【完結】I_AM_GOD.：異世界で神様はじめました。

tips - How_to_God(2)

◆基本情報

　　　　1（神の基本能力）

Ａ．信仰ポイントについて

　貴神（あなた）が存在を維持する為には、一日あたりおよそ一〇〇点の信仰ポイント（以下『信用Ｐ』）が必要となる。

　信仰Ｐが底を突いた場合、貴神（あなた）の身体は崩壊を始め、数分のうちに消滅することになる。ただし、消滅する前に信仰Ｐを獲得すれば崩壊は止まる。

　また、負傷については信仰Ｐを消費することで回復できる。最大でも一〇〇〇点消費すれば全快するだろう。

　貴神（あなた）は異世界に顕現するにあたって、信仰ポイント（以下『信仰Ｐ』）を三〇〇〇点得る。

Ｂ．身体能力について

　異世界顕現するにあたって、貴神（あなた）には生前のものとは全く異なる、神としての肉体が与えられる。当然ながら、容姿も異なるだろう。

　貴神（あなた）の身体は基本的に同じ神以外のあらゆる干渉によって傷つかない。貴神（あなた）自身の行動による反動でも同じことが言え、高所からの落下や堅いものへの直接殴打でも負傷することはない。

　ただし筋力などの身体能力自体は基本的に同程度の体格の人間と同等であることには注意してもらいたい。

Ｃ．寿命や生態について

　貴神（あなた）に限らず神は年齢経過によって老化を起こすことはなく、不老不死である。これに付随して、悠久の時の中で蓄積される記憶を適切に管理するため、完全記憶能力も保有する。

　また、新陳代謝もないため食事、排泄などの生理行動をとる必要はない。食事をした場合、食べたものは元素レベルまで分解され徐々に大気中に還元される。呼吸や睡眠も必要ないが、食事とあわせて、できないわけではないのでしたければしてもよい。

Ｄ．言語について

　言語については貴神（あなた）の生前の世界とは異なるが、貴神（あなた）の話す言葉は自然と相手に意味が伝わるようになる。

　　　　2（顕現する世界）

Ａ．惑星、暦について

　貴神（あなた）が顕現することになる世界の規格は、貴神（あなた）の生前の世界とほぼ同規格になる。太陽系の構成、貴神（あなた）が顕現することになる惑星（名称未設定）の大きさ、自転速度なども同じである。

　ただし暦など文化面では異なるため、一年三六五日という概念はまだ生まれていない。また、衛星である月は一つではなく二つになっており、その関係で海面の満ち引きなど月の引力による影響は生前の世界のものより複雑になっているだろう。

Ｂ．大陸について

　大陸は現在、一つの塊に集まる『超大陸』が形成されている状態である。人類はこの大陸の南で主に生活している。国と呼べるほどの共同体はまだ出来ておらず、村単位の共同体がいくつも点在している状態である。

　周辺にいくつかの諸島は存在するが、此処にはまだ人類は到達していない。貴神（あなた）がその導き手となるのも良いかもしれない。

Ｃ．魔法について

　大きな特異点として、この世界には魔法が存在する。現時点では火、水、土、風の四つの系統に分かれていて、攻撃的な現象を起こす技術として扱われている。攻撃性能はだいたいどの系統であっても弓矢に多少毛が生えた程度の威力しかない。

　ただし、稀に保有できる最大魔力が高い人類が生まれることもあり、その場合一撃で人体をバラバラにするほどの魔法を放つことができる。

　一応、常人並みではあるが貴神（あなた）の身体にも魔力は存在している。よって、方法論さえ学べば常人並の魔法を使用することは可能だろう。

　当然だが、魔法もこの世界を形作る無数の法則の一つであり、まだ完全に全貌が解明されているわけではない。神としての膨大な時間を使い、魔法にまつわる法則の謎を究めてみても良いかもしれない。

Ｄ．生態系について

　基本的に、貴神（あなた）が顕現することになる世界の生態系は貴神（あなた）の生前の世界のものとほぼ同じである。ただし、野菜類については現代よりも品種が発達しておらず、調味料についても原始的なものしか存在していない。

　長命であることを生かして品種改良を行ったり、食品面で貴方が文化英雄としての役割をこなすのも、神として信仰を集める為には有効である。

Ｅ．魔物について

　人間以外にも魔法を行使する生物――魔物がおり、魔物の場合は人間の使うものよりもより生態に密接した魔法を行使する傾向が強い。魔物の存在は人類にとって大きな脅威であり、貴神（あなた）が信仰を得る為にはこうした魔物を倒すのが手軽な近道になるのは明らかだ。

　なお、これらの情報は異世界顕現開始一日目での情報であり最新の情報とは異なる可能性がある。