9.勝負を挑まれたこと

中学生の時に1回、高校生の時に2回、何故か私の友達(女子)を好きな男子から勝負を挑まれました。

今回はそのお話をします。


1回目。

中学3年生の時、友達のことを好きな男子が何故か私に英語の点数で競ってきました。

ちなみに全員同じクラスで、わりといいヤツだと思っていた男子でした。

明るくて誰にでも同じ態度で、男女関係なく友達を作れるタイプでしたね。

彼は確か、「次のテストで祐里(仮)よりいい点取ってやる」とか何とか言っていました。

私はその頃もう英語が得意になっていたので、やれるもんならやってみろと思いながら「私が勝ったら何してくれるの?」と聞いてみました。

そしたら、銀河漂流バイファムのサントラレコードを貸してくれるとか言い出したんですよ。

別にいらないんだけど……と思いましたが、何となくおもしろそうなのでOKしました。

彼が友達のことを好きなのは丸わかりだったので、「勝ったら告白するの?」とは聞きませんでした。

結果は、私の勝ちでした。

50点満点中、私は48点とか49点とかそれくらい取れたんです。

彼は38点だったような記憶があります。

でも、彼は告白しました。何でだよ。まあいいけどさ。

そしてフラれていました。私のせいにはされませんでした。よかった。

で、私の感想ですが……

「友達(同じく英語得意)に挑めよ! 何で私なの! 別にレコードいらんわ!」

レコードはおとなしく借りたんですけどね。

平和のために空気読んだ私グッジョブ。


2回目。

高校1年生の時、同じクラスの男子が違うクラスの私の友達を好きになったらしく、態度が丸わかりだったんですよ。

そしてやはり勝負を挑まれました。

今度はね……、ひどいんですよ。私の苦手な物理!

物理なんかわかんないよ! 文系なんだからさぁ!

ニヤニヤしながら「おまえこんなのもわかんねえの?」とか言っていましたね。

苦手だって言ってんだろぉぉおお!?

「どうせ次のテストでも俺が勝つんだろうな」とかそんなことも言っていました。

ムカつくので相手することにしました。

そいつは中学生の時に挑んできた彼より性格が悪かったので、友達のためにも何とかやっつけたかったんです。

そりゃもう、猛勉強ですよ。

熱量の単位ジュールとか覚えましたよ。

摩擦係数ミューとか。

物理の参考書買った記憶があります。

すっごく勉強して勉強して勉強して、頭から煙出るんじゃないかなってくらいがんばって、確か2点か3点差で勝ちました。

私が勝ったんですよ? なのに、そいつ謝りもしないの。

本当に嫌なヤツでした。

勝ててよかった。悔しそうな顔見られたし。

ヤツは告白はしなかったようです。

きっと、バカにしていた相手に負けたからですね。

で、私の感想ですが……

「友達(同じく物理苦手)に挑めよ! 何で私なの!」

まあ、そんなことは言いませんでしたけどね。

また平和のために空気読んだ私グッジョブ。


3回目。

高校3年生の時、同じクラスの友達を同じクラスの男子が好きになったらしく、それも態度が丸わかりだったんですが、そいつはわりと仕事できる……できるか……? まあいいや、事前準備をするタイプで、私にこっそり「Nさん(友達)のことが好きなんだけど」と相談してきていました。

私は「へー、がんばってね」と無責任に平坦に言っていました。

賄賂のつもりだったのか、彼は「ロッカーに漫画入れてあるから持って帰って読んでいいよ」と、自分の漫画を貸してくれたりもしていました。

克・亜樹さんの。何で克・亜樹さんのを私が好むと思った?

嫌いではないけど、浦沢直樹さんのパイナップルARMYにしてほしかった。

いや、それはいいんです。借りて読んだし。

で、私の無責任さがムカついたのか、ある日彼は「日本史で勝負だ」と言い出しました。

日本史は彼の得意科目でした。私はそうでもなかったのに。

でもねぇ、めちゃくちゃ好戦的な感じで言われたので、英語にしてくんないかな……と思いながらもOKしましたよ。

日本史の問題集買って猛勉強しました。山川出版の。

日本史の授業をポータブルレコーダーでカセットテープに録音して、家で聞きながら勉強したり。

結果、私が1点差で勝ちました。94点と95点だったかな、確か。

でも彼は告白しました。何でだよ。まあいいけどさ。

そしてフラれていました。私のせいにはされませんでした。よかった。

で、私の感想ですが……

「友達(勉強はほどほどにできるタイプ)に挑めよ! 何で私なの! 漫画いらんわ!」

そいつは、友達に告白する時にプレゼントしたオルゴールミュージックのCDをカセットテープに録音したものを、勝利した私にくれました。

ここらへんは、高校1年生の時の性格悪い男子より1000倍マシでしたね。

別に興味ないのに平和のためにおとなしく「ありがとう」と言って受け取った私グッジョブ。


3人とも、どうして友達に直接挑まなかったのでしょうか。

そして、他にも友達がいたのに、どうして私に挑んできたのでしょうか。

もし勝ったら、「俺は祐里(仮)に勝った! 男が上がった!」とか思うものなんでしょうか。

挑む科目が、私が得意な英語なら……まあ、うん、何となくわかりますよ。

でも違うじゃん、英語で挑んできたの1回目の彼だけじゃん。

2回目と3回目はそいつらが得意な科目じゃん。

何なのこれ、ほんと。今も不思議で不思議でしょうがないです。


ということがあったんですよ。

本当なら創作に活かせばいいと思うところなんですが、いくら考えてもこいつらは活かせない。

だって地味な私に挑んできた理由がわかんないんだもん。

おまえらの心理描写なんかできねえわ、と。

この話、活かせる方いらっしゃいます?

もし「創作してやるぜ」という方がいらっしゃったら、ぜひ使っていただきたいのですが。

そして、お話ができたら読ませていただきたいです。

どんなにいじっても構いません。脚色カモーン!

登場人物に「祐里」入れても構いません。

性格悪い女子とかになってても無問題です。

バッドエンドでもいい!

無駄に勝負挑まれた過去の私を供養してやってください……!

お話ができたらどこかにコメント書いてくだされば、お伺いいたします!


長くなっちゃった。すみません。

で、次の話題は……何にしよ……?

ここでレコードの話を出したので、ファーストレコードの話題にでもしますか。


はい、また続いちゃいまーす!

がんばりまーす!

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