物に命が宿った物語にありがちな、悲しいラストを迎えると思ってたのですが。……いい意味で裏切られました。読後感がとてもよく、あたたかい気持ちになれます。また文章も、もの凄く巧みで驚きました。語…続きを読む
日本の古典の美しさは比類がなく、それをラノベに取り込んで両立させた作者のセンスと力量には惚れ惚れする。ここまで佇まいの美しいライトノベルを読んだのは初めてかも。
改めて装丁を拝見するに、作品の内容なり雰囲気を醸し出した、良い図柄ですね。既に読んだ作品ですが、店頭に並び始めたら買いに行こうかどうしようか、と悩んでいます。カクヨミ内の評判が高いのには気付いてい…続きを読む
設定が秀逸。自販機の詠う詩が、作品のまとう雰囲気を構築し、他とは違ったオリジナルティのある印象を植え付ける。長編を読むのは骨が折れる質なのだが、続きが気になって一気読みしてしまった。終わり方も…続きを読む
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