死は優しく存在している。

今朝は気温もそれほど高くなく、落ち着いた気持ちで目覚めることができました。日中もそこまで暑くならないという予報を信じるならば、昨日ほどとりとめのない1日にはならなそうです。

私は昨日の夜にかけ、段々と調子が悪くなり、両親にも迷惑をかけました。話すことが面倒くさい。機嫌が悪い、というわけでもないのですが、発声という行為が困難なのです。

そして、2階の自分の部屋で、じぃっと色々なことを考えていました。死にたい、という強い気持ちではなく、そっと居なくなりたいという気持ち。漠然と、 手紙を書かなくてはいけない、と感じました。彼へと。親へと。それはいつ渡すかわからないけれど、持っているべきだと。

死ぬことが怖くない、と言ったら、それは嘘です。寿命以外だったら痛いだろうし。けれども温かな魅力を持って私を誘ってくるものでもあります。不思議なものです。

私がいなかったら、色々な人がもっと幸せに生きられたであろう、というと、その反対もあるはずだ、といわれそうですが、やはり不幸にはなって欲しくないですよね。それが好きな人なら尚更。彼と出逢い、今日で丸2年。本当に幸せな日々を与えてくださった、存在するかしないかわからない神に感謝しています。と同時に、3年目、私を守ろうとして潰れていく彼を見ているのは苦痛でしかありません。

それでも愛しているから別れは切り出さない。ずるい私です。消えてしまえばいいのに。

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