食べること 美味しいこと は 人を 幸せにする ほっこり 温かな お話
- ★★★ Excellent!!!
美味しいものを食べた時、
誰でも幸せになりますよね?
この家の子は、家に帰るのが楽しみでなりません。
と言うのも、おやつが楽しみだからです。
【この小説の楽しみ方】
楽しみ方①
家に着いて、第一声は必ず
「お母さん、今日のおやつは?」
そして、お母さんが『ただいま』を促す。
このやり取りのバリエーションに注目!!
楽しみ方②
食レポ。
それはもう、とても美味しそうに、描写が行き届いております。
その食べ方の、こだわりにも注目して欲しい。
こうやって食べるから美味しいのだと言う、自身の食べ方をつぶさに描かれておりますが、実際にその様にして、食べてみたくなること請け合いだ。
楽しみ方③
飲み物。
この食べ物にはこれだ!
と、言う飲み物が出て来るのですが、このこだわりも強い!
きっと好きな様に飲めばいいのですが、そうか、一度それで飲んでみようかな? と、思わせてくれます。
✻ ✻ ✻
こんな美味しいモノを毎日試行錯誤して提供してくれる、お母さん。
それを期待して真っ直ぐに返ってくる、お子さん。
そして、親子で、「いただきます」に始まって、美味しいね、と、一緒に食べて、笑顔いっぱいで「ごちそうさま」まで、もう幸せしかありません!
誰だってこんな家庭が、幸せな家庭だと思える、『家族の在り方』、『幸せのかたち』、がそこに在ります。
家に居場所がなくて、帰るのも嫌で、お店に寄って外で食べて帰るお父さん。家事や子育てに疲れて、ついつい手抜き料理になってしまうお母さん。
どうぞ、この小説を読んで下さい。
別に凝った料理など必要ないのです。
食べる人が喜んでくれて、一緒に笑って「美味しいね」と、言い合える家庭環境を是非、作って欲しいです。