　韓国ドラマはあまり見ないんです。しかし、この「愛の」と「不時着」を合わせて、なんだか面白くなさそうな題名にしてしまった作品には、意外なことに、何度も何度も泣かされ、笑わされました。

　韓国の令嬢がパラグライダーで北朝鮮に不時着するという、なんともデンジャラスでファンキーなにおいがする設定です。

　ちなみに愛の不時着を扱ったウィキペディアのページには、北朝鮮が以下の声明を出したと記載があります。

『最近、南朝鮮当局と映画製作会社が虚偽と捏造に満ちた荒唐無稽で不純極まりない反共和国映画やテレビドラマを流し、謀略宣伝に積極的に乗り出している』

　韓国と北朝鮮の戦争にどんなに興味のない人でも、きっとこのドラマが終わるころには「謀略宣伝」に丸呑みにされているでしょう！そしてそれを突飛な考えとも思わないのです！

　それに個人的に思うのですが、「虚偽と捏造に満ちた荒唐無稽で不純極まりない」という一文から、北朝鮮の人たちもしっかりばっちり愛の不時着を見ているのでは？なんて思うわけです。

　言い換えれば、「想像力の翼に乗った発想が素晴らしくも切ない恋愛ドラマ」というところでしょうか。私はそう思いました！！

　世界中の人たちが、好きなコンテンツを好きなだけ楽しんで生きられる世界が、一日も早く来ますように！

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