鎖鎌使い!参ります!
浅野 里穂
第1話 探索者!はじめます。
私は子供の頃から探索者に憧れていた、お母さんはIT系の企業に通っていて、お父さんは探索者だったからだ、お父さんは一人前の探索者だった、週に5回ダンジョンに通いモンスター達を倒して、それで月収100万を超えるような探索者だった、私はお父さんのことがカッコよく見えた、でも、一年前お父さんがモンスターにやられたと言う報告が入ってきて、お母さんは泣きじゃくったし、私は虚無感に襲われた、私は丁度高校3年生になっていて、17歳だった、私はお父さんが死んだ時に決心した。探索者になってモンスターどもを殺して、殺して、殺して、お父さんが死んだ虚無感をダンジョンで晴らそうと、精算しようと。
月日が経ち、私は大学生になった、私は元々小柄で152cmと言う身長に加え、小顔で美形だった、私はそれを自覚していた、私の親はイングランド系でその遺伝か私の目は蒼く、そして肌は白かった、私は大学デビューを果たした時に髪の色を水色に変えて、そして長かった髪を切り短くし、覚悟を決めてここ、探索者協会の東京支部に来ていた。
「すいません!探索者登録をしたいんですけど此処の窓口ではできますか?」
私は綺麗なお姉さんに話しかける。
「すいませんが18最未満の方は探索者登録できない決まりになっておりまして。」
私はれっきとした18歳なのに身長のせいかそう見えなかったらしい。
「すいませんが私は大学生なので18の条件は満たしていると思うんですが。」
「失礼しました、では身分を証明できるものを二つお持ちですか?」
私は保険証と運転免許証をだして渡す。
「はい、ありがとうございます。ではこの番号のカードを少しお待ちください、あちらのスクリーンに以下の番号が表示されたらあちらの窓口に行ってください。」
私はその言葉と共に429番と書かれたカードを渡される。
「はい!ありがとうございます。」
私は空いている席を探して、席に着く。
辺りには甲冑をつけた人や鎧を着ている人、軽装の人など様々いる。また、その人達は、皆んな短剣や槍、杖、棍棒などの武器を装備している。
そうしているとスクリーンに429番と表示された。
「すいません、この番号であってますか?」
私はさっきとは別のタイプの美人さんが受付するところに行った。
「はい、この番号であってますよ、柊夏目さん、これが探索者証です。これはゲートを通る時に必要で、ゲートを通る時に機械に顔を向けて預けます。また、これは身分証としても使われるので無くさないでください、無くされると再発行には最低1週間はかかります。」
うわぁ〜無くさないようにしないとな、ちゃんと管理しよう、
「はい!分かりました、すいません今から武器を買おうと思っているんですが、武器屋さんと防具屋さんってどこにありますか?特殊スキル確認する前に装備整えたいので、」
「はい、3階に武器屋、2階に防具屋さんがありますね、」
じゃあ最初は2階からかな、私の使う武器はもう決めているから!
「はい!わかりました、ありがとうございました!」
私はトコトコと上行きのエスカレーターになって行った。
しばらく防具屋さんの店を流し見していると、良さげな防具屋さんがあった。
「すいません、軽くて動きやすい最低限の場所を防御できる装備でおすすめってありますか?」
私は30代を超えているだろうかと言うくらいのおじさんに声をかける。
「軽くて動きやすいっちゃあライトアーマーだな、これは基本的に大事な部分にしか金属を使っちゃあいない、だから軽いし動きやすい、あぁ、それ以外に必要そうなのあるかもしれんから、一応メインで使おうと思っている武器教えてくれ、」
私はメインでは鎖鎌を使おうと思っている、そしてサブではナイフを使おうと思っている。
「はい!メインは鎖鎌で、サブはナイフを二つ使おうと思っています!」
「それじゃあ籠手が必要だな、鎖鎌だと、刃先が手を切っちまう可能性がある、それに籠手があるとある程度だが乱暴に振り回せる、だがあまり乱暴に振り回しすぎると遠心力で自分に当たる可能性があるから気をつけろよ」
籠手が必要なのか、まぁ安全第一という事で買おうかな、
「わかりました、では初心者には買える範囲でおすすめなライトアーマーと籠手をください。」
「おう、分かった、じゃあこれとこれだな、これらセットで5万6300円だ、袋はつけるか?」
「はい!」
私は財布から6万円を出しておじさんに渡す。
「おう、じゃあお釣りの3700円だ、今後ともご贔屓にな」
私は装備を貰うとお店を出て、エレベーターで3階までいった。そして、良さげな武器屋さんを探した。
「すいません、この店に鎖鎌って置いて居ますか?」
「あぁ、鎖鎌か、置いてるよ?これを買うのか?」
私は頷きながら
「はい!」
「おーけー、これで5万3000円だ、他に欲しいやつはあるか?」
「あとは〜、サブとしてナイフが欲しいです。」
「わかった、魔物でも通用するナイフ2本で1万2000円だ、合計で6万5000円だ、」
私は料金丁度を出す。
「丁度だな、おーけー、じゃあこの武器大切に使えよ!」
「はい!」
私は買い物を終えて、武器屋さんを出る、そしてエレベーターで1階に行き、ダンジョンの入り口に向かう、その前に更衣室にいって、防具と武器を装備する。鎖鎌は片手で鎖を持つ。
「これが、例の機械かな?」
「探索者証を提示してください。」
私は先程発行した探索者証を機械の差し込み口に入れる。
「確認しました。では、気をつけてダンジョン探索を行なってください。」
わたしはダンジョンの中に入って行く、東京ダンジョンは事前情報通り一階層は草原になっている。
私はまず初めに自分のステータスを確認する。
〔ステータス〕
名前:柊 夏目
年齢:18歳
LV:1
JOB:無し
サブJOB:無し
HP:214/214
MP:312/312
STR:34/34
VTI:26/26
AGI:46/46
DEX:31/31
MID:36/36
INT:42/42
特殊スキル:部位破壊
スキル:
装備
頭:無し
胴:ライトアーマー
膝:ライトアーマー
足:布靴
アクセサリー:
装備スキル:無し
部位破壊…か、多分だけど指定した部位の破壊または破損かな?もしくは触れた部位、かな、
しばらく草原を歩いているとゴブリンが三体襲ってきた。
(部位破壊…目!)
私が心の中でそう唱えるとゴブリン達の目が潰れて失明して居た。
名前:柊 夏目
年齢:18歳
LV:1
JOB:無し
サブJOB:無し
HP:214/214
MP:252/312
STR:34/34
VTI:26/26
AGI:46/46
DEX:31/31
MID:36/36
INT:42/42
MPが60減っている、これは多分破壊した部位の数に応じて減っているんだと思う。でも消費MPが多すぎるね、鎖鎌で切れた部分のみ破壊に設定してみる。
「せいや!」
私はゴブリンの首向かって少し遠心力をかけた鎖鎌で切る、するとゴブリンの頭から上がポロポロと砂が落ちて行くように胴体だけを残して消えていった。私はそれを見て成功と感じるとステータスを覗く
名前:柊 夏目
年齢:18歳
LV:1
JOB:無し
サブJOB:無し
HP:214/214
MP:250/312
STR:34/34
VTI:26/26
AGI:46/46
DEX:31/31
MID:36/36
INT:42/42
消費は2か、これでだいぶ抑えられたね、これからはこれで行こう、強い的にあった時だけ指定して部位破壊をしよう、あと、魔力は温存したいから、部位破壊は基本的に今の戦闘能力では対応し切れない敵にしか使わないようにしよう、それ以外は鎖鎌でやっていって感じで、10層に着いたらメインJOBを選択できるから、それまでは鎖鎌と部位破壊の二本立てで頑張ろう、
それと今日の目標はLV5まで上がることと5層まで行くことかな、明日からは本格的にLV上げをしていこうかな、通常の探索者だと20レベから上がりにくくなるみたいだから積極的に狩まくるか、強い敵を倒していかないとだね、まぁそれを考えるのは20層目前という時かな。
まぁまずは目の前の10層のボス攻略からかな、
————————————————————
〔ステータス〕
名前:柊 夏目
年齢:18歳
LV:1
JOB:無し
サブJOB:無し
HP:214/214
MP:312/312
STR:34/34
VTI:26/26
AGI:46/46
DEX:31/31
MID:36/36
INT:42/42
特殊スキル:部位破壊
スキル:
装備
頭:無し
胴:ライトアーマー
膝:ライトアーマー
足:布靴
アクセサリー:
装備スキル:無し
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