第7話通り町で

ラビィは町の宿で目覚めて、朝一番に砂漠越えの準備に買い出しに行った。

「へえ、砂漠をこえるのかい、なら突発砂嵐に気をつけなよ。無理に進むと方向感覚がなくなるよ。ほい、旅のはなむけだ。」

朝一の果物屋のおじさんは梨をひとつおまけしてくれた。ラビィは果物をどっさりと日よけの涼しいストールを買って、広場の井戸で水をたっぷりくみ、コンパスはしっかり腕に巻き付けて、砂漠越えの準備を整えた。

「よし万全。」

ラビィは町の境界を通って、砂漠にふみいれた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る