(#15)五感は不確かな物である

あれは何だ?これは何だ?盲信しないぞ......


聴覚、視覚、触覚、嗅覚、味覚、いわゆる五感!ヒトに備わった感覚器官である!これを元に人々は生活し、思考する。


ある人は言う(自分の目で見ないと信じない)と、それは結構だが[自分の感覚器官ほど信頼ならない物は無い]!


聴覚!鼓膜で空気振動を受け取り!あれやこれや(耳小骨で振動増幅、蝸牛で電気信号化)して脳へ音情報を伝えて感じ取れる様になる!


しかし情報を処理するのは[脳]である!幻聴によって混乱を招いたり!音情報を雑音として会話すら認識出来なくなる事もある!また脳の処理部分の影響で、悪く言われる妄想と現実の区別が付かず幻聴として現れる事なんてのもある!


私はいわゆる地獄耳と呼ばれたりする位には耳が良く、小さな物音も聞き逃さない......だが[思考の切り替え]で[意識する範囲を変えて雑音を脳で処理しない様に出来る]!


いわば![意識的に聞きたいもの]と[聞きたくないもの]を分ける事が出来るのだ!そして気付いた!「これって他の人たちが無意識にやってる事だよね......?」と!


こんなモノの何処に信頼が置けるのだ!?


視覚!瞳孔から入った光がなんやかんや(虹彩調整、水晶体で屈折、etc、視神経へ)で信号が脳へ行き映し出される。


これもそうだ、[見たいもの]と[見たくないもの]を人々は無意識的に分けている!


私は少々特殊で、目はそれなりに良いけど(偏頭痛予防の為メガネ掛けてる、なお効果はお察しだった......)自己診断で生まれつきの視界砂嵐症候群の一種だと思われる。ビジュアルスノウと呼ばれる様に本来は白や灰色の砂嵐がチカチカ一面に広がる筈だが......


赤や緑に青と多彩な色だ、黄色とか紫もあるので最早どんな色でも存在すると思われ......しかも相当強い色であり暗闇の中だけでなく太陽光の下でも一面に広がってるのだ。


目を閉じてても見えるし、何を見てもいつでも視界に入るもので小さい頃はなかなかに苦労した。色が変わるし、変な映像が流れる事もあったし(沢山の模様がシャボン玉の中でグニャグニャなる感じ、しかも別々の映像で気が散る)、文字が見え難い、映像が見辛い、とにかく気が散るetc......


今だに症状は変わらないが[通常の生活は可能]だ、視界には入ってるが[脳でこれの情報処理を拒否ったら気にならなくなった]、[見えてるけど見えてない状態]だ!


これの何処に信頼が置ける?!


触覚、嗅覚、味覚、これらも受容体は違えど最終的には脳で情報を処理する!痛みなど緊急な場合は、脳へ伝わる前に自動防御運動が行われる仕組みはある物の!脳はどれだけ信頼出来る物だ?!


だからこそ外部に頼った!写真を撮り!メモをして!録音する!自身の頭ほど不確かな物は無い!記憶なんてのも同じだ!


見えるけど見えない!網膜に焼き付いた様な黒い人影、真っ白な狐、古めかしい装いの残像、見た事もない誰か!


あれ等は何なのだ?!確信が持てない!はっきり見えたのはお狐と誰かさんの2回だけ!幽霊?神霊?自然霊?


こんな他者に見えないモノが信頼に値するのか?!しかも印象で姿形もコロコロ変わるあやふやなモノ!


どうすれば記録出来る!?出来ないから消極的開発を目指してんだよ!?時間が......!時間も金も足りない......!!


\\バァァン!!//

バクハツ オチ ナンテ サイテ-......!

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