第3話 アイドル(4月11日)
「2階から海が見えたらいいのに」
私の部屋で漫画を読んでいたお姉ちゃんの由香里ちゃんがそう呟いていた。
由香里ちゃんは高校は違うけど、私と同じ松山駅周辺にある聖カタリナ女子高校の2年になったばかりだった。
元々、由香里ちゃんは歌を歌う事が大好きで地元(?)のアイドルグループのSTU48に憧れを持ってるらしく、いつかはそのグループのオーディションを受けれたらいいなと思っていた。
「
「ハートって・・・??笑」
「ステージネームとしての名前だよ」
「早いって笑「ここ」って言ってよ笑」
「それは分からないよ。でも可愛い感じのグループができたら笑」
由香里ちゃんが憧れてるSTU48のメンバーは兵頭葵ちゃんに憧れてるらしく、ファッションモデルにも挑戦してみたいと言ってた。
「お姉ちゃん、何の漫画を読んでるの?」
「AKB0048。松山駅の近くのBOOK OFFで買った」
AKB0048は、私たちが生まれる前後の時期になかよしに掲載された漫画の1つであり、本家のAKB48をモデルにした(と言うより本家のメンバーを襲名した感じ)漫画の1つで、皆可愛いなというような気がした。
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