11話 子爵、介入する

 アマトが聞いた言い争いの声の主はセオドアで間違いなかった。

 宿の扉の前、鍵穴からのぞきこんだ先にはっきりと映ったもう一人は中年男性でいかにも自分は貴族と主張する髭、全盛期を過ぎ去り弛みきった腹、ノルンの言っていた特徴と一致する男、ペラム・リーコット子爵だ。


「あの子達を自由にすると言った筈だ!」

「そうは言ってもね、アレが誰の支援も無しに生きていけると思っていたのかね?」

「それは……!」

(最近の僕こんなことばっかりだな……)


 扉越しに聞き耳を立てる自分を客観的に見ながらアマトは自虐気味に心で呟いた。


「正義感で他人を救えると思うのは勝手だが、そんな甘えた理屈で何もかも上手くいくとは考えないことだ」

(正論だな。何の話か分からないが)

「それでは、話はこれで終わりだ」

「待て、話はまだ……!」


 そう言い残して部屋を出て行こうとするペラム子爵とそれを止めようとするセオドア。

 しかしペラムが扉に手を掛けた瞬間、アマトが扉を蹴り飛ばし部屋に入り込む。


「ぐおっ……!?」

「何だ!?」


 必然的に扉の近くにいたペラムは派手に顔面に扉をぶつけられる。


「やあ、約束の金を貰いに来たよ」

「あ、貴方は……!?」


 セオドアに分かるように、正体が露見しないようにの二重の意味での仮面を付けていた。今のアマトは剣闘祭のダークホースの姿となっていた。


「何だ貴様は!」

「さて、誰だろうね。直ぐにわからないなら君は大した人材ではない。これじゃあガブリエル派も烏合の衆かな」

「黙れ!それ以上は殿下への不敬と同義とみな……!」


 挑発に乗せられたペラムはベッドの下に置かれていた剣を取り出す。しかし振り向いた瞬間には既に鼻先に剣が突き立てられていた。


「下手くそ……」

「な、何をしているロウスター!この不届き者を殺せ!」

「……御意!」


 冷や汗にまみれながらも何とか自身の抱える騎士に指示を出すペラム。それに迷いながらもセオドアは応じ、剣を取る。


「それにしてもいい宿だ、落ち着いた装飾で心が安らぐ。


 セオドアはやはり騎士としては申し分なく、アマトの挑発に眉一つ動かさず攻撃を仕掛け、アマトの仮面をたたき折るようにして退ける。

 ペラムがひっ、と情けない声を上げる間にアマトとセオドアが向かい合う形になる。

 先に仕掛けた方は剣闘祭と同じ、セオドアだった。詰める距離は宿の一室には無いに等しく、先に攻勢に出れば主導権をつかめる。


「え?」


 そのセオドアの計画は一瞬で霧散した。牽制のつもりで繰り出した突きを素手で受け止め、セオドアごと引き込む。十分な射程に入った瞬間正面から腹を蹴り飛ばした。セオドアの体は勢いを殺しきれずベッドまで吹き飛ぶ。


「まぁ、こうなるんだがね」

「うぐ、まだ!」


 すでに勝敗は決していたが最後の抵抗として隠し持っていたナイフを投げる。

 油断している今ならという希望的観測だったがそれも躱される。

 しかし唯一のイレギュラーが起きた。完全に躱したと思われたナイフはアマトの仮面に傷をつけていたのだ。


「あっ」

「え?」

「……なぁっ!?」


 急場しのぎでつけたものだったせいか亀裂が入れば取れるのもすぐだった。そして露わになるアマトの素顔、それを見た二人は驚愕の表情一色となる。


「ああああアマトフリューゲル!?」

「ほう、頭の回転は速いらしい」


 ようやく長所が見つかったと小馬鹿にした笑みを浮かべながらセオドールに目を向ける。


「それでは本題に入ろうか、何を話していた?」

「何を……」


 反論は許さないと言わんばかりの眼力、それまで仮面に覆われてきたそれにセオドアは抵抗できない。


「少し時間を下さい」

「いいだろう」


 ペラムはベッドに座り込み、燃え尽きたように俯いている。アマトも声をかけることはしない。その価値がないと判断したからだ。


「この子達は数年前に亡くなられたある大商人の遺児、名前はありません」


 セオドアが部屋に連れてきたのは男と女二人組の幼子だった。一目で兄妹と分かる容姿をしている。ともに栗色の髪をしており、手入れもロクにしていないのか伸ばし放題で妹の方に至っては足元まで届きそうな勢いだ。


「名前が無い?」

「その方が亡くなられたのはこの子達が産まれる前、母親も出産と重なる心労から酷く衰弱して……」

「成る程、孤児みなしご整理か」


 フラーズに限らず多くの国では両親を失った子供を孤児院に入れる際に身元を調査し、引き取れる親族がいないか確かめる。もし見つからなくても調査の結果は書類として残り、引き取りたいと申し出る者がいればその相手を精査し、適格と認められれば養子として引き取られていく。

 そしてフラーズ独自の制度として孤児整理がある。親が子に名をつける前、例えば出産後間も無くに死亡した場合、孤児院にいる際は名を与えられず数字を割り当てられる。

 元々が善意で始まった法ではなく、むしろ貴族が世継ぎを欲しがる時のための制度としての側面から生まれたものなので平民の、それも孤児への思いやりというものは皆無に等しい。

 もちろんそんな例は滅多になく、フラーズ全体の歴史で見ても20を超えないが。二人は双子で生まれたため16、17の連番が振られている。


「それで君は優勝杯と引き換えにその子達を自由にすると言った訳か」

「……そうです」

「馬鹿か?」


 少し考えればわかることだ。子供二人を食わせておくだけで大規模の商会一つを実質的に手中に置き十分以上にリターンを得ることが出来る。蒐集家であっても貴族だ。

 目の前にある金の成る木をみすみす手放すはずがない。


「だが面白い、この子らは私が預かろう」

「な!?」


 アマトの口から出た言葉はペラムとセオドアからすればまさに青天の霹靂と言える提案だった。


「どうした?フリューゲル領ならその商会の影響も大して受けない。私が盾になれば他からの介入も無くなる」


 ペラムに視線を向けて言い放つ露骨なまでの牽制。

 だがその発言自体は一切の欺瞞も、矛盾も存在しない。


「だが!しかし……」


 アマトの言うことは事実だった。ペラムの治めるリーコット領はフラーズ西側に位置している。北東にあるフリューゲル領との距離は遠く、それに比例して互いへの影響力は小さい。

 だがセオドアはその提案に首を縦に振るようなことはなかった。


「何故否定する?商会の生まれを呪いと断ずるならば私の提案に何の不満も抱くはずがないのだが」


 そこから浮かび上がるセオドアの本心。結局はこの男もその主と大差ないのだ。清貧な騎士など今の世には存在しない。貴族制と共存しているならばいずれは同じ穴のムジナとなる。

 現状に限って言えば情勢を見れない挙句自身が救済者であるかのように振る舞う分より性質が悪い。


「決まりだな、『剣闘祭の副賞』代わりにこの子たちは貰い受ける」

「…………」

「ふ、ふざけるな!どれだけの金をつぎ込んだと思っている!」

「貴様は黙っていろ!」


 ひぃ、とまたも情けない声を上げるペラムその姿には最早貴族の威厳も余裕も感じられない。これで自分と同じ子爵なのかと軽蔑する。

 アマトは双子の方へ向き直る。すると兄が妹を守るように立ちふさがった。


「恐い顔だな」

「…………」


 敵対心か、警戒か、それまで守ってくれる大人がいなかったであろうと伝わる目をしていた。


「安心するといい、私は君達を傷付けはしない」

「あっ……」


 警戒心を解くため優しく、ゆっくりと頭をなでる。


「あ、りがと、です……」

(これだけで感謝されるのか……いや、僕も同類か)


 一体どんな扱いを受けたのか、ある種の不快感と義憤を抱くが直ぐに考え直す。自身もまた国同士の争いの中で汚れた手で子供を撫でている、そんなものは偽善以外の何物でもないと。

 これが正しくアマトがアルベルトに話していた知るべきだった現実の一端だった。

 躍進を続けるフラーズの内部に密かに根付く暗闇。


「そういうことだ、いいな?」

「あ、その……」

「いいんだな?」


 有無を言わせぬ威圧感を乗せながら紡がれる言葉。肯定せざるを得ない。ペラムと違い失禁しないだけ立派だろう。


「……分かりました」

「聞き分けの良い子だ、そちらは?」


 そういってペラムの方へ向き直る。ペラムは未だに怯えきっていたがそれだけは譲るまいと脂の乗った体を震い立たせる。


「こ、ことわ……」


 しかし、言葉を最後まで紡ぐことは出来なかった。最早格付けは済んでいる。

 ペラム・リーコットはアマト・フリューゲルに敵うことは生涯無い。


「はっきりしろ!!」

「ひいぃ、分かりました!」

「よろしい、金貨全てを貰い受ける予定だったが半分は対価だ。君たちが好きにするといい」


 やっと終わるのかと、閉塞感から解放されていく自分たちをみて主従二人は安堵の域を漏らした。


「ああそれと」


 まだあるというのか。そう言いたい自分を必死に抑えながらセオドアは直立の姿勢を崩さない。


「私がここにいたということは腹に収めてくれ。くれぐれも内密に、守れなければ……フッ」

「は……はい」


 それまでの刺すような言葉とは違い『お願い』の形を取ったつもりだったが彼らから見れば『恫喝』に等しい。

 双子とともに宿から去っていくアマトを窓越しに見ながらペラム、セオドアは二度と対峙したくない相手だと感じていた。



 ☆☆☆



 大通りを歩く足まで覆う外套を纏ったアマト、素顔は外に出ないようになっているが十分に怪しい。

 それまでと同じならば観光地ザンドラ、仮装の一種として見逃される。だが、足元が妙に膨らんでいる。双子が足につかまっているのだがそれが更に不自然さを際立させる。


「君たちの名は?」


 神経を張り巡らせ、周りに聞こえない程度の声量でアマトは双子に問いかける。


「16と17です……」

「そうじゃなくて、何時までもその数字では面倒だろう?何か良い名前でも考えたらどうだ?」

「……分かりません」

「…………ごめん、なさい、です」

「そうか、まぁ焦ることはないさ」

「……ほし、い、です」

「欲しい?だから名前だろう?……まさか、私に考えろと言うのか!?」


 言葉足らずな願いを理解したときアマトは驚きのあまり声を上げてしまう。通りにいた人は何事かと一斉にアマトを振り向く。それが半強制的にアマトを落ち着かせることとなった。

 再び、何事もなかったかのように歩き出す。

 二人は何の気なしに言ったことなのだろうが言っていることは実は正式な手続きとしてなされるべきことなのだ。孤児整理の対象となる子供が養子へもらわれたとき、最終的な命名権は養父となった者に与えられる。

 つまり、今アマトが名をつけてしまえば逆説的にアマトは二児の父親になってしまうのだ。


「むぅ……」

「いやで、す?」

「う……」


 純粋というか、それ以外を知らないような無垢な表情にアマトは弱かった。


「……考えておくよ」

「本当、ですか?」

「やった、です」



 ☆☆☆



「遂に英雄アマトも二児の父親かぁ。くぅ〜感慨深いなあ」

「あくまで保護の対象だ。そこを間違えるなよ」

「はいはいね、金貨140枚キッチリ頂きましたーよっと、もう上がるの?」

「そうするよ、別の意味で疲れた」


 子供二人が増えたことで追加で金貨40枚を払うこととなった。ルアンナは豪快なのかケチなのか。呆れながら用意されていた部屋へ三人は向かう


「あ、お帰りなさいアマトさん!凄いですよこの部屋…………」

「……お帰り。何をし…………」

「どうした?」

「…………」


 アマトの脚の陰からひょこと顔を出す二人にフィリアとノルンがフリーズする。

 先に我に返ったのはノルン、しかし未だ思考は混乱している。フィリアの首を両手で握り叱責する。


「……貴様とうとうやったな」

「ひっ、そんな訳無いじゃないですか。旅して3日目ですよ……?」

「……ならばリムか、それともまさかリリィか?」

「誰なんですかー、早く離してぇ……首がッ!?」


 またしても意識が刈り取られそうになる直前にノルンの頭にアマトの拳骨が入った。


「やめなさい」

「……痛い」


 しばらくしてようやく落ち着いたフィリアとノルンから質問攻めにあうことになる。しかしその前に一言。


「旅に連れていくことにした。名前は『ダグ』と『リンゼ』だ」

「……」

「…………」

「………………食事にしようか」


 あまりに居た堪れない空気にノルンが白旗を揚げた。

そこに救いの様にルアンナ自ら料理を運んでくる。

 アマト、ノルンにとっては久しぶりの、フィリア、ダグ、リンゼにとっては初めての大所帯での食事だった。


「んぐっ、んぐっ」

「……プハー」

「それなりに上手いな」


 セントルシアはザンドラ有数の高級宿だけあって夕食も豪華。食材も目で見て分かる高級なものばかりだった。

 そんな料理が部屋に運ばれてきたときダグとリンゼはわき目も降らず飛びつくと思われたが案外と冷静だった。リンゼはまだ拙さが残っているが二人共にナイフ、フォーク、スプーンの扱い方はしっかりと出来ており、そこらの貴族に後れを取ることは無いとアマトとノルンは感じた。


「……それに比べてこの駄犬は」

「美味っ!美味いっ!?え、何ですか?」


 対照的に年齢上は大人の扱いとなるフィリアの作法が出来ていない。出自を考えれば仕方ない部分もあるが口元はソースまみれ。いや、周りにこぼれないだけましだと言うべきか。

 しかし、それを許せないものがこの中に一人いた。


「……五月蠅い!」

「もぐっ!?もごごご…!」


 もちろんというべきかそれはノルンだった、フィリアの襟首を杖の先で引っ掛け全身を持ち上げる。


「……アマト」

「君に一任するよ」


 アマトも内心で悩んでいたのかノルンの希望に二つ返事で了承した。



 ☆☆☆



「……ナイフとフォークは端から取ること。これが出来なければ村八分」


 ノルンのマナー講座からフィリアが抜け出せずにいる間、アマトは兄妹に文字の読み書きを教えていた。ペラムの下にいた頃は見栄えが良ければそれでいいという考え方と文字が読めない方が都合がいいという二つの観点からか貴族で言う外交マナーのみを教えられてきたのだということらしい。

 あまりにも自分本位な計算に呆れを通り越し嘲笑すら浮かんだ。

斜陽の階級制度に何故そこまでしがみ付こうとするのか、アマトには理解することが困難だった。


「え…と……こう」

「そう、覚えが良いな」

「これはどうするんですか?」

「ああ、これはね……」


 まだ完全にとはいかないもののダグ、リンゼ双方からそれなりの信用を得ているのかアマトの教える内容を黙々とこなしている。


「ノルンさーんいつになれば終わりますか?」

「……私がいいと言うまでだ」

「私も文字が読めるようになりたいですよ。アマトさ……いえいえいえ!料理のマナーも大切ですよね。うん!」


 減らず口を叩けるようになってからのフィリアの態度は横柄以外の何物でもなかった。アマトからは自己の確立が出来てきたと好意的に見られているのだが。


「……黙ってパスタを巻け」


 しかし自制心が勝ったのかノルンが怒りを面に出すことはなかった。

 それからもノルンのフィリアへの教え方は非常に真摯なもので本心から嫌っているならここまでできないだろうというほどだった。


「うぷっ、流石にお腹が……」

「……次はナイフとフォークの持ち方だ。このステーキでいいか」


 もっともそれが手一杯のフィリアに伝わっているかどうかは別の話だが。

 

 一方のアマトの二人の文字の読み書きの教授は終盤まで来ていた。もともと言葉を話すことは出来ていてある程度物事の単語も理解できたのが幸いしたようだ。


「それじゃあ、一通り文字は教えたから体で覚えてくれ。一文字ずつこの紙に書き写して」

「はい」

「はい、です」

「僕は少し外に出るよ。終わったら好きにしていてくれ」


 そう言って部屋を出ていく、もちろん見つからないよう遠回りをして。


「全ておとなしくなっているみたいだな、何よりか……」


 アマトが来た場所は馬車小屋、連れていた動物はそこで全員待機するように命じてあったがそれをしっかりとはたしていることに安堵する。


「あれ?降りてきちゃったの?」


 声をかけてきたのはルアンナだった。


「少し落ち着きたくてな、君こそ何故ここに?」

「ふふーん、少し落ち着きたくてな」


 相手を自分のペースに乗せる手段にルアンナは長けているらしい。今もアマトが気を許していることもあるが事も無げに馬車の中に入り込んでくる。目当てはアマトのペットだった。蛇のリヴァイアを首に巻いたかと思えば鳥のアドラーを肩に乗せ残りのレーヴェ達を自分のそばに寄せる。


「ああ、いいよぉ。あたしも動物飼おうかなぁ」

「よせ、お前はどうせすぐに飽きる」

「ん~、あっそうだ!旦那に世話させればいいんだ。というわけでアマト」

「断る」

「い~けずぅ~騎士学校の時からの仲じゃなーい」

「お前の未来の伴侶は苦労するな全く」


 なによそれー、と不服そうに文句を言う。

 だがその姿さえ絵になっている……動物が体にまとわりついていなければ。


「しかし、私が言うのも何だが最近は内地も物騒だな、此処に来るまで二回も盗賊に襲われた」

「所謂『くずれ』が増えてきて、貴族も商人も金持ちは護衛に傭兵を雇うようになったからねぇ……あっもしかして『勢い余ってやっちゃったぜ!』みたいな?」

「……おおむねその通りだ」


 話の断片からアマトの行動を読み切ったのか、それとも野生の直感というものなのか、アマトはおそらく後者だと感じながら驚く。


「ま、ここはザンドラ一安全だと断言できるから!宿を出なければ安心よー」

「それは残念だな、明日の朝にはここを発つつもりだ」


 その後もフラーズ騎士学校34期生の会話はしばらく途切れることなく続いた。



 ☆☆☆



「もう無理……死ねる」

「……情けない」


 フィリアが完全にダウンしたのは12皿目のステーキを完食した時だった。


「できた」

「りんぜも……」


 一方の双子は順調に学んだ文字を書き写していた。お互い達成感はあるはずなのになぜこうも差が出るのだろうか


「……次はエビの殻付きの………戻ってきたか」


 カンカンと部屋の窓をたたく音にノルンが反応し窓を開け、そこから一羽の鳥が入ってくる。かと思えばその鳥は一瞬で真珠のような球形の物体に変化する。


「……少し外に出る」

「えっ?私たちはどうすれば…げふぅ」

「……風呂にでも入っていればいい」


 そう言い残して駆け足気味にノルンは部屋を出て行った。それほど大事なことだったのかとフィリアは不安に感じたが数舜後には暴飲暴食のツケが回り可哀想なことにその一夜は寝たきりになる羽目となった。

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