第2話 冒険者ギルドの会員になる


 俺は4日目にやっと起きる事が許された、その頃には俺はぼんやりと思い出した事が有った、確か誰かを助けた様な助けられた様な場面が思い描かれて居たが、それ以上は出てこなかったし今は身分証の確保に来ていた、そう冒険者ギルドと言う所に来ていたのだが、何をして良いのか判らないので隅により様子を眺めて居た、するとルゴイさんが現れて俺を受付に連れて言って呉れた。


 俺が「身分証が欲しい」と言うと女性が「登録ですね。これに名前を書いて下さい、特技が有ればそれも書いて下さい」と言って用紙を渡して来て「代筆入りますか」と言ったが、俺は撫でか字が読めるし書けるし普通書けるでしょうと思って居た、名前と年齢を書いて渡すと「特技は無いですか有るとチームに入りやすく成りますが」と言って居たが、無いですと言うか読めませんと言った方が良いのかも知れないが、そんな事を思って居たが既に受付嬢はダイスケの前には居なかった、奥の部屋から出て来てダイスケにタグを渡して来て首からつるす様に言った、「これは無くさないで下さい無くすと再発行に銀貨1枚頂きますし何処えも行けなく成りますから」

と言った。


 「これで登録は終了ですが質問は有りますか」と言ったので、俺はギルドの仕組みを聞いて見た所、受付嬢は「ギルドにはランクが有ります今日登録した所ではランクはGです。そこからF・E・D・C・B・A・Sと有りまして8段階に分かれて居ますが依頼掲示板に有り依頼はGランクはGの掲示板Fに成ればFの掲示板の依頼が受けれますす。ランクが上がれば依頼報酬も上がりますし上の依頼は受けれませんが下の依頼は受けれます。ただし報酬は安いですが今のあなたの受けれる依頼は町中の依頼のみです。


 俺は早速受けて見たいと思い掲示板に来て見たが、手紙の配達は無理だ道も分からんし猫の捜索も無理だな、外壁修理が有ったこれなら遣れそうだと思い紙を剥がして

受付に持って行くと、受け付けて呉れて外壁の場所を書いた道順を貰って其処にたどり着いた。


 そこは町のはずれの外壁が崩れて居る部分の補修をして居る所だった、其処に行き支持を出して居る人に依頼書を見せると、あの連中に付いて行きレンガを運べと言われたので着いてゆくと、300m程の所にレンガが大量に山積みされて居た、それをみんなと同じように背負子に乗せて運びだした、1回に20個づつ運び50往復位した頃に

終了の合図が有った、現場監督の所に行き依頼書にサインを貰いギルドに帰ると大銀貨1枚の日当が貰えた。


 早速宿の確保に向かった、宿は朝夕の食事付きで銀貨7枚だった、部屋は狭くて古いが仕方が無い屋根が有るだけマシだしベッドも有る。硬いベッドに布団に毛布が有るがそう言えば風呂は無い様だ、俺は毎日風呂に入って居た様に思うが聞くと貴族でもそんなに入らないと言う事だった、そんな作業を10日程遣りギルドに行くとFランクに昇格した、これで薬草採取や角ウサギなどを刈れるランクに成った、レンガ運びは卒業したが薬草を知らないので受付で教えて貰おうと行くと、2階に書庫が有るので其処に図鑑が有るそうで自分で調べる様に言われた。


 俺は2階の書庫に来ていた図鑑を探した、本は100冊も無い位なので直ぐに見つけて薬草を確認した、毒消し草とマナ草も確認してから図鑑を戻そうとしたら、魔法のあれこれと言う本が有ったので序に確認して居ると、ピコンと頭に鳴り響いた俺は慌てて周りを見たが特に何も無くて、ひょっとしたら自分に鳴ったかもと思った。


 薬草と毒消し草とマナ草を見付けに行くにも入れ物が無い事にきずき、受付で聞くと貸し出しが有るそうで籠を貸して呉れた、30cmの深さが50cm位在る籠で此れに取った野草を入れて来ると傷に成りにくくて良いそうだ、大体の場所も教えて貰い町の外に出て来て改めて見ると小さな町だった、人口が6000人程の町で殆どが漁師と冒険者兼業で生活して居た、海が荒れると冒険者に成り手紙の配達やレンガ運びもするそうだ。この町の西には湖がありその山手の林に行くと薬草が有るが、ホーンラビットやゴブリンが偶に出るそうで油断はしない様に言われた、林に分け入り探すが中々見つからないし周りを警戒しながらの作業に成るので疲れる薬草取りだった、午前中に20本程見付けて休憩して居たが無駄に休憩するのももったいないと思い何か無いか考えると多数の石が有る事に気が付いた。



 俺は薬草採集に来てから休憩中に石を投げて木に当てる事に熱中して居た、さっきから30分は投げて居た時にピコンと鳴った、ピコンと鳴るのが2度目だった俺は訳も分からないがステ-タスと唱えて見た、



   ダイスケ (人族 18才) レベル1


 HP 15

 MP 15


 スキル  ・全魔法適正 ・各種耐性 ・剣術 ・投的 ・読書理解


 特殊スキル ・言語理解 ・鑑定 ・魔法バッグ特 ・XXXX


 加護  ・創造神の加護


 

 剣術  レベル1


 投的  レベル1



 すると以前全く見えなかった部分がはっきりと判り尚且つ増えて居た、前に見た時はもっとシンプルだったように思うが増えて居る様に思う。それと鑑定は分かるが魔法バッグ特とは何か分からない、取り敢えず剣術を使える様に木の枝を拾い手に持ち

石は其処らに幾らでも有りそうなので拾わない。


 薬草採取に戻り探して行くと、林の雑草が揺れたので警戒すると兎が出て来たが頭に30cm程の角を生やしていた、頃が噂に聞く角ウサギかと思い手に持った棒に力が入る。下を見ると石が落ちて居た3個拾った10cm100gほどの石で当たれば痛い、俺は兎目掛けて投げた石は見事に角の根元付近に当たり兎がへたり込んだ、俺は一気に走り棒でウサギの頭を叩いた、どうやら仕留めた様で薬草と一緒に入れようとしたが兎が大きく耳を持って引きずって居たが、何か要れるものが無いかなと考えた時兎が消えて無くなった、すると頭に角ウサギ1と浮かんだ何だこれはと薬草の1本を掴み入れると考えると手に持って居た薬草が消えて頭に薬草1と出た、ウサギを出すと考えると兎が外に出て来た何と言う事だ、俺はこんな便利な物を持って居たのかと考えたが

これは知られると不味いかもと思い至った、このスキルは便利すぎるカムフラージュ出来る物を持たないと自由に使えないが今はお金がないので、町の手前で出して兎を引きずって行く事にした。


 ギルドに到着した、受付によると買取窓口に行くように言われて行くと、角ウサギを刈ったのかい遣るじゃ無いか新人さんと言われたので、「ダイスケと言います宜しくお願いします」と言うと、やけに礼儀正しい奴だなと言いながら、俺はグロイトだ

と言って「これだけかい」と言うので、「薬草も有りますと」ギルドで借りた籠から出して渡すと38本かまぁまぁだな兎は大銀貨2枚と薬草が38本で大銀貨1枚と銀貨7枚だと渡して呉れた。俺は宿に帰り部屋を確保した。






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