を消した婚約者の存在。
もう一度会いたい……!!
密やかな想いを胸に秘めたままでいる私に突き付けられる現実は、想像以上に過酷なものだった――
ほどかれていく秘密の先にあったのは、あなたの大きな愛だった。
過去も、今も、未来も、愛するあなただけのために命を懸ける……これは純粋な愛の物語。

◆点数評価:
・作品のオリジナリティ:
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
センシティブな物語だと思わせておいて、実は正統派ミステリであり、さらにはSFであるという構成に驚きました。
繊細な言葉づかいと、それをいい意味で裏切る物語運び――この組み合わせの妙は、著者の味として売りにできるものと思います。
主人公の心情がていねいに描き出されているのもいいですね。彼女の心の動きがはっきり見えていることで、自然と感情移入ができました。

◆改善すると良くなりそうな点:
特に前半部、ドラマ性及び真実解明へ繋がる伏線が大きく不足しています。
隠しておきたい著者の気持ちは理解できるのですが、この構成だと、賞では「冗長」と評価される危険性が大きいです。
それはもったいない話ですので、ドラマチックな伏線エピソードを惜しまず散りばめ、物語を彩ってください。
また、段落分けの荒さが目につきますので、ひとつの動作から別の動作に移るときは段落替えするほうがいいですね。


【エントリーNO17】
目玉は真っ先に溶けた。いつのことだったかは、もう忘れてしまったけれど
『孕み人魚と惡の華』 作者 陸一潤
あらすじ:
誰かが嘘をついている。
ひとり。三途の川を漂う船頭がおり。
ひとり。かつて、人間に恋をした天女がおり。
ふたり。かつての自分の姿を亡くした亡者がおり。
ふたり。山を降りた悪党と、さらわれた人魚がおり。
四人。
ーーーかつて山で生きた悪党と、人魚と、ふたりの子供がおり。
人間やめて三十路の秋。
黄泉路をいく人魚がふたり。
最後の記憶を思い出した屍もふたり。
夢かうつつか。この走馬燈は誰の記憶か。
この空舟が流れ着くのは、逆巻きの輪廻、二又に別たれた悪の路……。

◆点数評価:
・オリジナリティ:
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
まさに幽玄という言葉が相応しい作品です。
人魚、雪女といった日本人が聞き慣れた怪異に独自の解釈を加えて新しい妖怪像を築き上げた奥深い世界観に飲み込まれそうになります。
物語が展開して事の真相が明らかになっていくとともに、また次々と謎が持ち上がり、荒波のように繰り返して押し寄せてくるストーリー構成に翻弄されました。
文章もただおどろおどろしいだけでなく、どこか儚げで美しさがありました。まるで白昼夢を見たかのような異界感が見事。

◆改善すると良くなりそうな点:
ライトノベルとして評価する場合、作品にキャッチーさが足りないように思います。
最初からテーマに理解や興味のある読者ばかりではありません。さまざまな読者の興味を惹けそうな物語のフックを考えてみてください。
物語の着地点が読みづらいタイプの作品ですので、話を圧縮して適度なところで話を区切って結論をまとめるようにしましょう。
作者の思うこと、語りたいことが先走っている感があります。すべてを無理に詰め込まず、小分けにすることで読者も受け入れやすくなります。


【エントリーNO18】
旧聖堂で見つかった死体は吸血鬼なのか? ファンタジー×ミステリー
『誰が吸血鬼を殺したか?――または探偵ルードヴィッヒの推理』 作者 冬野ゆな
あらすじ:
歯車と水晶が都市を廻す、蒸気機関全盛期のヨーロッパ。
どれほど光が闇を照らそうと、色濃く残る影に魔物は潜む――小さな町ノースウェアの旧聖堂で発見された死体は、凶器である銀の剣を中心に焼けただれ、聖水が散乱していた。
町の中心人物だったアドルフ・ヴェンデルスは吸血鬼なのか?
死体を巡って警察の捜査は中断、吸血鬼ハンターが調査を開始。そんな中、息子であるテオバルトは父親が人間であることと、殺人事件であると主張。魔術絡みの事件を専門に扱うグリム探偵協会へ調査を依頼する。
はたして探偵ルードヴィッヒは奇妙な死体の謎を解けるのか?

◆点数評価:
・作品のオリジナリティ:
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
探偵ものという王道の物語を、著者の持ち味を生かして調理できている点に感心させられました。
ひとつの謎を解き、次の謎へ至るための情報を積み上げていく……この過程をしっかりと描けているのはすばらしいですね。
推理系は解答よりもそこに至るまでの式が見せ所ですので、このように過程の確かな作品は安心して読み進めることができます。
賞でもプラス評価を得られますので、常にお心がけいただければと思います。

◆改善すると良くなりそうな点:
事件の軸、ここでは特に「起こり」の部分へファンタジー要素もスチームパンク要素もからめられていないのが第一の問題。
物語において、世界観の提示は冒頭部で行うべきものです。ここでそれができていないことが、一種の後出し感に繋がっているのは実にもったいない。
もちろんミスリードでかまいませんから、設定は真っ先に、物語の主軸になる事件とからめる形で書き込みましょう。続く展開にも説得力が増します。
第二の問題は、キャラクターの魅力が乏しいことです。キャラの心情や魅力を提示できるエピソードを、著者からすればやりすぎなほどの量挟んでください。


【エントリーNO19】
有名進学校で起きた連続怪死事件。犯人は黄金色に輝く巨大な竜だった――
『竜の足元で魂は物語を紡ぐ【怪】』 作者 風嵐むげん
あらすじ:
――魂とは計測可能な物質である。肉眼では捉えられず、触れることは出来ないが、確かに実体を伴って存在する。よって、魂から生まれた願いや想像もまた物質であり、それらが一点に集結すれば、想像は認識可能な現実となる――
夢宮市立花筏学園。国内では有名な進学校に突如、連続怪死事件が起こった。
およそ人の手で行われたとは思えない手口に、不気味な影が重なり、狂気は徐々に日常を侵していく。
小説家を志す女、勇希サネ。
彼女は事件の被害者となった恋人を生き還らせる為に、事件を終わらせる為に、運命を紡ぎ直す力を持つ黄金の『竜』を蘇らせることを決めたのだが……。

◆点数評価:
・オリジナリティ:
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
学生が集まる離島の学園で巻き起こる怪奇事件というシチュエーションが作品にハマっていて、小さな箱庭のような雰囲気作りがうまい。
年頃の少年少女らしさ、学校生活の空気をよく表現できていたと思います。
誰もが絵空事と思っていた雷竜様の存在が、日毎に現実味を帯びて生徒たちに畏怖を与えていくスリル展開が心胆を寒からしめます。
些細な日常の描写も丁寧に描かれていてスムーズにイメージがわきました。

◆改善すると良くなりそうな点:
後半にかけてストーリーの重厚感が増していくのはよいですが、読者にストレスを与えがちなので、どこか途中で読者を和ませる緩みを作りましょう。そうすることで緊張感もより引き立ちます。
脇役のキャラが濃いのは面白いのですが、肝心の主人公であるサネが力負けしています。
もっと困難な逆境に立ち向かっていけるような強い個性を与えてもいいでしょう。
雷竜様が顕現するプロセスがやや荒唐無稽に感じます。読者を納得できるように辻褄を合わせてください。


【エントリーNO20】
巨大な竜を手術せよ!
『竜斬の理』 作者 齊藤 紅人
あらすじ:
王国と契約を交わす古代種の竜の腹部に大きな腫瘍が見つかった。破裂すれば命が危ない。
宮廷魔術士ヅッソは前例のない巨大な竜の手術を決断する。
通常の刃物では傷つけることさえできない竜の皮膚を切開し、未知なる腫瘍を取り除き、適切に縫合するためには何が必要か?
新興国の妨害を回避し必要な道具を集め、再現不可魔法”竜斬”を求め、仲間とともに東奔西走する。
剣と魔法の中世ファンタジー長編。

◆点数評価:
・作品のオリジナリティ:
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
ネタがとてもいいですね!
竜の手術という「答」に至るための「式」をあの角度から打ち出してくるとは、本当にお見事です。
あらすじを見た瞬間、読みたいと思わせられるだけのオリジナリティと期待感がありました。
緻密ながら小難しさを感じない設定も好印象。
謎理論はその場ではそれっぽく見えますが、結局は穴を埋めきれずに破綻するものですので、今後もぜひ意識して作品に盛り込んでいただきたく思います。

◆改善すると良くなりそうな点:
文章の結びが「る」の連続だったり、「た」の連続だったり、単調な点が気になります。
リズムは出るのですが、がっつり読ませる系の物語に文章表現の多様化は必須。ぜひご注意を。
また、物語においてドラマではなく、淡々と記されたキャラの一挙一動を見せてしまっていることも問題です。
情報を取捨選択してひとつの動作に描写を絞り、そこに込められたキャラの心情を書き込んでみてください。見せるよりも魅せる演出を。


今回作品が取り上げられた方も、そうでない方も、講評を通じて作品改善の手がかりを掴んでいただけたでしょうか。いま執筆中の作品に反映し、これから始まる第3回カクヨムWeb小説コンテストへの参加をお待ちしています。

第3回カクヨムWeb小説コンテストは12月1日から開催します。

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▼おしえて改善点! カクヨムWeb小説コンテスト応募作品反省会 kakuyomu.jp kakuyomu.jp kakuyomu.jp

おしえて改善点! カクヨムWeb小説コンテスト応募作品反省会【第三回】



第3回カクヨムWeb小説コンテスト開催直前!

……ということで、過去のカクヨムWeb小説コンテスト応募作を対象に、カクヨム運営による作品講評を行うオンライン勉強会「おしえて改善点! カクヨムWeb小説コンテスト応募作品反省会」をスタートします。
講評対象に選ばれた作品は、キャラクターやストーリーなど、作品を構成する5つの要素を5段階で評価して作品分析を行うとともに、長所や改善すべき点をコメントにまとめて指摘します。
この講評を参考に、作品の良い点や改善点についてを自分の作品にあてはまるポイントがないかを考えながら振り返ることで、今後執筆する際の指針として活かしてください。

反省会はカクヨムweb小説コンテスト開催までの四日間、全四回にわけて行われます。
後半戦となる第三回、今回の講評はこちらの5作品です。

『フラットリリーはきらめかない -オタクな二人と同人誌-』 作者 坂神慶蔵
『Re :Life -異世界転生したら嫁ができました-』 作者 兎神 入鹿
『東京歌姫 (トウキョウ ディーバ)』 作者 RAY
『さよならアリア』 作者 原田はとる
『極大魔法戦争マジックシューターズVR』 作者 告井凪


【エントリーNO11】
アイドルアニメにハマったら、オタクな女の子と同人誌作ることになった。
『フラットリリーはきらめかない -オタクな二人と同人誌-』 作者 坂神慶蔵
あらすじ:
笠霧南高等学校一年生の冴城侑也(さえき・ゆうや)は、大人気アイドルアニメ『ラブトゥインクル』のファンだ。番組放映終了後も、同人誌を買い続けるなどして、充実のオタク生活を送っていた。
ところがある日、冴城は下校時にクラスメイトである織枝静葉(おりえ・しずは)から呼び止められ、思いも寄らぬ提案を持ち掛けられる。
「冴城くん。私と一緒に、同人誌を作りましょう」
知らぬ間に冴城は、地元の同人ショップに出入りしているところを目撃され、織枝にオタク趣味を把握されていたのだ。
そして織枝は、冴城を見込んで、同人誌制作を手伝って欲しいという。
実は、彼女もまた熱心な『ラブトゥインクル』のファンで――
つまり、二人は互いに「同好の士」だったのである。
何でも織枝は、夏休みに地元で開催される小規模な同人誌即売会で、自分たちが作成した新刊を頒布したいらしい。
やがて冴城は、織枝の勧誘に引き込まれ、同人誌制作に協力を決意する。
とはいえ、まるで過去に創作経験がないせいで、初めての同人活動は何かと戸惑うことばかり……
果たして、二人は数多の困難を乗り越え、アイドルアニメに対する愛と情熱を、原稿用紙の上に結晶化させることができるのか!?

◆点数評価:
・オリジナリティ:
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
オタクな男子高校生が可愛い女の子と「美少女アイドルアニメ」の同人誌を作成するという近年の流行を捉えたテーマがよかった。
地味系女子が私服では清純派美少女に大変身するギャップが萌えます。
同人誌作りを通して、自分の好きなものに妥協しない意識の高いオタク二人の熱意が伝わってきました。
初挑戦が力不足に終わってしまった寂寥感と、ほんの少しの達成感、悲喜交交な結末が心を揺さぶりました。
文章も読みやすく、同人誌制作の過程もわかりやすく説明できていたと思います。

◆改善すると良くなりそうな点:
主要登場人物が少ないので、世界観が狭く感じます。また同人誌完成までが順調すぎて物足りなく感じます。
例えば、推しカプの異なるライバル同人作家や、創作活動に無理解な親など、二人にとっての壁や敵を設定することで展開も盛り上がりますし、読者の応援や共感を味方につけられます。
二人の意見を対立させてから、和解させ、より絆を深める「雨降って地固まる」演出を盛り込んでもいいでしょう。
物語にさらに起伏を作って恋愛イベントを積極的に起こすようにしてみてください。


【エントリーNO12】
10,000pv やっと突破!応援ありがとうございます!
『Re :Life -異世界転生したら嫁ができました-』 作者 兎神 入鹿
あらすじ:
駄女神の手違いで死んだ須藤 檸檬(ライム)は異世界で人も魔族も亜人種もみんな笑って暮らせる町を作るために奔走するハートフルファンタジーライフです!

◆点数評価:
・オリジナリティ:
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
ゴブリンやオーガ、スケルトンなど、一般的には嫌われがちなモンスターをあえてヒロインにおく着眼点がよかったと思います。
魔物だからと差別せず、人間と魔物の共存を目指す主人公の博愛精神に好感が持てました。
牧歌的なスローライフ風景がほのぼのとして、次々と新ヒロインが登場して賑やかになっていく村のハーレムぶりが微笑ましかったです。
文章テンポがよく、キャラクター同士の掛け合いも活き活きとして、ストレスなく読みやすかった。

◆改善すると良くなりそうな点:
モンスター娘は最近のトレンドではありますが、その種族にしかない魅力や萌え要素をもっとアピールするとよいでしょう。
現代知識を取り上げる場合は資料による裏付けを得るようにし、また土台となる異世界の時代観をさらに練るとよりリアリティが増すと思います。
プロット通りに進行させるためか、キャラの言動がやや性急で唐突に思える部分があります。焦らずに自然体になるように心掛けましょう。
顔文字や特殊文字の制限はありませんが、乱用するとクドくなりますので、ここぞというギャグシーンで効果的に用いましょう。


【エントリーNO13】
東京の火消しと江戸の歌姫が出会うとき――物語は始まる
『東京歌姫 (トウキョウ ディーバ)』 作者 RAY
あらすじ:
人は時として出会うはずのない誰かと出会う。
その中には時空を超えた出会い――「奇跡」と呼ばれるものもある。
そんな出会いを「偶然」と言う人もいる。
しかし、それは偶然のような「必然」――出会った意味は必ずある。
「渡 清志郎」と「シオン」の出会いもそうだった。
江戸時代から続く火消しの家系・渡の末裔で消防業務に従事する清志郎は、江戸時代に端を発する「ある出来事」に遭遇する。
日常が非日常に変わった瞬間、数百年の時を隔てて開かれる、運命の扉。そして、そんな運命を変えようとする、江戸の歌姫シオン。
江戸と東京を舞台に繰り広げられる、火と水の戦い。
過酷な運命に翻弄されながら戦いに身を投じる、清志郎とシオン。
これは、いつも真っ直ぐな気持ちと熱い心を忘れない二人の時空を超えた物語。ぜひご覧ください。

◆点数評価:
・作品のオリジナリティ:
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
時代を超えてひとつの事件が結び合うという設定に目を惹かれました。
発想はなにものにも勝る武器ですから、今後もどんどんネタを打ち出していただきたいと思います。
物語の軸を成す謎、そのキーマンとなるキャラの正体を追いかけていく構成もいいですね。
このように読者の目を物語の先へと引っぱることのできるしかけは、審査でも「構成がうまい」ということでプラス評価がつきやすいものです。

◆改善すると良くなりそうな点:
ダッシュ(――)や三点リーダ(……)の多用が目につきます。
著者にとっては余韻や間を表現する手段なわけですが、これらに頼り過ぎる文章はそれだけ非テクニカルで稚拙なものだと判断されます。これらに頼らず、明確に情報を伝える文章を心がけてください。
説明が長く、くどいことも気になりました。特にセリフで延々と語られてしまうと、読者は物語への興味を失い、冷めてしまいます。
説明は最低限に絞り、セリフと地の文で自然に伝わるよう配置しましょう。


【エントリーNO14】
さよなら、にせもの
『さよならアリア』 作者 原田はとる
あらすじ:
高校二年生の冬。学校に行かなくなって三日目、東雲まりあは突然自分の中に入り込んできた「ありあ」と名乗る人物に乗り移られてしまう。
ありあは既に死んだ人間であり、所々記憶をなくしながらも、まりあの通う高校に未練があると告げてくる。
それが何なのか確かめたいというありあの言葉と、度々自分の体を好き勝手に使うその態度にまりあは困惑を隠せず、その存在を迷惑に思う。
ありあを受け入れられないまま、まりあは友人であり、彼女にとって「重い存在」となっていて避けたい相手である少女・森久保来美と再び関わるようになり、その心に苦い思いを再び溜めていく羽目になる。
そして、それは最悪な形で爆発し、彼女の口から飛び出してしまうのだった。
他人や家族に都合のいい自分を見せて、本音を隠してきたまりあと、孤独故に人との繋がりを求め、一つの愛を追い求めようとしたありあの「本当」を探す物語。

◆点数評価:
・作品のオリジナリティ:
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
情感のある冒頭部が実にいい「つかみ」になっていました。
冒頭部は作品の顔――第一印象を決める重要ポイントです。ここで読者の目をつかめるのは強いですから、少々あざといくらいにやってやろうと意識していただければ。
視点をブレさせず、主人公に固定できているのもいいですね。
小さなエピソードのひとつひとつにまで主人公の感情が行き渡っていて、それが読者の共感を呼ぶ効果を演出できていました。

◆改善すると良くなりそうな点:
性別の異なる相手が自分の中に入ってしまった!その異常事態に対する主人公の感情の動きが薄いため、ご都合的に見えてしまっています。
この「著者の都合」は、本来作品が受けられるはずだった評価をぐっと下げてしまいますので、まずはそのキャラの自然な感情とはどうあるべきなのか(驚くのか、とまどうのか、さくっと受け入れるならなぜそれができるのかの背景設定をどう説明するか)? を第一に考えてみてください。
また、主人公の動作や感想をていねいに書き込もうとしすぎる余り、かなりの冗長感があります。なにを書くべきか、はぶくべきかの取捨選択を。


【エントリーNO15】
ダイブじゃないVRゲームで、主人公がチームメンバー集めて頑張る青春物語
『極大魔法戦争マジックシューターズVR』 作者 告井凪
あらすじ:
「キミが負けたのはね、魔法の使い処が悪いのと、正面から敵に突っ込んじゃうからだと思うなっ! それから――」
ある日、少年がゲーセンで連敗して落ち込んでいると、可愛らしい女の子に声をかけられた!
慰めてくれる――わけではなく、少年の敗因を語り、ゲームについて熱く語り始めたのだった!
そんな羨ましい――もとい、変わった出会いをした、少年と少女。
沖坂晃人と早瀬理流那は、共に魔法使いの頂きを目指すようになる。
もちろん『極大魔法戦争マジックシューターズ』というゲームの中で。
この物語は、そんな彼らとその仲間たちが紡ぐ、青春の物語であり。
……何故か、VR空間が現実のように見え始める、主人公の物語だ。

◆点数評価:
・オリジナリティ
・キャラクター:
・ストーリー:
・世界観:
・文章力:

◆良かった点:
VRゲームという題材が現代の流行を捉えていて、プレイしてみたくなる魅力がありました。
ヒロインが多く、それぞれの可愛らしさが現れていて、シリアスなドラマや熱いバトルの最中でも華やかな雰囲気が楽しくなりました。
ゲーマー特有の精神性や文化がよく表現されていて、プレイ中の暴言や、すれ違いによるチーム分裂など、対戦ゲームのあるあるネタが共感できました。
キャラ同士の掛け合いのテンポがよく、ストレスを感じずに読みやすかったです。

◆改善すると良くなりそうな点:
個性的な女性陣に比べ、主人公のキャラが負けています。ゲームへの熱意やユニークな動機付けを与えるなどして「主人公らしさ」を作りましょう。
よりゲーム性や戦略性を高めましょう。
さらにファンタジーに寄せて、魔法の道具やモンスターを加えたり、個々の役割を魔法剣士や黒魔術師などの職業にしたりするとイメージが掴みやすくキャラも立ちます。
会話が弾んでいるぶん、地の文の薄さが気になりました。情景描写と人物描写に注意してディテールを詰めましょう。
敵味方の状況や位置関係は丁寧に説明しましょう。MOBA系ゲームのようにレーンで明記したり、将棋の棋譜のように座標で表記したり、俯瞰的に伝える工夫をしてみましょう。


今回作品が取り上げられた方も、そうでない方も、講評を通じて作品改善の手がかりを掴んでいただけたでしょうか。いま執筆中の作品に反映し、これから始まる第3回カクヨムWeb小説コンテストへの参加をお待ちしています。
第四回の講評は11月30日に公開します。

▼【12/1~1/31開催】第3回カクヨムWeb小説コンテスト
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【重要】スニーカー文庫《俺のラノベ》コンテスト 応募者の皆様へ

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スニーカー文庫《俺のラノベ》コンテストにご応募いただきありがとうございます。

今回のコンテストの選考基準は編集者の独断と偏見!ということで、編集者3名が、それぞれの趣味で募集テーマを設定しています。
コンテストに応募される際は、必ず応募するテーマ・ジャンルの作品タグを設定してください。

学園青春ミステリー」への応募は「編集W」、「天才の話」への応募は「編集O」、「笑える話」への応募は「編集S」とつけて公開することで応募完了となります。

1作品で複数のテーマ・ジャンルに応募される場合は、タグにそれらのワードを全て記入してください。

応募部門のタグが設定されていない作品は、選考対象外となってしまいます。
(※正しく応募されているか不安な方は、上のリンクよりタグ別作品一覧をご確認ください。検索結果にご自身の作品が表示されていれば正常に応募が完了しています)

本コンテストにご応募頂いている皆様は、ご自身の作品をもう一度見直し、必ずタグがついているかどうかをご確認ください。

コンテストは2018年1月4日まで開催しています。
みなさまのご応募、まだまだお待ちしております!