第3話・町巡り2
図書館利用はお金は取られないが、1フロアの本だけらしい。
「より本を読むにはどうすればいいですか?」
「1000G払って、魔法ギルドに登録するといいよ。Gランクでも古代語を扱う歴史本とか読めるね」
んー1000G残るからいいか。登録料を支払い、本を読むことにした。
魔法関係の本を読む。魔法は魔法の作業台というのを使い、作成するものらしい。へえ、お金が無いから買えないな。
魔法の種類は召喚魔法、攻撃魔法、防御魔法がある。呪術という種類と奇跡というものがある。教会で最初だけ1000Gで【ヒール】という奇跡が買えるのは知っている。
召喚魔法はレギオンとサーヴァントと二種類あり、レギオンは複数の個体を召喚するらしい。サーヴァントは一個体。アクセサリーなどの特殊装備で数を増やしたり、強化したりする。
使用するには【精霊語スキル】が必要。古代語を学んでいれば問題なく習得するらしい。んー新しい言語スキルだ。
というわけで古代語の本を集中して読む。ゲーム設定の歴史とか読んでみたりする。へえコールって勇者生誕の聖地なのか。いまは子孫が人間国の王様していると。
マーマンの国は海の底にあるんだ。大昔の技術があるらしい。スクロール化というのは古代技術の現代まで残った技術とのこと。
魔王国はあるんだ、遠い異国らしい。和風の国もありそう。
そうして合計5冊くらい読み終えると古代語のレベルが3になる。
「そろそろ時間ですよ」
「はーい」
本をしっかり元の場所に戻そう。レンタルはできるか聞くとお金がかかるらしいのでやめておく。朝にまた来ます。
時間を聞いて、拠点に行く前に、雑貨屋を見ていく。ここで一週間分の水と食料を買い込む。200Gの出費で残り1300G。
保存食と水ゼリーというのを口にして、空腹値など回復。ベッドで時間を進める。時間を撒き戻すことはできないから注意、朝に図書館へ。
古代語の本を読んで時間を潰す。レシピ本あるじゃん。魔法のレシピを重点的に読むことにした。
古代語レベル5になり、精霊語を習得。スキルを覚えるにはそれに見合う行動をしてマスクデータである熟練度を貯めるか、スキルレベルを上げるしかない。
精霊語を覚えたら【妖精の腕輪】が魔法スロットに装備できるようになった。やったね。
どうやら【妖精の腕輪】はサーヴァントタイプの召喚魔法らしい。召喚者のスキルをコピーして、手伝ってくれるらしい。戦闘での役割は回復と自然回復を早めること。攻撃系スキルや魔法はコピーできない。
本を読む終えて元の場所に戻して、クエストを確認する。図書館の受付さんから、本の整理というクエストが受けられるらしい。
「本読む人がいるんだけど、戻す人が少なくてね」
「そうなんですか」
古い本の回収もあるので、そこそこ時間を使うクエストだ。
クエストを受けられる状態にして教会へ向かう。【ヒール】を買うためだ。
回復魔法である【ヒール】があれば、一応身は守れる。それに【ヒール】をもとに、奇跡を作ることもできるらしい。魔法の作業台がいるけどね。
「はい。初めての人は【ヒール】は1000Gの寄付をお願いします」
「はい」
「次からは5000Gなので気を付けてくださいね」
シスターさんからそう言われて【ヒール】を獲得した。その後フィールドに出るのだが、買い物をしなければいけない。
装備は良いや。攻略サイトでも草原エリアならそのままで問題ないらしいが、武器は必要だ。
だが300Gで買える武器は無さそうだ。仕方ないから、布と石を集めて、石を包み、振り回すことにした。
「よし」
それは『即席スリング』という名前の投擲武器に変わった。とりあえずこれで戦える。残りのお金で200G使い、錬金セットと調合セット。残りのお金で空瓶を買っておく。これでお金は使い切った。
とりあえず明日の朝探索するから、バイトしよう。
というわけで、食堂のバイトを受けた。野菜の皮むき、ジャガジャガイモという野菜の皮むきをしてお皿を洗う。
こんなこと母さんに知られたら、現実でもやらされそう。それは嫌だな。
妖精の召喚はしない。召喚した者が生物の場合、空腹値があり、ご飯をあげないといなくなるらしい。
いまは自分のご飯で精一杯だ。果物を手に入れたら召喚しよう。
「はいよ、あんたは文句言わずにやったからご褒美だよ」
「賄いだ。ありがとうございます」
「たんと食べて大きくなりな!」
ゲームの中で大きくなるのかな? 野菜のシチューを食べながらそんなことを思う。この後はフィールド探索して、モンスターのテイムと採取でアイテムを集めること。それと果物系のアイテムを収穫することを目標にしよう。
調合のレシピもそれなりに集めた。下級回復ポーションと下級解毒薬、下級マナポーションを作れるようになった。
必要な物も分かっているので、後は採取するだけ。
ご飯を食べ終えて皿を洗い終えて挨拶してから拠点へと帰っていった。
明日は戦闘か、できればいいけど、がんばろうか。そう考えながら時間を進める。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます