私の推し 先輩とエッチな汗染み着ぐるみ動画配信者

MenRyanpeta

第1話 着ぐるみ動画配信者

「はぁ…はぁ…ごくり…」


アパートの一室、夜の9時ごろ、加奈子はパソコンの前でわかりやすく唾を飲みこんだ。


(今日もすごい…うわ!エッチすぎる…)


彼女はあるコスプレイヤーの生配信を見て興奮していた。

コスプレといってもただ衣装を着ただけではない。

全身を、顔までマスクですっぽりと覆う美少女着ぐるみを着たコスプレイヤーだ。

しかしなぜそんな美少女着ぐるみを着たレイヤーの配信を見て興奮しているのか。

それは加奈子のフェチと関係していた。


着ぐるみコスプレイヤー「コヨリ」の配信は二、三日に一回、だいたい夜の8時から2時間程度。

配信内容は視聴者とのチャットやゲーム配信など配信者としてはいたって普通な内容だ。


しかし他の配信者と違ってコヨリは決して喋ることはない。

喋らないのにマイクは入っていて彼女のマスクの中の苦しそうな息遣いが「ふぅ…ふぅ…」と聞こえてくる。

コヨリはスタイルもよく、かなり女性らしい体の曲線が強調される煽情的な衣装を着ている。

そしてさらに異様なのがコヨリの"汗染み"だ。


コヨリは全身を肌色のタイツで覆われており、その上に衣装を着用し、さらに顔をプラスチック製のマスクで覆っている。

配信は2時間以上になることもあり必然的に汗をかいてしまうのだあろう。

そのため発汗の多い首回りのタイツが配信開始時と比べ時間が経つにつれて色濃くなり、範囲も広がっていく。

そんなコヨリの汗染みが大きくなっていく様を見て加奈子は興奮している。

そう加奈子は汗フェチなのだ。

加えて同性愛者であり、エッチな体つきの女性を好んでいる。


加奈子はもともとSNSなどで女性の汗染み写真を漁るような変態的な趣味があった。

チアガールなどのスポーティーなものから女優の脇汗などなど…時にはキャラクターショーの着ぐるみの写真まで漁る日もあった。

しかしアダルトビデオには手を付けていなかった。

そこに何の違いがあるかわからないが。


そんな中で偶然見つけたのが着ぐるみコスプレイヤー、コヨリが投稿した一枚の写真。

加奈子は釘付けになった。


(うわ…これやばい)


首筋、背中、わきの下、胸の谷間…汗がかなり染み出している。

体つきも加奈子の好みでスタイルが良くてかなり厭らしい。

しかもコヨリが過去に投稿した写真を自ら引用し、フォロワーにどこが良かったか聞いているではないか。


(え?わざとやってる?確認犯だこれ!)


そんなコヨリの小悪魔的なあざとさ、内面から滲み出てくる汗と体つきのエロさに一気に心を奪われてしまった。

着ぐるみレイヤーの内臓は男性が多数を占めていることを知っている加奈子だったが、同性愛者の感なのかわからないがコヨリの中の人は女性だと確信していた。

見る人が見ればわかるのだろう。


加奈子はコヨリにどっぷりハマってしまい、生配信の視聴はもちろんのことメンバーにも入っており、毎月メンバー限定の彼女の写真と動画もゲットしている。

最近の加奈子の生活の一部にコヨリが組み込まれていた。

これを推し活というのかはさておき…


コヨリは配信開始からそろそろ2時間が経とうとしていた。

画面内のコヨリは首筋の汗染みがもう隠せないほどにびっしょりになっていた。

胸元にも結構な汗が染み出てきている。


(もう10時になっちゃう。そろそろ終わっちゃうのにわきの下が見えない。くぅぅ…)


今日の衣装はわきの下が見えにくいから脇汗が見えない。

加奈子はそれをもどかしく思っていた。

配信画面内のコヨリの前にいつも置かれているタイマーが鳴る。

2時間が経過した合図だった。

案の定コヨリはお別れのあいさつコメントを打ち込んでいた。


▷今日は配信を見にきてくれてありがとうございました。

▷明日はお買い物に行く予定なので、近々新しいお洋服を披露できるかもしれません。楽しみにしていてください。

▷それではみなさん、おやすみなさい♪


配信が終ってしまった。

パソコンの前でもんもんとする加奈子、やはり脇汗が見れなかったことが悔しいようだ。


(おわっちゃった。でも新しい衣装だって!楽しみ♪…ん?あれ?配信…切れてなくない?)


そう、画面は真っ暗になっているのだが、配信が切れていない。

しかもマイクが入っていてコヨリが何かゴソゴソと動いている音は聞こえるのだ。


『ふぅ…ふぅ…カチ!カチ…パカ!ぷはっ!…はぁ…はぁ…はぁ…』


コヨリがマスクを外し、艶っぽく息を吐く音が聞こえる。

加奈子は画面の前でガッツポーズをするほど喜んだ。


(配信切り忘れ詐欺のやつだ!うわ!あざとい!あざといよコヨリちゃん!)


シュッ…シュ…と布が擦れる音、ジ~っというタイツのジッパーを下す音…きっと今中の人がコヨリから解放されて汗びっちょりになっている。

そんなことを想像するだけで加奈子の胸の鼓動がどんどん速くなっていった。


▷ごめんなさい!また切り忘れちゃったみたい。気を付けないと…

▷次こそ切りますね。おやすみなさい♪


お別れのコメントが打ち込まれ、本当に配信が切れてしまった。

加奈子は大きく息を吐き、満足そうな顔をして天井を見上げる。


(はぁぁぁ…今日もよかった。相変わらずすごいエッチだったね。満足満足!私も明日出かける用があるし、とっとと寝ちゃおっかな)


加奈子は明日の準備をし、その日は早めに寝ることにした。

実はこの後興奮してあまり眠れなかったのだが…

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