【設定辞書】のデータ解説 vol.3
かぼちゃをかぶった五ツ首のうぐいす色した竜 ―― 【モンスター?】
かつて、1匹の若い
獣の娘は己を伝染病であると言い、里を追い出され死に行く所であった。
若い竜は一目でそれが栄養不足による疾患だと見抜き、五ツの首で話し合って植物の精を装い、彼女を治療することにした。
甘く栄養豊富な土の果実を食べた娘はみるみる内に治っていったが、里の者にはそれが病の神に気に入られたからだと思われ、二度と生家に戻ることは出来なかったという。
娘の死後、竜は己の命を土に融かし、遠く、より遠くまで土の果実が広がることを願った。
娘のような者をこれ以上増やさない為に。
生命の覇者となることを諦めた竜の中には、大樹や草花そのものと融け合い、その地の肥沃を願った者も居るそうだ。
このような伝承も、大地と共に生きること選んだ竜の姿の内一つなのかもしれない。
二段ジャンプ ―― 【スキル】
あるいは空中ダッシュ。ニホンでは、極まった退魔師は垂直跳びからの急降下で走るより早く移動できるらしい。
「忍」の娘はそんな馬鹿なと思ったが、敬愛する主人が言うことなのでとりあえず練習してみることにした。
それから百年。やればできるものだ。
勇者 ―― 【名詞】
勇気ある者。女神の使い。特定個人において、種馬。
『さては興味ないな、お前』
改造能力(チートコード) ―― 【勇者技能】
略して「能力」。我らが勇者の子孫である証にして、初代勇者タダヒトが持ち込んだ「
概ね3つの種類に分かれ、それぞれ戦闘系、展開系、機能系とする。
戦闘系はほぼそのまま、ステータスの補正や特別なスキルを用いて戦える能力を。
展開系は異常な幸運や好かれやすさ、驚異的な発想力や上達速度など行動を容易にする能力を。
機能系は好感度やステータスなど、普段見れないものを「窓」と呼ばれるものを通じて見ることができる能力をさす。
かつての勇者タダヒトはこれら全てを持っていたとされ、この能力は全て「RPG」なる概念を用いて説明できるらしい。
我ら魔導家の大目的は、科学的思考による世界の再発見と探求が、RPGの中でも究極の能力足る「セーブ&ロード」に到達しうるかを確かめる事にある。
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