こういうサレ夫がいてもいい

主人公は直接手を下さずざまぁ対象が勝手に落ちぶれていく作品が多い中
1年かけて入念な準備をし嫁に自分と同じ思いをさせるためのシュウの復讐は最高にスカッとした!
作中や後書きでも触れられてるように慰謝料貰ってスパッと離婚した方が建設的だとは思う。
現実ならとつくけど。
シュウのした復讐はお世辞にも褒められたものじゃないし清廉潔白な主人公を求める読者には不評だと思う。
だけど、小説なんだしこういうざまぁがあってもいいと思うし、むしろもっと増えて欲しい。

慰謝料を貰ってスマートに離婚して後日談で幸せな光景を元嫁が見かけて絶望する話
法律なんて糞くらえの暴力で復讐する話
どちらも作品にあってたらスカッとするけど、この作品にはそぐわない気がした。
この作品の主人公がされた事を考えたらこのEND以外ありえないくらいしっくりきた。

作者さんの後書きは共感しか無かったしこのENDにしてくれた事に感謝します。