第5話 田崎夫人の逆襲

何事も中途半端で掴み所のない日が続いた。

そんなある日会社の忙しさに雑念を忙殺させていた時、意外な人物から電話が掛かってきた。

「今日わ田崎です、柴田さん突然電話してご免なさい。今日とか時間有ります」

隣の田崎夫人からの電話に一瞬誰かを判別できずにいた。

「あっ、今日わ、えっと何か」

押さえたトーンで応えた。この女の悪意で今の状態に陥った、事の推移を思い返し怒りが込上げてきた。

「直接会ってお話したい事が有るの」

「はあ、良いですが」

「じゃ、そちらに伺います」

「判りました、うちの会社赤坂ですから見附についたら電話して下さい」あくまで事務的に応えた。

「じゃ、これから向かいます」

妻に頼まれたのか、それとも何かを企んでか思惑を巡らせた。暫くして田崎夫人から電話が掛かり赤坂見附に向かった。

駅で待つ田崎夫人の姿を見て驚いた。普段見たこともない刺激的な服装と濃い目の化粧で同じ人間に思えなかった。

ハーフコートの下はブラウスの第3ボタンまで外した胸元から乳房の谷間を覗かせ、白のフレアミニスカートから柔らかそうな色白の太股を剥き出してた。妻より2歳若い28歳と聞てた。

既に2児の母だが体形には気を付けているようでスリムな体形をしていた。

「ご免なさい、忙しいのに無理言って」

満面の笑に真っ赤な唇が妙に艶めかしい。

「あ、いや、何か見当が付かなくて」思った侭を口にした。

「お食事未だでしょ、ご一緒しません」

以前家族ぐるみで食事をした事がある。男の子の躾けが悪く辟易した記憶が甦った。

旦那はおとなしい人で幾ら騒いでも「やめなさい」と言うだけ、まるで無視されていた。

余り煩いので純一が押さえ込んで泣かせた事があった。

店内を切り裂く金切り声で叫んで暴れた。

それに構わず押さえ込んだままにすると反発が通用しないと観念し、その後よく言うことを聞いた。

その時田崎夫人が溢した言葉が純一の耳に残っていた。「流石だわ」彼女の目線が旦那を見下したニュアンスに感じ取れた。

その当時の母としての心配顔とは、別人の女の匂いが漂っていた。

女はステージが変われば、どうにでも豹変できる、純一はその落差に戸惑った。

「いいですよ、じゃこのビルの和食屋に行きますか」

純一がたまに使う駅ビル9階の割烹に向かった。店内は衝立の仕切りで座ると周りが遮断され個室のような作りだ。注文を済ませお互いがビールを飲み始めると田崎夫人が切りだした。

「ご免なさいね、悪気が有って奥さんに伝えた訳じゃないの、色々迷って放っとけなくて、事が拡がる前に伝えた方がいいかなと思って連絡したの」(事を拡げたのはアンタだ。しかもある事ない事でたらめ言って)苦虫を噛締めた心境になってた。

「柴田さんは確かに女が必要なのが判る。でもミユキちゃんは危険」

妙に大人ぶった言回しで、いきなり核心から話しを刺込んできた。

「今、彼女とは連絡も取れてないし、付きあっていませんが」

「でもこのままじゃ終わらないでしょ。この間彼女と話してミユキちゃんが本気なので危険な感じがしたの。余計な事だけどお話したほうが良いと思って」

「でも、もう済んでいますから」

妻からの偵察を意識し再度否定した。しかし田崎夫人は純一の言葉に一向に耳を貸さず勝手に話を展開させた。

「ハードな仕事をこなしている男の人って息抜きや、パワーを蓄積したりできる相手は欠かせないのよね、柴田さんが奥さん1人じゃ無理なの判るし、心の拠り所が必要なのね」妙な説得力がある。

仕事でぶち当たった時妻には愚痴を言いたくないものだ。

「男の勝手だけどそれは事実かもね」苦笑しながら応えた。

「でしょ、男の人は仕事の容積で相手を変えないと保たないものよ」

如何にも核心を突いたという自信ありげな言い方をした。

「女の人でそういう解釈する人珍しいな。大抵否定するけど」感心したという感じで応えた。

相手を気分良くさせる営業術は日常の癖だ。ただ乗せ過ぎて止まらない相手もいる。

「だから柴田さんにちゃんと筋道たてた話が出来るの、私以外無いと思ったの」矢張り乗せすぎた感じがした。

「あの状況だし意見しに来たと思っていましたよ」

意識してとぼけた言回しをした。

「それほど私は幼稚なお節介焼きじゃないわ」

「て言うと」疑問符を投げた。

「今、柴田さんに必要な事真剣に考えてみたの。そしたらミユキちゃんの代わりが必要だって」やたらと親切振った言回しだが妙な臭いが漂いはじめた。

「私しか居ないって気付いたの、奥さんや薫ちゃん(純一の娘)それに今度生まれる赤ちゃんの為にもそれが最良だと思うの」

純一の境遇を見かね思いやりを込めた提案に聞こえるが欲望の矛先を自分に向けさせ、それに正当性をもたせ彼女自身の欲望で貢献したいと表現する。その屁理屈に脳裏で吹出した。

「それって、僕が奥さんと、ですか」

「そう、その代わり、ミユキちゃんに会わない事が条件だけど」

「でも、お隣さんじゃもっと危険じゃないかな」少し連想して問直した。

「だから、こうして私が東京に出で来れば安心でしょ、帰りは別々に帰ればいいし、柴田さんが都合の良いとき呼びだしてくれればいつでも出でくる、不自由させないわ」

純一の今の心境、心の隙間に手を差し込んできた。

「私の前じゃ、我が儘でいいのよ、して欲しい事、なんでもしてあげる」

言葉に唾が絡んで訴えかけるその目線は熱を帯び、唇のテカリが今にも絡み付きそうな欲情を連想させた。

「今日とかその積りで来たの」

「そうよ、私も此処まで勇気を絞って話しているの、無下にしないで」

確かに危険な賭けを自分から曝した、その大胆さに圧倒された。

純一は歩いて行けるラブホテルを意識しその後の情景を頭に描き、純一自身の身体が反応した。

その時携帯にメールを告げる振動が伝わった。

純一はトイレに行く振りをして廊下でメールを確かめるとミユキからだった。胸に焦げつくような熱が込上げ息が詰まった。

「今日会いたい」それしか書いてない。

「分かった、いつものファミレスに向うね」直ぐ返信した。

席に戻り、眉をひそめ済まなそうな表情を見繕って話した。

「今日、ご免、トラブルが発生して会社戻らなきゃ、いけなくなっちゃった」

「本当なの」急にテンションが落ち、顔に苛立ちが窺えた。

「直ぐに時間作るから、携帯番号教えて」

肩透かしに行場の無い表情が虚しそうにしていたが少し意識を取り戻し繕った。お互いが番号とアドレスを交換し食事を済ませレストランを後にした。

エレベーターで待つ間、田崎夫人が言った。

「階段にしません」9階での階段は明らかに目的が違う、階段には大抵誰もいない。

今、断った済まなさで、同調した。階段の扉が閉じると田崎夫人が堰を切ったように抱きついてきた。

きつく抱擁しねっとり舌を絡ませて溢れるような激しいキスに純一も反応し、それを彼女の手が確り隔離した。

応えるように純一も相手の沸点に宛てがい、最終点寸前の限界まで手技を施した。

脳裏で時間が気になり、どうすれば終了出きるか切掛けを探った。その時純一の携帯に振動が来た。

器用に抱擁したまま片手で携帯を耳に当てると会社からだった。

「ご免会社から、連絡来ちゃった」そうして淫靡な抱擁から開放させた。

「今度、必ず電話するね」

「本当よ、待っているから」半端な欲情ほど罪な事はない行き場を求めた夫人の熱い分泌液が未だ指先に残っていた。

純一は意識してその指をしゃぶって見せた。

「いやー止めて」その声は興奮が収まらず上気してかすれていた。

2人はエレベーターホールに戻り一階に着くとまるで恋人の別れ際のような雰囲気で片目を瞑り別れた。

急いで会社に戻り車に乗ってミユキの元に向かった。

再会は2週間振り。虚しさに埋もれていた感情に甘い刹那の感情が浸透していった。

「何で連絡くれないの」愚痴っぽく言った。

「お兄さんに約束させられたの、純一さんに会わないって」

「それは判ってる。でもどうにも苦しくて辛くて」

「お兄さんに念を押されたわ、妹は親の反対を押し切って純一さんと結婚したし、何が有っても幸せに成るんだって。

貴女は人の家庭を壊すような子じゃないでしょ、貴女には優しい感性が感じられる。だから妹を悲しませないでって。

一寸痛いところつかれた感じ」

「理屈は充分判っている。でもどうしようもない感情があるのさ。これが厄介で取り外せない」苦しみから言葉を搾り出した。

「純一さんと出会わなければよかった」

「切ないこといわないで、悪いのは判っての事。でもミユキの方が僕より余程強いよ」

「そんな事ないわ」

「だって、いつも不意にいなくなっちゃう」

「前に話したけど、いつかは奥さんが戻ってくるし、私はどうすればいいの」

「今お客の不動産屋にマンションの販売を頼まれ、購入を考えてる」

それは事実だった。

しかし妻子がかかわる本題から話しをそらした。

客先のマンション会社が売り出した葛西の物件に、50平米の部屋が一戸売れ残っていた。

販売価格から1割値引きするので買って欲しいと相談されていた。

付合いの内容より重い依頼だが今後の商売に繋がればと迷っていた。詳細を計算すると頭金が500万、月々7万のローンで済む。意を決し手付け金を入れる意志を固め始めていた。

その話しをすると

「本当なの、信じていいの」素直に悦びが顔に現れた。

「嘘じゃないさ、本気だよ」

「純一さんと同じお墓に入れるの」感極まって急に涙を潤ませ頬を伝わった。

「・・・・・・」しかし、それには即答出来なかった。余りに重すぎる内容だ。

「その代わり、完成までひと月先に成るけど」

「それって本当に信じていいのね」確かめるように言った。

その晩は病院近くのラブホテルに泊まり枯渇した肉体に潤いを施した。禁欲の時間が長ければその分情念が増し、我慢した煩悩をそのまま炎上させた。1度知ってしまった蜜の誘惑から抜け出せない、もう誰にも止められない状況だ。

義兄からの戒めも無視し純一も自分がどうなるか先が読めないまま勝手に物語が進行した。翌日もミユキに会いその晩自宅に戻り部屋に入って驚嘆した。布団を抜け出した侭散らかしておいたが、部屋も布団も綺麗に片づいて食事の用意がしてあった。

テーブルに置かれた料理の脇に手紙が添えてあった。

「お疲れさま、お食事を用意しておきました。召し上がって下さいね。昨夜は留守だったようだけれどミユキちゃんに会ったの。裏切らないで下さいね。 愛子(奥さんの名前)」

相手は鍵を持っていて、いつでも出入り出きる。夜中夜這いでもされたら拒止できるだろうか。先日の生暖かい指の感触が甦り急に不安が覆いだした。純一は元来こうしたことへの免疫がない。

結婚前の経験も皆無に等しく、一度それらしい過去があったが完結しないまま終了し、曖昧で苦い記憶しか残ってない。

結婚してからも仕事に追われそうした機会に遭遇しなかった。

客先と飲み会のあと惰性で風俗店に出向いたことがあったが、女の冷えた肌触りと処理作業的な対応に情緒が感じられず不快感だけ残った。その程度の経験で抗体は無に等しかった。

ここに来て一気に魅惑の色彩を帯びた誘惑に対じし、どう対処すればいいかおぼつかない状況に陥っていた。

ミユキの歓喜の官能に導かれ迷走し、また先日の夫人の秘部から伝わる生温い指の感触に嵌めれば迷宮の洞窟に引摺り込まれそうだ。その状況で夫人の熱情が怖い、目標の為に貪慾に進む性格が先日の会食での会話とビルの狭間での危険な行為で理解できた。

それにミユキに対し心の動揺が後ろめたくも感じていた。

明日も自分の部屋で何かを仕掛けてくる。

この時点で終息させないと炎が蔓延し、二家族を焼き尽くす結果を招くだろう。手紙をしたためテーブルに置いて出た。

「昨夜はご馳走さま。先日の件、矢張りお互いに危険すぎます。貴女の家庭まで飛び火したら、旦那様に顔向けできない。

今回の話しは夢の中で終息させましょう。柴田純一」

その晩自宅に戻ると案の定、料理が準備され手紙が添えてあった。そしてその内容に驚いた。

「純一さん、貴男は私を触発しておきながら、夢にしましょうでは、火のついたこの身体の行き場を誰が責任を負うの、貴男が消さなければ私はこのままくすぶり続けるのよ、酷い仕打ち 愛子」脇に口紅でキスマークを印していた。

大胆で淫靡な内容に身体が微妙な反応を示した。

そしてその後も毎日手紙の交信が続き、隣の奥さんと自宅をベースに危険極まりない文通が始まった。

その内容は日増しに激しくなり、まるで官能小説のようになった。

「昨夜は夫に求められ、目を閉じて純一さんのあの時の甘い唇を思い出し口から胸、胸から・・・・に私を凌駕する貴男の熱い吐息に、思いがけずに声を漏らしてしまいました。夫は意外な私の反応に驚き一際旺盛にせめてきました。

それでも火を付けた貴男は其処にいない、純一さん貴男は罪な人です。この報われない身体を何処に置けばいいの 愛子」

「貴女のあの時の微妙な感触は今でも確り記憶に留めています。一気に思いを遂げて仕舞いたい欲望と自分への戒めが戦っています。貴女の思惑通り僕も夢の中では貴女を組む伏せ思いを果しています。夕べもそうしました。純一」

「貴男が私に火を付けた、その火が貴男の手紙に燃え移ったわ」

そして純一の手紙が原形を留めたままコンロに燃やして有った。

その状況を目の当りにし、益々エスカレートしブレーキが利かない状況に恐怖を感じ始めた。

しかし純一は手紙のやり取りで容積を増した溶液が身体の中心に集約しだし準備が整ってしまった。

この状況で向う先は1カ所しかない。危険の収拾になるか波乱を巻き起こすか確かな判断もつかない。

しかもミユキに対し後ろめたさを感じながら卑しい魂胆に負けメールを入れた。

「今日時間を作りました。赤坂プリンスに部屋をリザーブしています。○○号室で待っています。」

しかしそのメールに返信は来なかった。

純一は苛立った。あれだけ刹那に訴え催促し、遂に自分自身に火を付け準備をした途端梯子を外された。その日はミユキにも連絡が取れず、赤坂プリンスに一人で泊り空虚で馬鹿げた一夜を過した。

田崎夫人の手紙が何を目論んで書かれていたか女の深層心理を計りきれない。そしてその晩自宅に戻り其処に書かれてあった手紙に慄然とさせられた。

「柴田さん勘違いしないで、貴男のような優柔不断で煮え切らない男に私を委ねると思ったの。私の知る男の中で最も許せない人種よ、地獄に落ちれば」

手紙の強烈な叱咤に肩を落し二階の寝室に入って再度驚嘆した。

そこには純一の想像を遥に越えた光景が目の当りに拡がっていた。布団が引裂かれ羽毛が寝室1面にばらまかれていたのだ。

一旦こじれると狂った獣は何処までも凶暴で女の怨念が暴挙に駆り立てた。

散らかった羽毛を片付けながら純一の認識の温さを改めて思い知った。そしてこの先鍵を回収しないと何を仕掛けてくるか分からない畏怖を感じてた。回収に有効な手段も浮かばず短絡的に110番に電話を架けてしまった。

住宅街で流石にサイレンこそ鳴らさなかったがパトカーが真っ赤なランプを回転させ駐車している状況に近隣の住民が気付いて一寸した騒ぎに成った。2人の警官が訪れたが、厄介な呼び出しが気に喰わないのか職業柄か、横柄で苦々しい面つきで此方の話をメモしだした。一通り説明を終えて二階に案内して状況を説明すると、警官に苦々しく言われた。

「隣の奥さんとの問題は我々には手が付けられません。民事不介入が原則ですから。しかも貴男と隣の奥さんの関係じゃ尚更です」

「ですから、鍵を返して貰う為にお願いしているのです」

「でも、その奥さんを此処に呼ぶのは旦那さんとか色々難しい問題が有るでしょう、直接貴男が話して下さい」

「僕がそれを言えば尚更もめるでしょう」

「男女の諍いに警察は手が出せない。事が起きて漸く動けるのです」

「男女なんておかしな事言わないでください、何もないんですから。それにこの惨状見て下さい。布団が引き裂かれて既に事は起きているでしょう。何処まで起せば動いてくれるのですか」

「実地検証だけはします。でも、もし奥さんの指紋が出ても奥さんと断定出来ません。何故ならお宅の奥さんに鍵を預かって指紋は証拠にならないでしょ」

「そんな」絶句した。

咄嗟の思惑で警察を呼んでしまったが騒ぎを拡大した結果だけ残した。

そして近所の噂がまるで生き物のように形を変えて拡り、妻が帰ってきてから思い知らされることになる。

この事件をミユキに話すと、女視点で心理に微妙な答えが埋もれている事に気付かされた。

「あの奥さん、私と合って急にライバル意識が湧いて純一さんを試したのかも。そして思い通りにならない純一さんの対応を憎んだ。そして純一さんを意地でも振り向かせようとした。振り向かせる事に集中しているうちに自分でも止まらなくなっちゃった。

そして純一さんに報復のダメージを与える事で自分自身の収拾を計ったのかも知れない。だからもう済んだと思うの」

「ミユキご免、ミユキが居なくなって寂しくて気持ちがぐらついていた。これじゃ何処にでもいるだらしないオヤジだね。

俺の卑しさに天罰が降りたのかも」

純一は罪の意識を感じていた。此れ程切なくミユキを思い詰めながら悦楽に逃げ道を求めた。しかもミユキと連絡が取れてからも卑しい気持ちの隙間が開いてた。その気持ちを曝して懺悔したいと思った。

「分かつてる大抵男の人は同じだと思うわ」

「恥ずかしいな、もうミユキを裏切ったりしない」

「私は純一さんがどうしようが構わない。奥さんが居ても、彼女が出来ても気にしない。私にちゃんとしてくれればそれでいいの」

「何か突き放された心境がするけど」

「ご免なさい。私変わっているから」

「何か寂しい感じがするな、焼き餅も焼かれないなんて」

「大丈夫よ、大好きだから」

「本当かな、正直ミユキ大人すぎて、俺が勝手に転がってる感じがする」

その晩自宅の郵便ポストに鍵が投げ込まれていた。ミユキの読みが見事に的中した。

男の感性では辿り着かない深層心理だ。

迂闊な生温い自分の性格が原因とすれば誰の問題でもない自分自身が招いた結果が素直に残った。

これで終了したかと一気に徒労感に襲われた。

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