巨人集落ガムレ

 ウィルの目の前には山のように積み上げられた食事があった。

 腸詰にした燻製肉、たったいまそこで絞めた羊の丸焼き、脂が滴るような豚肉。

 ひたすらに、肉、肉、肉、である。

 豆や野菜、果物もあるが、テーブルの隅っこに追いやられている。


 ウィルの右手には大きな角を加工した杯が握られている。

 中にはなみなみと葡萄酒が入っており、少しでも口を付けるとすぐさま注ぎ足される。

 隣には上機嫌に笑う巨人首長ゴームが座っており席を立つことも出来ない。


 ウィルたちは今、ガムレ集落で盛大な歓迎を受けていた。


                    ◇


 ウィルがゴームの兜を唐竹割りで二つに割った時にゴームは倒れた。

 しかしさすがに巨人でも英雄と呼ばれた者、すぐに立ち上がった。

 そして頭がおかしくなったのか、と心配するほどの大きな声で笑い、ウィルを勇者とたたえて歓迎したのだ。


 巨人たちはハリストス教を信仰していない。

 彼らが信じているのは『古代の神々』と『己の力』だ。

 そしてその信仰は意外にも真摯なもののようだ。

 だから力を持って戦いに臨み、力に敗れたら強者には素直に従う。


 いままで侮っていた小人に負けた、というのも衝撃が大きかったようだ。

 力を認めたゴームだけでなく、戦いを見ていた巨人戦士たちからも尊敬のまなざしを受けることになった。


 そうしてウィルの勝利によって、一行は侵入者から一転、首長の息子を取り戻した英雄、偉大な首長を倒した勇者として歓迎されることになった。

 目的であったロロの帰還も無事おこなわれ、母親である女巨人テューレに涙を目に浮かべながら散々お礼を言われた。

 その一方でテューレの両手はがっしりとロロを捕まえており、逃がすものか、という気迫がこめられていた。ロロはちょっと苦しそうだった。


 ウィルとしてはヨークの城に残っているアリエルやロジェのことが心配なので、すぐにでも戻りたかったのだが、ゴームやテューレに息子を取り戻してくれた恩人をただで帰すのは首長としての沽券に関わると必死に懇願されたので、大人しく歓迎されることにした。


 何より、帰りはゴームたちが軍船で送ってくれる、と言ったのも大きい。

 ゴームの軍船は屈強な巨人戦士が何十人も乗り込んで操船するため、その速度は凄まじい。

 ウィルたちが必死に漕いで進んだ距離を半分以下の期間で走破できると言われてしまえば、断るのは難しい。

 ウィルだって楽をしたいのだ。


                    ◇


 そんなわけで、ウィルたちはガムレ集落の集会場に案内されて、宴会に参加することになったのだ。

 集会場は集落の真ん中にある大きな建物で、円柱状の変わった建物だった。

 ドーム状じゃないのは巨人が大きいせいだろう。

 集落の他の建物もそうだが、二階建ての建物は存在しなかった。


 それもこうして巨人たちがたくさん詰め掛けているのを見ると納得できる。

 こんな大きな生物が暮らす建物は頑丈で大きいことが求められる。

 それを二階建てにするなんて、ほとんど要塞を作るようなものだ。

 普通の家をそんな労力使って建てるわけにはいかないだろう。


 円形の建物内に長いテーブルが三本縦に並び、それと直角になる形で一本短めのテーブルが上座に据えられている。

 いま、ウィルやゴームがいる席がそうだ。

 このテーブルには他にもサラやロロ、テューレの姿もある。

 ガウェインも居たが、宴会が始まるとすぐふらふらと他のテーブルを渡り歩き、今も別のテーブルで巨人と仲良く飲んでいる。

 言葉が分からないはずなのだが、意気投合しているのが不思議だ。


『どうだ勇者よ。楽しんでおるか!』


 あまりの肉の量に呆然としているウィルにゴームが上機嫌で言う。

 ばんばんと遠慮なく肩を叩くものだから角杯から葡萄酒がこぼれる。

 ウィルはゴームに曖昧な笑みを浮かべて同意する。


 そして目の前にある羊の肉にナイフを刺して口に運ぶ。

 独特の歯ざわりを残して肉が口の中でほぐれていく。

 非情に美味い。

 これだけ肉が柔らかいのは若い羊を絞めて出したからだろう。

 年老いた羊を絞めて食べることは多いが、そうした羊は肉が硬い。


 まだこれから毛が取れる若い羊を絞めて料理に出すのは歓迎の印だ。

 それは分かるのだが、目の前に山と積まれた肉を見て、ウィルは呆れてしまう。


「これはちょっと作りすぎなんじゃないのかな」

『何を言う、こんな量すぐになくなるぞ! それにお前の仲間も食べているではないか』


 ウィルの呟きを聞きつけたゴームが笑う。

 巨人の胃袋で考えないで欲しい、と思うのだが、言われた通りにガウェインが老人とは思えない健啖家っぷりを発揮しているので何も言えなくなってしまった。

 

『おい、お前達、早く来い!』


 ウィルが黙りこんでもゴームは気にした様子もなく、大声を上げる。

 すると集会場に三人の女巨人たちが入ってきた。


 女巨人たちは非情に整った顔立ちをしていた。

 それぞれ、タレ目、ツリ目、切れ長と種類は違うがパッチリと大きい目をしていて、鼻梁はすっと通り形が良い。

 あごもほっそりとして顔も全体的に小さい。

 ただ身長はかなり高い。


 なんとガウェインと同じぐらいはある。そして身体は細く引き締まっていた。

 服は特に巨人独特のデザインということもなく、肩と胸元が大きく開いたワンピースタイプの服だ。細かな刺繍が入っているのが独特と言えば独特だ。

 

『オレの娘たちだ! どうだ美人揃いだろう?』


 三人の女巨人をゴームが抱き寄せる。

 ウィルは思わず三人の整った顔とゴームの厳つい顔を見比べる。

 貴族や王族のように美しい女巨人たちと、一睨みするだけで子供が泣き出しそうな強面のゴーム。

 似ているのは鼻の高さぐらいだろうか。


 髪の毛の色などは三人とも見事に違う。

 これはどうやらゴームには複数の妻がいるらしく、彼女たちはそれぞれ母親が違うらしい。姉妹なのにあまり共通点がないのも納得だ。


『勇者よ、お前にだったら嫁がせてもいいぞ! 好きなのを選べ!』


 娘をまるでモノのように言うゴームの発言に、ウィルは少し反発心が芽生えた。

 しかし女巨人たちは気にしていないようで、きゃあきゃあと黄色い声を上げてウィルを取り囲んだ。


『まぁ、可愛らしい! こんなに可愛いのにお父様より強いんだって?』

『ホントに小人って小さいのね! あら、でも結構ガッシリしてるじゃない』

『やーん、犬みたいなぽわぽわした毛してるぅ』


 そしてまるで拾ってきた子犬のように次々に抱きしめられて頭を撫で回される。

 大きくて柔らかい色々な場所にもみくちゃにされた。

 恥ずかしいやら照れくさいやらで、ウィルの顔は真っ赤に染まる。


「だ、ダメー! ダメです!」


 そこへウィルの隣に座っていたハズのサラが割り込んで来て、ウィルの腕を抱え込んだ。 サラの顔は真っ赤で、目には涙も浮かんで潤んでいる。

 どうやら完全に酔っ払っているらしい。


 ウィルですら結構キツいペースで飲まされているのだ、サラのようにあまり酒に強くない人間にはこの宴は厳しい。

 すっかり幼児化してしまったサラが癇癪を起こした子供のように、お気に入りのぬいぐるみを取られまいとするように、ウィルの手をがっちりと抱え込む。

 腕に何か柔らかい塊が二つ押し付けられてぐにょりと変形している。


『あら? あらあらあら』

『まあ、まあ、まあ!』

『ほほう、なるほどなるほど』


 女巨人たちはサラの必死な様子にニマニマと笑みを浮かべる。

 そんな女巨人たちの様子に気づかず、サラはウィルを取り返したことに上機嫌になってふんふん、と鼻唄歌っている。

 

『何この可愛い生き物! いじらしい!』

『小人可愛いわぁ、小人めっちゃ可愛いわぁ』

『お人形さんみたいねぇ』


 そしてそのまま女巨人たちのターゲットはサラにも及んだ。

 ウィルにちょっかいかけてサラを焦らせてはくっつかせ、それからなんだかんだと言ってはどんどん葡萄酒を飲ませていく。

 気づけばウィルもどんどん飲まされて、頭がぼーっとしてくる。


 なんだか視界はボヤけ、耳からは音が入ってくるのだが、それがどんな音なのか判断もつかない。皮膚の感覚はぽわぽわとして刺激を感じない。

 腕にまとわりついていた幸せな感覚も、途中から互いの皮膚がくっついてしまったかのように境界を感じなくなってしまった。

 やがてウィルの意識もその境界を失って、いつしか寝てしまっていた。


 しばらくして目を覚ましたウィルの目の前に褐色の大きな半球が二つあった。

 それにぎょっとして身を引くと後頭部にふにょんとした感触がある。

 振り返ると今度は真っ白な半球があった。

 ゴームの娘の一人でタレ目で胸の大きな女巨人だ。

 身長差もあってか、ちょうどウィルの頭の位置に胸がある。


 ウィルは慌てて上半身を起こす。

 いつの間にか集会場ではなく、どこかの寝室にいた。

 大きく真っ白なベッドは巨人が五人ほど寝られるほどの大きなものだった。


 そしてそこに、昨日の女巨人三人とサラが半裸の状態で眠っていた。

 ウィルは必死に記憶を探るが、全然思い出せない。

 どれだけ必死に頭を使っても頭痛がするぐらいだ。

 そうしてウィルが唸っていると、ベッドからにゅっと手が伸びてくる。


「ううん、ウィル君。……逃げちゃダメですぅ……むぅ…」


 寝ぼけたサラはそのままぬいぐるみのようにウィルを胸に抱え込む。

 不意を突かれたウィルは抵抗することも出来ずに柔らかい二つの膨らみに包まれてしまう。

 ほのかに香る汗の匂いと柑橘類のような香りが鼻腔をくすぐり酔いそうになる。

 更に柔らかな肌がぺたりと口に張り付き、呼吸が出来なくなった。


「むぐっ! むぐぐぐぐぐっ!」


 ウィルはじたばたと暴れるが、サラは意外と強い力で抱きついていて外れない。

 その上、周りにいた女巨人たちも寝ぼけてサラごとウィルに抱きついてきた。

 前後から押さえつけられるように固められて身動きが取れない。

 

 もはや感触などを気にしている場合ではなく、ウィルの意識は再び遠のいた。


                    ◇


 翌日、ウィルたちは巨人たちに惜しまれつつもヨークに向けて出発することにした。

 街までは巨人たちが軍船で送ってくれるらしい。

 ガムレ集落の港にたくさんの巨人が詰めかけている。

 武装した戦士たちだけでなく、それを見送る妻子、老人。

 集落中の巨人が集まったのでは、と思えるほどの数が集まった。


『しばらく滞在してもらいたかったが、無理に引き止めることもできんな』

『ウィリアムさん、ロロのこと、本当にありがとうございました』

「ウィリアム、アリガトウ!」


 首長のゴームとその妻テューレ、そして息子のロロが別れの挨拶をする。

 その後ろにはゴームの三人娘たちも居て、ウィルにウインクを飛ばして手を振った。

 ウィルが手を振り返そうとすると、服の裾がぴん、と引っ張られる。

 そちらを見るとサラが子供みたいに頬を膨らませてウィルの服を握っていた。

 ウィルは思わず頭を撫でてしまった。


「ふわぁ」


 サラは顔を真っ赤にしながら、されるがままに俯いた。

 それを見て巨人三人娘がきゃあきゃあと喜んでいる。

 巨人の女性は、何と言うか、やたら元気だ。

 

 ウィルが軍船の方に目を向けると乗り込んでいる巨人の一人が、すっと跪いた。


『勇者殿、ヨークまではこのゴームソンが責任を持ってお送りします!』

『ゴームソンはまだ若いが俺の自慢の息子だ。よく使ってやってくれ!』


 ゴームソンはゴームの長男らしい。

 長男がいるならロロの存在はそこまで重要ではなかったのか、と思ったウィルだったが、どうやら巨人の社会では『末子相続』というシステムを採用しているらしく、先に生まれた男子は成人すると一定の財産を相続して独立するらしい。

 そして最後まで残った末子が残りの財産を相続するので、むしろ末子が一番重要なのだそうだ。

 末子は遺産を引き継ぐことになるので得に思えるが、その分、家に残った老人や家に仕える者たちを全て養っていく義務も生まれる。

 ロロはこれからが大変なのだろう。


 ゴームソンはゴームとテューレの息子らしく、二人の良いとこどりをしたようなさわやかな顔立ちをしていた。

 彫の深さや目に宿る意志の強さはゴームの血を強く感じさせ、その一方で笑うと和らぐ印象やさらさらとした髪などはテューレに良く似ている。


『しかし本当にこれだけでいいのか?』


 ゴームはそう言って軍船に山のように積まれた食糧や宝石などを見る。

 これはロロ救出のお礼ということで持たされたモノだ。


「うん、十分だよ。それよりヨークの街を襲わないでくれる方がありがたいし」

『うむ、オレが首長の間は決して襲わないと約束しよう』


 ゴームはこの程度では足りないともっと持たせようとしてくれたが、それよりも、とウィルが今後ヨークを襲撃しないように約束してもらった。

 ロロが言っていたように、ゴーム自身もヨーク襲撃は割りにあわないと感じていたのでこの提案はすんなり受け入れられた。


『ハーラル以外の首長にも話は通しておく。ハーラルの奴は事情を確かめ次第、責任を取らせるつもりだ』


 ハーラルの策略はあと一歩のところまで成功していた。

 ウィルたちの到着があと三日遅ければゴーム率いるイェリング連合軍がヨークの街を襲撃する予定だったらしい。

 今は集結予定のほかの集落に伝令がとんでロロの無事を伝えているはずだ。


 これでヨークの街での紋章試合『赤弓杯』に専念できる。

 随分と回り道をしてしまった、とウィルは思うが、それでもロロをガムレ集落に帰すことはアリエルの望みであった。

 アリエルが望むのならウィルはそれを必ず叶える。

 それが二人の一番大事な『約束』だから。


 一通り挨拶を終えると、軍船に乗る巨人戦士たちが慌しく出航の準備を始める。

 今回ウィルたちはお客様なので特にすることはない。

 するとそこへロロが一本の剣を持って近づいてきた。


「ウィリアム、コレ、オクリモノ」


 ロロはちょっと寂しそうに笑いながら剣を両手で差し出した。

 ウィルはそれを受け取って、鞘から刀身を出してみた。

 すらりと長い刀身はウィルの腰まであり、やや肉厚だ。

 刀身の真ん中、峰の部分が平らになっておりそこに細かな美しい紋様が刻まれている。

 

 片手でも両手でも持てるようやや長めの柄になっているが、片手でも問題なく扱える重さだ。

 しかし決して軽いというわけではなく、しっくりくる重さだった。

 ただ美しいだけでない、かなり出来の良い剣だ。


「嬉しいけど、いいの?」

「グンヒルド作ッタ、小人ノ武器ダカラ他ノ巨人使ワナイ」


 ロロが振り返るとそこには遠くからこちらを見ている女巨人の姿が見えた。

 姿形が分からないほど離れているわけではないが、それでも呼びかけたり、話しかけたり出来るような距離でもない。

 文字どおりに『距離を取っている』ような距離間だった。

 ウィルは彼女の顔にどこか見覚えがあるような気がした。


「グンヒルド、放浪シテタカラ馴染マナイ。今回モオレヲ唆シタ、言ワレテル」


 どうやら彼女がロロがブリタニアの言葉を教わった放浪の女巨人らしい。

 こうした村社会ではあちこちに放浪する者というのは異物だ。

 ただでさえ排斥の対象なのに、今回の騒動でロロに外への興味を抱かせた、として攻撃材料にされかねない状況なのだろう。

 ウィルが思わず顔をしかめると、ロロはどん、と自分の胸を叩いた。


「オレ、皆ヲ説得スル。グンヒルドノ、セイジャナイ」


 ロロの強い口調にウィルは驚いた。

 まだ出会って数日しか経っていないが、ロロは大人しくやや臆病な性格だと思っていた。

 しかし今のロロは瞳に強い決意をにじませている。


「ウィリアム、オレノ目標。オレ頑張ル!」

「俺が?」

「ウィリアム、強イダケジャナイ。小人ト巨人ノ戦イ、止メタ!」


 ウィルとしてはそんなつもりではなく、単純に試合の間だけでも静かにしててくれればいいな、という程度のことだった。

 しかしロロにとっては強く戦いばかりしている父を倒して、戦いをやめさせたことがすごいことだったようだ。

 目をキラキラさせてウィルを見ている。


「オレ、自分ノ力デ、小人ノ国行ク。マタ、会エルカ?」

「……うん、また会おう、ロロ」


 ウィルはなんだかこそばゆい気持ちになって手を差し出した。

 ロロは嬉しそうにその手を握ってぶんぶんと上下に振った。

 

 軍船の準備が終わり、ウィルたちが乗り込む。

 巨人戦士たちが一斉に櫂を漕ぐと滑るように船が進み、あっという間に集落が遠ざかっていく。

 船が遠ざかっても集落ではたくさんの巨人が手を振っていた。

 その中に、一際大きく手を振っているロロの姿があった。


「どうじゃった、巨人の国の冒険は?」

「……なんだか疲れたよ。いきなり戦うハメになるし」


 隣に並んだガウェインがからかうように言う。

 冒険と言っても到着した日、宴会をした日、今日とあわせて三日ぐらいだ。

 とても吟遊詩人が歌うような大冒険ではない、と思う。


「短かったけど、楽しかったよ」

「ふははは、もう少し色々見てまわれれば良かったんじゃがな」

「そんなにゆっくりしてたら『赤弓杯』が始まっちゃうよ」


 海を越えて未知の国を訪れたのは面白かった。

 見るもの全てが目新しくてワクワクした。

 それでもウィルは、もっと旅をしていたいとは思わなかった。


 ヨークでアリエル、そしてロジェが待っているのだ。

 ウィルには戻るべき場所がある。


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