血鉄の刀仕

織柩メフィラド

第0話 昔話

むかしむかしある所に、とある錬金術師が居たそうな


その錬金術士は、錬金術師でありながら呪いの研究をするのを趣味としていた。


そして、その錬金術師は自分の遊びの為だけに、沢山の人を争われた。


時には辻斬りと言う者に依頼をし、人を殺させたり、はたまた、人々が争い合う合戦場に現れたり、分かりやすく言うなら変人だった。


しかし、その者はある意味やばい鉱石を作ってしまった。


言うなれば、人から取れた空っぽな感情の結晶のような、血を1滴落とせば、その人の感情の色に燃える透明な鉱石


彼はそれにマカラと名付け、その鉱石を22個作った。


そして、そのマカラと言う鉱石を使い作った刀が11本作られ、それぞれ、七つの大罪と四つの正典を意味する名をそれぞれ与えられ、七つの大罪は、少し年月が経ち安土桃山時代に織田信長は、大罪の方の真殻刀を使い、蒼き炎で人々を焼き切ったと言う伝説を作った。

(しかし、使ったのは1回だけらしい)


それにより、真殻刀の噂は広がり、多くの者が第六天魔王の武器という事で、天下取りの足がかりとして、その真殻刀を欲しがった。


それにより、残り10本の真殻刀も見つかり、この見つけた者達もこぞってその刀を振った。


しかし、思ったような効果を得ることは出来ず、困っていると、ある者がこう言った。


「この刀は、人を殺す為に作られた物、では、この刀に血を与えてはどうでしょう?」


そう言うと、それを信じた殿様が、1人の殺人犯を連れてきて、その者を真殻刀で切った。


すると、黒き炎が現れて、刀の持ち主以外の周りの者たちを巻き込み、全てを燃やし尽くした。


そして、殿様はこう言った。


「これは血に反応する刀という事か!

では、この刀の真の名を鉄血刀とする!」


という事で、真殻刀は名を変え、鉄血刀と言うなを持った。


ついでに、蒼き炎は反逆、赤き炎は闘志、黒き炎は呪い、白き炎は慈愛という感じに感情で燃える色が違い、紫は怨みの炎で、毒的な感じに苦しんで亡くなると言う特性があったりする。


なので、鉄血刀を持つ者は、近くに感情のコントロールが上手い者を置き、その血で戦う事にした。


それにより、江戸時代の徳川家の頃は合戦はせず、白き炎を使い、将軍を治したり、天皇の病を治したりと言う形で使われて行き、それは起こった。


その現象は以後、〖魂爆発〗と言う名で呼ばれる現象であったが、その現象により、当時の天皇は21の若さで亡くなる事になった。


その現象は、真殻刀の本質、魂を知りたいと思う働き、そして、もう知り過ぎた魂を吐き出す性質を持っていた。


それにより、刀から透明な魂を吐き出す働きにより半径1キロの爆発が発生する。


それに巻き込まれると1キロ圏内の人は完全に亡くなり、5キロ圏内の人は目眩のような魂がズレる感覚になり、その人達は、1部例外を除いて、3年以内に亡くなる現象が起きた。


それにより、鉄血刀の事を調べる事になり、元々、真殻刀と言う刀で、この刀に血を与えると、感情の炎が現れ、それぞれに特性が生まれる。


そして、それが一定の両量を超えると魂爆発を起こし人々を殺す厄災そのモノの刀だった。


しかし、それを抑制する方法を簡単に知る事になった。


その方法は、魂を他の器(無機物)に移す事で、魂の保有量を0に戻す事が出来る事を知った。


その後、魂爆発を起こしたその1本の刀を除いた残り10本を集めて、魂爆発を起こさせないようにしないと行けなくなり、その者は日本を周り、刀を探さないと行けなくなった。


そして、この物語が始まった。

これから始まる物語は昔話でありながら昔話では無い未来と現在と過去の話

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