『上げて下げて』は出来ているか?
エッセイ主が好きな漫画家さんが話されていたのですが、物語は『上げて下げて』が大切とのことです。
カタルシスとオチ。
そのほかに、ジェットコースターみたいに話の波があること。
シリアス回のあとは、くだらないギャグ回を。
弛ませすぎたら、ちょっと締めた話を。
派手に喧嘩させたら、次では仲直りを。
ずっと同じ刺激だと人間飽きてしまう生き物なので、メリハリつけよう!
と、いうことにも日頃気をつけて話を構成しているのですが、ここが難しいですよね。
ダークファンタジーとかだと、ずっと暗いですし、頑張っていっぱいギャグも入れますけれど、全体的には暗たんとしているし。
反対にコメディだとコメディで、ずっと笑いを入れ続けるとネタが切れる。かといってシリアス回を入れてつまらない!とか言われたらどうしようとも思うので、そんなに真面目な話は入れられないし…と、悩みは尽きないです。
ちょうどいい塩梅に甘いと辛いを入れられたら、もっと面白い話が作れるのになーと、実力不足を日々感じています。プロのかたは、ここがうまいですよね。
見せ方がうまい。
尊敬です。
あとは、ストーリーだけじゃなく、キャラクターの造形にも上げて下げてを応用しています。いわゆるギャップです。
大人しい姫かと思っていたら、暗器の扱いに長けていたり。(ヒロインです)
無個性タイプだと思ったら、のちに180度性格が変わったり。(主人公です)
なんか性格を二段、三段構えにすることが多いエッセイ主です。ギャップ大好きです。
でも、やるすぎても読者さんがついていけなくなるので、とくに癖の強い主人公は良し悪しですね……。王道がいちばんです。
上げて下げて、は大切だ!
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