俺の彼女が可愛すぎる

セブン君

第1話【夢みたいだな】

高校最後の文化祭、それはついに終わりを迎え、生徒達が解散するとき、2人だけが教室に残っていた。その2人は話すことがあるのか窓際で話をしている。そのとき、七海望夢は目の前にいる美少女、桜庭桃華(さくらばももか)に告白される。

望夢「え...なんで...?」

桃華「だって貴方、優しいもの。周りのやつらは何かしらの下心があって私を積極的に助けに来る。でも貴方は違う。目が濁っていないもの」

望夢「そ...そうなんだ...へぇ〜」

望夢(そんなつもりないんだけどな)

桃華「とりあえず、私と付き合ってよ。ね?」

望夢「わ...分かったよ...」




数年後

望夢「はぁ〜忙しかったな〜」

桃華「遅かったね。浮気?」

望夢「なわけないじゃん...」

望夢と桃華は結婚していた。そして2人とも幸せな生活を送っている。

望夢「飲み会に行くって昨日言ったじゃん...」

桃華「わかんないよ。だって他の女と飲んでるかもしれないし」

望夢「どこまでが浮気?てか俺が他の女と話せるやつじゃないことぐらいわかるでしょ」

桃華「うーん...話したら浮気でしょって言う冗談は置いておいて、2人でご飯食べたらもう浮気でしょ」

望夢「お前って、俺に興味薄そうで愛情重いよな」

桃華「う...うるさい!とりあえずお風呂入ってきなさいよ!」

桃華は顔を赤くして言う。

望夢「はいはい。いつもの安心できるお風呂に使ってきますよ〜」

桃華「恥ずかしいからそれ以上褒めないで!」

そんなことを話して望夢は風呂に入る。そのとき桃華は扉越しに望夢に小さく言う。

桃華「好きよ...望夢...」

そして桃華はすぐにその場を離れる。

少ししてから望夢が小さく呟く。

望夢「...俺もだよ」

ーあぁ〜!のぼせそう!ー




気づけば午前0時を回っていた。

そして部屋の電気が消える。

そして望夢が眠りにつこうとしたとき、扉が開く音がした。

加湿器でもつけに来たのだろうかと考えていると、頬に柔らかい感触を感じた。

望夢「...え」

桃華「...あ...おやすみっ!!」

バタン!!!

望夢「...顔熱っつ」

そう言って望夢は眠りにつく。

望夢「夢みたいな日常だな...」



ー...だせー

「...んん」

ー...いだせよー

「はぁ...はぁ...」

ー早く思い出せよ!!ー

「はっ!?!?」

望夢「夢...かよ」

望夢(悪い夢をみた気がした...にしても暑い...)

桃華「おはよ〜ってすごい汗よ!?ちょっと熱測って!布団もビシャビシャだし...」


ーピピピピ...ー

望夢「あ...あれ?」

桃華「38.2℃...今日は仕事休んで。これは嫁命令よ」

望夢「なんだよ嫁命令って...わかったけどさ...」

次回に続く!

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