思春期娘の二つ心

優しかったり意地悪だったり。

悲しかったり怒ったり。

絶望したり希望したり。

十四歳の少女の理不尽な思春期。

少女の心に振り回されるように、次から次へと極端な気持ちがストレートに溢れてくる、ジグザグに曲がりくねった物語の道筋が思春期の心そのもの!

そうして、大抵の物語の最後には何かしらの明確な答えが待ち受けているものだが、、、この物語では思春期の少女らしい結末を迎え、思わず「ふふっ」と笑みが溢れてしまった。