第34話 学園七不思議の一つ


「ははいはるほときはなめはやってカイザルごときが舐めやがって……っ!! ほうへ卑怯なへをつはったんだろうっ!?どうせ卑怯な手を使ったんだろうっ!? |神聖なへっほうへひはない手段をふはっているのははいはる、おまへ《神聖な決闘で汚い手段を使っているのはカイザルお前へ》あふあぁぁぁぁぁあああああっ!?」

「さっきから『ほへほへほへほへ』煩いんだおよ。ちゃんんと喋れや」


 そして俺は思い出す。そう言えばマリエルがこいつのあるものを二つほど潰したいと言っていたな、と。


 なのでさっきから煩いプレヴォの股間を思いっきり踏みつけてやる。


 勿論、あるもの二つだけではなく、真ん中にあるもう一本も潰すくらいの勢いで。


 するとプレヴォは魔物の咆哮かと思う程の声で叫び声を上げるではないか。


 ちなみに余談ではあるのだがこの時のプレヴォの咆哮を聞いた職員は本物の魔物の咆哮かと勘違いしてしまった為、衛兵を呼び寄せて魔物を探したのだが、魔物がいた痕跡すら見つけ出す事ができず、この事が学園七不思議の一つ『透明な魔物』として後世に生徒の間で語り継がれたりするのはまた別の話である。


「ありゃ、失神するのは良いが失禁は駄目だろう……意識があるのならばプレヴォに掃除させるのだが、失禁した本人が失神していては俺が掃除しなければならないじゃないか……」


 そんな余談はさておき、プレヴォは咆哮を上げながら股間が濡れていき、やがて水たまりへと進化させながら失神するではないか。


 その事に愚痴を吐きつつもある物二つと一本が潰された事を考えれば仕方がないと、俺はため息を吐きながら水魔術で大量の水を作り出すとプレヴォを頭からぶっかけてやると、プレヴォは目を覚ます。


「何失神してんだよ? ったく。とりあえずお前が失神した時点で俺の勝ちが決まった訳だ。今日この時から俺に敬語と、ちゃんと敬う態度を取って過ごせよ? というか、俺はまだ魔術の一つも行使してないんだけど、流石に弱すぎるだろう……そんなレベルで学園のエリートみたいな態度で今まで過ごして来てたみたいだけど、恥ずかしくないの? まぁいいや。あと、お前と違って優しい俺は回復薬をただで使ってやるよ」


 しかしながら股間は未だに激痛を感じるようで、股間を抑えながら転げ回るプレヴォの髪の毛を掴み顔を寄せて話すと、そのまま掴んでいる髪の毛を放し、応急処置としてこの世界・・・・での質の悪い回復薬をストレージから取り出すと、そのまま封を開けてプレヴォの股間へぶっかけてやると、そのまま俺は第四修練場から教室へと向かう。


 回復薬をあげたのは俺の優しさなのだが、やはり最後に良い事をすると気持ちが良いものである。


しかしながら本気で潰すつもりで踏み抜いたのでもしかしたら質の悪いこの世界の回復薬では元に戻らないかもしれないのだが、それでも痛みは和らぐだろうし、そもそも喧嘩を売って来たのはプレヴォの方なのだから回復薬を無償で与えた俺に感謝の感情を抱くかもしれないな、などと思いながら俺は第四修練場を後にするのであった。


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 ここまで読んで頂きありがとうございますっ!!(*'▽')ノ


 この作品が面白いと思った方はブックマークと星を頂きますと嬉しさのあまり奇声をあげながら裸で転げまわりますので何卒宜しくお願いいたします。(*'▽')ノ何卒っ!!


 ついでにおすすめレビューを書きたくなるギアスをかけときます(^ε^)-☆

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