第2話 【異世界転移もしくは召喚】

......

「ここはどこだ...」


目を覚ますと見知らぬ場所にいた。

あたりは緑で埋め尽くされている

見た事のない植物が生えている


「なんだ?」

何が何だか分からない

どこへ来てしまったのだろうか

混乱する中あらゆる思考が脳を巡る

ここは日本なのだろうか

俺はなにかの実験に巻き込まれてしまったのではないだろうか

俺は帰れるのだろうか

などと不安になってきた。


「よし 考えても何も解決しない さあとりあえず人のいる所に行こう」

などと言って不安を紛らわす


...

見知らぬ土地を歩き続けた何時間が経過したか分からない...


一向に町などが見えて来ない

見えてくる気配すらしない


不安が増幅する


「ガサッ ゴソッ 」

後ろの方から謎の物音が聞こえたので振り返る


「グルアァァァァァァァァァァッッッッ」

そこには大きさが4メートルほどあるクマが

こちらを睨んでいた

獲物を狙う目だ

俺が腰を抜かして悲鳴をあげる


「うわぁぁあ!!!」


猛スピードで距離を詰め腕を振り上げていた

俺は死を覚悟した。何故か後悔は残りそうになかった

何故かは分からない...



俺は生きていた

クマのようなものは死んでいた

白い服に赤い液体を大量に浴びた女性が立っていた。

そこで理解した


俺は助けられた

クマのようなものは殺されていた

俺は震える声で言った


「ありがとうございますっ!」


そんな言葉に女性は不思議そうな顔をした

そして口を開いた


【kajshvdjebjdjbdksbbzjdbssghd?】


「え?」


彼女は俺の知らない言語で話始めた

それは英語でもないし中国語でもないと思う


【Lajdkojxo?】


やっぱり分からない

相手会話ができないことを悟ったのかジェスチャーなので意思疎通を図ろうとしていたが俺には伝わらなかった。


彼女は困った顔を浮かべながら手招きをした

なので俺は着いて行くことにした。

3時間ほど歩いた後に町に到着した 。


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