家庭用プラネタリウム

三日月まこと

家庭用のプラネタリウムって

体調が悪くて寝ている時間がけっこう多い私なので、その時間をなんか有効的に使えないか、と夜に考えた。


夜……寝ていながら星空を見れたら、素敵かも。

銀河とか、星座とか、勉強にもなるし、話のネタにもなるし、いい感じかも。


と思って、アマゾ○で家庭用のプラネタリウムを検索したら。

あれって子供用のものが多いんですね。

魚が天井を廻るタイプのものもあって、ちょっと怯みました。


私は水族館って怖いんです。大きな水槽、ガラスを隔てた先はもう人間の世界じゃない、という感じがして。

そんな私に、夜に光る魚が天井を廻る道具なんて……!


でも、けっこうマニア向けな本格的な家庭用プラネタリウムというのもあったので、そっちも見ていたんですけど。


魚がまわるのが怖いって、そう思い始めたら、星が廻って天井に映ることさえ、怖く思うようになってしまった。


宇宙って、小さなころは大好きでした。将来はナサの職員になるとか、それがどんだけ大変なことかもわかりもしない歳(五才くらい)から、そう言ってたくらい。

(ちなみにジャクサは見学に行ったことがあります)


星座も大好きで、一番初めに親に買ってもらった本は星座と神話の本だった。


地上から星々を見るのは大好きだから、家庭用プラネタリウムいいなあ、と思ってもうちょっと検索を続けていました。


そうしたら、いろいろ季節とか昔の空とか、タイプ別で中身を取り換える版があって、それがまたけっこうな値段がする。

大人向けのやつを本気で買おうかと思っていたけど、

あーあ、金銭的に無理!


それに、具合がわるいときにプラネタリウムを自室に映したって、うざいだけかも。


と思って、購入断念しました。


夜の暗い部屋の中で、廻る星を天井の映すのは――

ロマンチックかもしれないけど、水族館同様、怖くもあるかもとも思うし、私にはいろいろ贅沢かもしれません。


本当は、本物の星々を大事な人達と見るのが、最高に幸せだと思います。

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