「二年後の流れ星」がたどり着く星

クロノヒョウ

プロローグ




 ――地球から少し離れた小さな星


 ここは長い旅を終えた星たちが集まる場所。


「クロノ、今日の星は?」


「はい、もうすでに並び始めていますね」


「そうか。それじゃあ順番に話を聞くとするか」


「はい! ヒョウさん」


 この星に住む二人の宇宙人、クロノとヒョウ。


 毎日たどり着く星たちの話を聞き、宇宙議会に報告するのが彼らの仕事だった。


「さて、今日はどんな星が来ているのでしょうかね」


「どうだろうな」


 二人が呼びかけると、さっそくひとつ目の星が面談室に入ってきた。


「お疲れ様でした。それではお話を聞かせてください……」



                  続く





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