第四話 歳をとらない魔女

 木製の扉に付属された真鍮のドアノブを回し、オレはほどけかけたエプロンの紐を結び直しながら、アトリエから続く我が愛しの裏庭へと足を向けた。扉のすぐ隣には蔓性のオールド・ローズが壁づたいに淡いピンクの花を咲かせ、辺り一体は季節ごとに顔を覗かせる美しい花々たちと薬草ハーブの香りに満ちている。

 雨風にさらされたテーブルの上に、縫ったばかりの園芸用雑巾を置いた。これは昨日の冒険で泥だらけになってしまった洋服を裁って作ったものだ。オレは花柄を摘みながら、星降る森の冒険について思いを巡らせた。

 森の洞窟には確かに得体の知れない何かが潜んでいた。オレもルリアもあの時は恐怖のあまり、聖エセルバートの悪魔が出たのだと思い込んだ。だが、こうして一晩明けてみると、その正体は実は獰猛な動物だったのではないかと思えるほどにまで落ち着いた。

 洞窟から続く階段の先が聖マリア修道院であったことには驚かされた。それも、地下聖堂に安置されていた聖エセルバートの空の棺に繋がっていたのだ。つまり、昨日オレが開いた天井の扉は棺の蓋だったというわけだ。オレとルリアが家に辿り着いたとき、リーブル先生はまだ修道院から戻っていなかった。

 これらのことについてシスター・クレーネや先生に探りを入れたいのは山々だが、オレたちが星降る森へ行ったことが二人の耳に入ったら、それは大変な叱責を受けるに違いない。だから、オレとルリアは今回の一連の冒険に関しては他言無用という結論に至り、星降る森にも近づかないよう暗黙の内に了解し合った。

 洞窟に潜んでいたものの正体が何であろうと、あんな恐ろしい思いをするのは金輪際二度とごめんだ――。

 そんなことを思いながら、オレはシャベルを使って無意識のまま地面に魔法陣を描いていた。今朝先生の部屋の本棚を掃除しているときに、偶然頭の上に落ちてきた魔法陣の本を立ち読みし、守護精霊を呼び出す呪文と魔法陣の形を暗記したのだ。神の存在に疑問を感じていながらも魔法陣で精霊を召喚しようとするなんて、オレは本当に矛盾している。

 試しに呪文を唱えてみたが、しばらく待ってみても何も現れなかった。

「おかしいな。どこか記号が違うのかなあ」

 懲りずに何度か繰り返していると、ようやく魔法陣が眩く光りだした。胸を躍らせて精霊の出現を期待したが、現れたのはいぼいぼの醜いヒキガエルだった。ヒキガエルは低い声で一声鳴くと、迷うことなくオレをめがけて一直線に飛んできた。

「わあ!」

 無様にひっくり返ったところを見られていたらしく、アトリエからリーブル先生とルリアの笑い声が聞こえてきた。オレは赤面して二人を睨みつける。

「やだなあ、二人とも。いつからそこにいたの? いたんなら声かけてよね」

「いや、あまりにも真剣にやっていたものだからさ」

 そう言いながら、先生はオレの描いた魔法陣に目を走らせた。

「メグは魔法陣なんかに興味があったんだ?」

「そりゃ少しはね。先生が一度も魔法陣について教えてくれたことがなかったから、どんな魔法なのかなと思ったくらいだけど」

 自分から尋ねておきながら、オレの話も上の空で先生は魔法陣の一点を見つめたまま、何か別のことを考えているみたいだった。だが、弟子たちの視線を受けていることに気がつくと、慌てたように顔を上げて口ごもった。

「ああ、ごめん。なんだっけ? 魔法陣の話だったね。確かに教えたことがなかったかもしれないな。……マリア教では、魔法使いにあまり魔法陣を推奨していないんだよ」

「どうして?」

「世界を破滅に導くような、恐ろしいものが喚起されないとは言い切れないからさ」

「恐ろしいもの?」

「たとえば、悪魔とか――」

 先生のその言葉に、オレとルリアは異常な反応を示してしまったように思う。お互い急に俯いて不自然なほどに黙り込んだ。

「どうしたんだい、君たち。急に静かになっちゃって」

 リーブル先生が不思議そうにオレたちの顔を覗き込んできた。

「――まあ、魔法陣を学ぶかどうかは個人の自由だ。ちょうどいい機会だから、今一番簡単なものを君たちに教えてあげるよ。これは知っておいて損はないはずだ」

 そう言うと、先生はオレが使っていたシャベルを魔法で操り、するすると地面に魔法陣を描き出した。丸い円の中に五角形の星が描かれた実に簡単なものだった。ルリアはその場にしゃがみこむと、指先で地面に先生の魔法陣を真似して描いた。

「これは何の魔法陣?」

「悪魔から身を守ると伝えられている結界さ」

 オレとルリアは今度は随分意欲的に身を乗り出してしまったように思う。それで、お互いはっとして慌てて無関心を装った。先生は自らが描いた魔法陣の真ん中に立っていにしえの呪文を唱えた。

「ここに入っていれば、闇の世界に生きるすべての邪悪なものから、その身を守ってくれるはずだよ」

 この魔法陣と呪文さえ覚えていれば、悪魔だってへっちゃらだ。オレたちは地面という地面を結界の魔法陣で埋め尽くした。夢中になっている最中、ふいに頭上に黒い影が落とされたので不思議に思って空を見上げると、三角帽子にお揃いのマントを羽織ったばあちゃんが、箒に跨って笑顔でオレたちを見下ろしていた。

「ばあちゃん!?」

 遠く離れたところに住むばあちゃんがこんなところにいるはずがない。夢かと思って自分の頬を軽くつねってみた。……夢じゃない。

「久しぶりだねえ、メグ。会いたかったよ」

 地上に降りたばあちゃんはオレをきつく抱きしめると、頭をぐりぐり撫で回した。「元気にしてたかい? 随分と背が伸びたね」

 歓喜するオレとは対照的に、リーブル先生は隣で怪訝な顔をしている。

「なんだってまた突然やって来たんだい、ハリエット」

「五年ぶりの再会だってのに、相変わらず愛想のない子だねえ。あたしゃあんたをそんな血も涙も無いような子に育てた覚えはないよ」

 ばあちゃんはそう言うと、ここでようやくルリアを見た。ばあちゃんとルリアが顔を合わせるのはこれが初めてだった。ルリアは先生の後ろに半分隠れるようにしてばあちゃんを覗き見ていたが、どうやらその姿に衝撃を受けているらしく、うまく言葉が見つからないようだった。驚くのも無理はない。先生とそう変わらないような年頃の、うら若い乙女の姿をした祖母が一体どこの世界にいるだろう?

「ルリアちゃんだね」

 ばあちゃんがルリアに優しく微笑むと、彼女は雪のような頬を耳まで真っ赤にして弾かれたように挨拶をした。

「は、初めまして」

 懐かしむような顔をしたばあちゃんは、「大きくなったもんだ」と小声で呟き目を細めた。二人は初対面だと勝手に思い込んでいたが、幼いルリアが覚えていないだけで過去に面識があったのだろうか? ルリアの育ての親であるマザー・エレオノーラはばあちゃんの親友だったわけだし、あり得ない話じゃない。

 地面に描かれた無数の紋様を指さして、ばあちゃんは先生に呆れたような顔を向けた。

「なんだい、こりゃあ。お絵描きの修行でもしてたのかい?」

「そんなわけないだろ。……魔法陣の授業さ」

 その言葉を耳にするや否や、ばあちゃんの顔からさっと笑みが消え去った。「魔法陣だって……?」

 先生はあらかじめ相手がどういう反応をするか知っているようだった。場の空気を変えるみたいにわざと冗談めかした口調で言葉を続ける。

「まあ、君みたいな三流魔法使いには到底縁の無い科目だろうね」

「なんだって? 一体誰がおまえに魔法を教えたと思ってるんだい?」

 すぐさま調子を取り戻したばあちゃんは、三角帽子を先生の頭の上に強引に被せると、羽織っていたマントをその上から放り投げた。二人はああだこうだと言い合いながら裏口から家の中へと入って行く。アトリエを抜ける途中、ルリアがやや興奮気味にこっそりとオレに耳打ちした。

「メグと先生のおばあちゃんって綺麗だね! あんまり若いからリーブル先生のお友達かと思っちゃった」

 ただ若いだけではなく、ばあちゃんは溌剌として美しかった。金髪の巻き毛は恍惚とするほどの光を放ち、海のように碧い瞳は意志の強さを物語っている。胸元の大きく開かれたドレスからはふくよかなバストが覗き、コルセットできつく締め上げられているウエストがしなやかなラインを描いていた。

「レーンホルムから真夜中に出発してようやく着いたんだよ。箒の遠乗りは年寄りには応えるねえ」

 ばあちゃんは大きく体を伸ばしてから、暖炉の前のソファに腰をかけた。

 カストリアの湖水地方レーンホルムは、ここ聖エセルバートの街から遥か北に位置するオレとリーブル先生の生まれ故郷だ。いくつもの湖が点在し、なだらかな丘陵が広がる美しいその場所で、幼い頃オレはよく先生とボートに乗ったり、木登りしたりして遊んだものだ。

 ばあちゃんにはジョアンとエリアスという双子の子供がいて、姉ジョアンの息子がオレで、弟エリアスの息子がリーブル先生だった。先生の両親は早くに亡くなり、オレの両親は物心がついたときにはすでに屋敷にいなかった。親がいない状況があたりまえのように育ってきたし、幼いながらもなんとなく触れてはいけない話題であるように察せられ、それ以上詳しい事情を尋ねたことはなかったが、じいちゃんやばあちゃんがいて、何よりリーブル先生がいて、オレはそれで満足だった。彼らと暮らしたレーンホルムでの幼い日々は永遠に大切な宝物だ。

「ばあちゃんひとりで来たの? じいちゃんは一緒じゃないんだ?」

「レイは屋敷で留守番さ。箒に乗れないあの人と一緒じゃ、馬車で何日もかけて来なくちゃならないだろう? 修道院から魔法祭の招待状が届いたんで、間に合うようにあたしだけ慌てて飛んできたんだよ」

 レイというのはオレと先生のじいちゃんであるレイモンド・ウィンスレット卿のこと。ウィンスレット家は由緒あるカストリアの旧家だが、魔力を持たない家系なので、じいちゃんは箒で空を飛ぶどころか、その他一切の魔法も使えない。今になって気付いたが、オレは魔法使いであるばあちゃんよりも、じいちゃんの血の方を多く受け継いでしまったのかもしれない。そうでなかったら、こんなに努力しているオレは、もうちょっとうまく空を飛べるようになってもいいはずだ。

「修道院から招待状だって? そんな話、シスターは何も言ってなかったけど」

 訝る先生に対し、ばあちゃんは至って陽気だった。

「秘密にしておまえたちを驚かそうと思ったんじゃないのかい? そう思ったから、あたしも手紙を送らず急に来たのさ」

 ばあちゃんは柔らかな笑顔を浮かべ、オレと先生を交互に見た。

「それにしても、月日が経つのは早いもんだ。リーブルがエデンの大学を卒業してメグとこの街に住み始めてから、もう五年にもなるんだねえ。レイは死ぬほどあんたたちに会いたがってたよ。たまには屋敷に帰ってきたらどうだい」

 リーブル先生は浮かない顔をしてみせたが、内心はそれほど嫌なわけでもなさそうだった。

「ところで、荷物はどこに置いたらいいんだい? 部屋の用意もしとくれよ」

 ばあちゃんが魔法で鞄を持ち上げると、リーブル先生が面倒くさそうにソファから立ち上がった。

「悪いけど、あまってる部屋はひとつだってないからね。前もって分かっていれば色々と準備も出来たけど、何の前触れも無くいきなりやって来られたって……」

 ばあちゃんは意地悪そうに先生に微笑んだ。

「じゃあ、仕方ないから今夜は久しぶりに一緒に寝るかい?」

「ご冗談。メグと一緒に寝たらいいだろう? 女同士でなんの問題も無いだろうしさ」

「オレは男だっ!」

 かわれているのは百も承知だが、つい即座に声を荒げてしまった。



 結局ばあちゃんはルリアの部屋に寝泊りすることになった。先生の個人的な趣味で、彼女の部屋はお姫様の寝室のように可愛らしかった。

「ここはもともとあたしの部屋だったんだよ。当時はこんなに可愛いピンク色じゃなかったけど」

 部屋の扉が少し開いていたので、就寝前のばあちゃんとルリアの会話が聞こえてきた。

「窓枠のここんとこにいくつか傷があるだろう? これは曾おじい様があたしの身長を測ったときに残した傷なんだ。一番上は確か修道院に入る前だから、今のルリアちゃんくらいの歳だったかねえ」

「おばあちゃんって子供の頃から背が高かったんだね」

 窓枠の傷ならオレも知っている。ルリアの部屋を掃除しているときに発見したのだが、まさかばあちゃんの歴史だったとは知らなかった。この家にはもしかすると、ほかにもオレたちの知らないことが色々とあるのかもしれない。

「おばあちゃんの鞄なんだか変な形してるね。中に何か入ってるの?」

「ああ、これかい? これは水晶球さ」

 扉の隙間から覗き込むと、ばあちゃんが古びた茶色の鞄から透明な水晶玉を取り出したところだった。

「これで未来を占うんだ」

 ばあちゃんは占いが得意で、わずかなお金と引き換えにしてよく街の人たちを占ったりもした。未来のお嫁さんがどんな人か見てあげようと幼いオレをからかったりもした。未来は自分で切り開くものだから占いに左右されたくない、とオレが占いを拒否したとき、ばあちゃんは意外にもオレの言葉に深く頷いた。

 メグの言うとおり、未来はいつだって変えられるよ。でも、その変わった未来自体が、もともと定められている運命なんだ――。

 当時はよくわからなかったが、いわゆる運命論というやつだ。

「ねえ、おばあちゃん」

「なんだい?」

「うん。あのね……その……」

 ルリアは戸惑いながらばあちゃんに尋ねた。

「水晶玉って過去にあったことが見えたりもするの?」

「あたしは未来を予知することしかできないねえ」

「そうなんだ」

 ルリアの声は心なしか沈んでいた。

「何か知りたいことでもあったのかい?」

「知りたいっていうか、ちょっと気になっただけ。……あたしのお母さんとお父さんってどんな人たちだったのかなって」

 そう言うと、ルリアは気まずそうに寝返りを打ってばあちゃんから背を向けた。壁の方に向いたまま、彼女は躊躇いがちに再び口を開いた。

「おばあちゃんは、どうしてリーブル先生があたしを引き取ったか知ってる?」

「あの子から聞いてなかったのかい? あたしとノラが親友だったこと」

「ノラ?」

「ルリアちゃんを育てたマザー・エレオノーラのことさ」

「ああ、それなら知ってる。でも、あたしが気になってるのは、どうしておばあちゃんじゃなくてリーブル先生があたしを引き取ることにしたのかってこと」

「……リーブルはなんて言ってたんだい?」

「女の子の弟子が欲しかったって言ってた。でも、見ず知らずの子供を引き取るって大変なことでしょう? あのリーブル先生が理由も無くわざわざそんな面倒なことに首を突っ込むとは思えないから……」

「それは言えてるねえ」

 ばあちゃんは水晶玉を鞄の中に戻すと、ルリアの隣りに腰を下ろした。

「きっと馬鹿な下心でもあったんだろうよ。可愛い女の子とひとつ屋根の下で暮らしたいとか、大きくなったらお嫁さんにしようとか。もしもあの子に妙なことされたらいつでもあたしに言うんだよ。魔法でうんと懲らしめてやるから」

 ばあちゃんが魔法の杖を振り回すような仕草を見せると、ルリアはクスクスと笑った。

「長旅で疲れてるかと思ったけど、なんだか気分が高揚していてちっとも眠くならないよ。どれ、下でワインでも飲んでこようかね」

「じゃあ、あたし先に寝るね。ランプつけとくから」

 ばあちゃんが立ち上がる音がしたので、オレは慌てて自分の部屋に駆け込んだ。だが、眠気を誘うカモミールのお茶を作ってあげようと思い立ち、すぐに階段を下りて行った。

「そろそろ潮時かもしれないよ。あの子は知りたがっている」

「ルリアが?」

 食堂からばあちゃんと先生の会話が聞こえてきた。

「おまえ、このままあの子に本当の事を隠し続けるつもりかい?」

「知らないでいた方が幸せなこともある」

「それを決めるのはおまえじゃない。あの子自身が決めることだよ」

 一体何の話をしているのだろう? オレは出るに出られず、二人の話を立ち聞きする形になってしまった。

「言葉を返すようだけど、だったらメグはどうなんだ? ねえハリエット、君はこの先ずっとメグに何も言わないつもりかい?」

 会話の途中に突然自分の名前が出てきたので、オレはドキッとして階段の影に身を潜めた。

「きっと同じことの繰り返しになるだけさ」

 先程までの勢いをなくし、ばあちゃんが静かに呟いた。リーブル先生はその言葉を聞くと、彼女の意思を汲んで後押しするようにこう言った。「悲しい思い出を背負うのは僕らだけでいいんだよ。あの子たちには過去に捕らわれることのない自由な生き方をして欲しいんだ」

 すると、ばあちゃんはオレが今までに見たこともないような、ひどく悲しげで、それでいて慈愛に満ちた表情を向けて先生のオレンジ色の頭を撫でた。

「おまえは優しい子だね、リーブル」

 先生は読みかけの本に視線を落としたまま、それ以上何も言わずに黙ってしまった。オレの心臓は早鐘のように鼓動を打っている。こんな二人を見るのは初めてだった。

「全ては神のみぞ知る」

 そう言うと、先生は本を閉じておもむろに立ち上がった。

「無神論者であるお前の口からそんな言葉を聞くとは思わなかったね」

「おあいにくさま。僕はこう見えても敬虔なマリア教徒だよ」

 先生が階段を上がってきそうだったので、オレは素早く自分の部屋へと直行した。そして、ベッドに潜り込み今までの二人の会話について考えを巡らせた。ばあちゃんとリーブル先生は、オレとルリアに何か重要なことを隠しているようだが、会話の重々しさからしても、それは決して楽しい秘密ではないようだ。

 悲しい思い出って、一体何のことだろう――?

 少しも考えがまとまらないうちに、オレは深い眠りに落ちてしまった。

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