ゲイバーの隣は床屋桃の花

げいばーのとなりはとこやもものはな

季語は「桃の花」です。


横浜には野毛という昔ながらの繁華街があります。

この街はゲイの方が相手を探す、いわゆる「ハッテン場」としても有名です。


現地に行くと分かりますが「会員制」と入口に書いてあるお店がたくさんあり、そこが「ハッテン場」だよと、同行した方に教えてもらいました。


野毛という街は、様々な人をつつみこむ優しさがあるんだなと思い、その気持ちを「桃の花」という季語に託して一句詠んでみました。


本句も入選をいただきました。


他方、「季語が決まりすぎている」「もう少し明るい季語の方が良い」というご指摘をいただきました。


上五中七から来る印象とわざと季語のイメージを少しずらし、句全体の印象をより深みのあるものにしたほうが良いということと理解したのですが、難しいっすね…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る