人間が五感で世界を認識しているなら幻視や幻聴で錯乱してもしょうがないよね

@aosiu

異世界召喚って空間を超えてるけど重力でしか空間は歪まないはずだしそんな重力を起こせる質量を作れるエネルギーがあるなら魔王城に打てば魔王城とか大陸ごと更地にできない?

 東京とかの郊外から見て車で2~30分くらいかかる位置にある、まあ基本インドアな人間が物珍しくハイキングに行きたいとかいきなり思ってから登りやすい山を調べてたいていトップ5に出る感じの標高が500m、くらいで立地も中途半端で凡そ星空を見るには近くの都市の光害が影響して大して変わらずなかなかに定住するには不人気なのに妙にしっかりしたアスファルトの道路が麓にひかれて山中ははっきりわかる感じで、看板と木の階段が埋め込まれてどうぞ歩いてくださいと言っているような立地の山の開けた中腹にポツンと一軒の家が建っていた

 その一軒の家のドアが開くと中から少し慌てたような表情をした制服の男子が勢いよく出てきた、その風貌は160㎝といったところ、服装は紺色のブレザーに剣を加えたトラの印のワッペンが左胸に入っていてズボンは紺色の長ズボン、ワイシャツをブレザーの下に着て身長に比べて微妙に大きいのか多少ダボっとした印象を受ける、ネクタイは紺色の幅5ミリほどの左上から右下に向かう線の下に白色の2センチほどの同じ角度の色の部分があり再び紺色の線を挟んで今度は黄緑色の2センチほどの部分があり次は再び紺色の線がありその下には白色が続くネクタイをしていた。

 顔は黒髪黒目で大きな特徴もない平凡という言葉がしっくりくる顔立ちをしていた、多分木を隠すなら森の中理論で人混みに紛れればどんな凄腕探偵でも20分で見失ってしまうんじゃないのかと言われれば多分100人中80人ぐらいはうなずきそうなぐらいには平凡な顔をしている。

 そんな男子は家を出ると多少駆け足気味に時速7㎞ぐらいの人によっては多少厳しめのウォーキングをしていると勘違いしそうなぐらいの速度で緩やかな下り坂を下っていく。

 整備されて木も埋め込まれているとはいっても一応山道ではあるため滑ったりして転ばないように気を付けつつ降りていくと大体20分程度で麓につくためそこからさらに5分ほど歩くとバス停が見えてくる。

 最もそのバス停は30分に一本という郊外からの距離で考えてみると多少多めでは?と思える程度の本数が走っているだけであとは屋根もない典型的な田舎のバス停といった風貌をしており特に特記することもないバス停である。

 そして数分もしないでバスがやってくる、すでに男子の表情は落ち着きしかなく慌てていた様子は一切見れない。そしてバスに乗り込むと前から3番目の左側の一人用の椅子に座り込む、大抵の場合バスというものは人の移り変わりが少なく一週間の中で決まった曜日に一見するといろいろな人が乗り込んでは降りるがその実、乗り込む人間と降りる人間は大抵大枠が決まっていて時たま新しい人間が入ってきても1か月もすればその人間が席に座るのならばどの席に座るのかもある程度固定されるものである、つまりこの男子も基本的にバスの中での行動は決まっている。

 そしてそのままバスに揺らされて30分ほどしたところで男子は降車するとそこから15分程度再び歩いていくととある名前の建物が見えてくる、そしてその建物に入るとそのまま3階の1-A と書かれた札が入り口の上に貼りつけられた札に書かれている部屋に入っていく端的に言えばここは高校の1学年の人間の一部が学ぶ部屋、いわゆる教室である、そこに入るといつも道理すでに40程度の席のうち7割ほどが埋まっているためいつも通り前列から3番目の中央の通路から3番目左の通路から二番目の席に座り込むと鞄を机の横にかけて必要な教科書類を取り出していく。

 そして午前中の授業はそのまま進んでいきお昼休みになった、授業を終えた担任は片づけをしていて生徒はお手洗いに行こうとしていた、その時である唐突に床に奇妙な線が走っていることをその場のほとんどの人間が知覚した。最もその場にいる多くの人間はそれが何の意味を持っているのか理解もできず驚いた表情で固まったままになっていたが男子だけは出入り口のすぐ近くにいたために廊下まではその線が走っていないことをすぐに認識できたために慌てて駆け出すとそのままその線からかなり強い光が放たれて全員の意識は瞬間的にしかしある意味かなりの期間途切れてしまった、

 あと少しで教室から脱出できそうな男子以外のその場のすべての人間がである。

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