この世を生き抜くために

牛丼屋に寄った主人公は、様々な想いに心を巡らせる。
自分に懐いたうさぎ、別れた最低な夫、二つ上の女の同僚、十歳下の男の後輩。
彼女の想いにはガツガツとしたハングリー精神が垣間見え、あまりの逞しさに拍手を送りたくなった。
作者さんの細かな人間描写が素晴らしい作品。