(四)-5

「だから、『カクヨム』ってなんだよ!」

 チャラ男が叫ぶ。

「コイツ、なんでこんなに雑学に通じているんだ」

 シンが言う。

 それに対し、デーモンが答える。

「それはな、我がグレーターデーモンだからだ。お前たちとは違い、知性を備えているのだよ」

「ちょっとまて。それじゃあ、マコト先輩は、今どこだよ」

 デーモンの話を遮り俺が尋ねた。

「誰だ、それは」

「お前が乗っ取った体の主のことだ」

「お前たち、あの場にいた全ての人間が、転生できたと思っているのか」


(続く)

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