すれ違うを生むのは愛を求めた故

母の為に真っ当な人生を生きると決めた弟と、
義母の為に少しずつ道を違えていった義兄。

ヤクザとなった義兄が一体どういう感情を抱いていたのかと語り出すところから、ぐっと物語――その家族愛に惹かれていきます。

そこがまた単なる恋愛という形ではなく、無いものへの憧れのように描かれているのも魅力の一つですね。

愛情故のすれ違い、
愛情故の悲しい結末に、
心動かされること間違い無しです。