ガルディラ王国ヨハルド領リビラ町 Ⅱ

宝の山だねぇ┅┅剣とかかなりの量だな、おっ、服が?これは女性達のだな?剥いで放り込んだのか


これは鎧?多分女騎士のだな

護衛でもしてたのか?ならばかなりの高位貴族令嬢がいるのか、後で鑑定して見よう

ハダカで大の字だから全部見れる


金は白金貨や金銀銅って袋に別けて入れてるのがあった

それをポイポイと収納、塩が5樽これも収納、油?かな?胡椒?クンクン┅まぁ収納、小麦粉が1袋60kgが15袋、商会からの強奪品だな、これも収納


宝石もチャンと別けて袋に入れてある、几帳面な奴が管理してたんだな、判りやすい


ジュエリーも多くあってこれはバラして売るしかない

そして面白い物があった、【スキル水晶】これは刻まれたスキルを得られる玉で凄く希少品、それが8個もある、収納っと


良さそうな剣は別に置いてありミスリルソードとか6本有ったので収納

鳥かごに捕らえられてる妖精を逃がし宝部屋を出ると吊るされた女性が大事な所からお小水を流してる┅┅┅見ない振り


生きてるから出るモノは出るさ、このままだと不味いので眠らせる事にした

殴ったりはしませんよ、神聖魔法での回復は精神的な負傷というかダメージを癒してくれる

ここにいる女性達は皆ダメージが酷い、だってハダカにされ奴隷として売られる運命だった、盗賊達に犯された者もいるだろう


男達の慰み物でジロジロ体を見られるのも辛いだろう

そして吊るされた女性達は各々が身分の有る者、疲れてますねぇ


魔法で癒すとスヤスヤと眠ってしまった、グッド!

手枷足枷を外し鎖も下ろして服を置いてサッサと出ていく

長居は無用!見られたらヤバイ!


奴隷商人の馬車や盗賊の馬車が5台と馬が10頭もいるから心配ないね、自分等でどうにかするだろう、ゴブリンとかに襲われないなら大丈夫!


しかし良いモノを見ました、ハダカのオンパレード、そして確信したのはこの世界のヒト等は体毛が無いと言う事、全員大事な所に毛がなかったんだ

パイパンだっけ?ツルツルなのはビックリ、色んなお尻も見たなぁ、おっぱいも色々、でも白人なのか?粒々はピンク色で鮮やかだった、日本人には無い色だね


空を飛び野を駆け町へと進むヒーロー!たんまりとお金儲けして懐はぬくぬく!お主も悪よのぉ~


『ハイハイ!茶番はそこまで! まぁ今回は正体がバレる事は無いでしょう 声も出してませんし何者かも判りません それと女性達との事も褒めれます 無闇に関わらなかった 揉むなどの主の趣味も封印されたのがグッド! ハラハラドキドキでした いつ揉むのかと┅┅』


お前なぁ!クソッ!ラファが実体化したなら揉みし抱いてやる!

それで?どうなんだ?

助けた連中は無事に戻ったのか?あの女性達も無事なのか?


『伯爵令嬢と侯爵令嬢は侍女が御者をしてヨハルド領都へ向かってます 負傷した冒険者達ももう1台の馬車で一緒です あの捕らえられてたハダカの女性達も女騎士と子爵令嬢の指示で馬車5台で領都へと向かい始めました 服は着てますからね』


そうか、無事に解決、死体とか知らないよ、後は任せよう

時間食ったな、仕方ない町の近くで野営だな、今日中に着くと思ったけどなぁ、これが旅かも知れないね


夕方近くにリビラ町の城壁が遠目で見える所まで来た

丁度川が見つかりその河原で野営


支度を終え風呂の用意をしていたら大声が聞こえる

冒険者なのか?何やら言い合いしてる?


「だから早く帰ろうって言ったでしょ!」

「そう言うなよ!ゴブリンに言えっつうの!帰る時に襲って来やがって」

「それでも5匹は無いわぁ、私達でやっとよ、良く倒せたわよね?」

「私が帰ろうって言った時に帰ってたら会って無いわよ」

「それは結果論、死ななくて良かった」

「お前らなぁ!俺がどんだけ頑張ったか!褒めろよ!」

「フン!だから男は要らないって言ったのよ!なんでこんなの要れたの?」

「だって幼馴染みだし、知らない仲でもないでしょ?」

「そりゃ知ってるけど、皆は何て言ってるか知ってるの?ハーレムパーティーって言われてるのよ」

「それは俺が良い男だからな!ハハハ!」

「ジョージは馬鹿でお調子者、人でなしだけど力はある」

「無駄な力よ、剣の腕はからっきしだし魔法も使えない、さっきもルーシャルの魔法でやっつけたじゃ無い」

「バミルが転ぶからだろ、ドシっ子は相変わらずだしリーリアだってビビってだろ?」


「それよりどうするの?城門は閉まっちゃったわよ、夜は魔物が多いから怖いわ」

「まだ結界が出来ない、夜通し起きて魔物と戦う」

「寝ないのは良いさ、でも食料なんて無いぞ、腹が減って歩けない」

「どうしょう┅┅┅」

「「「「泣かない!」」」」


あれあれ?若い冒険者達、町へ入るなかったか、どうするのかな?冒険者は自己責任、門で一夜を過ごしたら良いだろう

魔物も城門には来ないしね、守衛も寝ずの番がいるだろう、何かあれば助けるさフフフ、青春って奴だな、ハーレムパーティーねぇ


風呂に浸かり暗視で見てたらヨロヨロと城門へ向かって歩いてる

その後方にオークが2体付いて来てる┅┅┅死ぬな


風呂から上がり服を着てジッと見てると案の定オークが男の子を襲った、暗闇だから気付かない


「キャア!ジョージ!」

「ダメもう死んでる、それより固まって、オークが2匹よ、きっと拐うのが目的、オークはヒトの女を孕ませるのが好きだから」

「いやぁー!オークになんて!」

「嫌よ!まだそんなの知らないのに!」

「お母さん!助けて!」

「諦めなさい、私達では敵わない、おとなしく犯されたら逃げられるわ」


ほぉ~!あの娘はしっかりしてるし冷静だな、魔法使いだったか┅┅ルーシャルって?フム、17歳でヒト族、3属性も使えるのか、MPも200越えてる!

他の子達は平凡だな、まだE級冒険者、オーク2匹は酷だね

それにカワイイ娘達がオークごときに犯されるのは気分が悪い

ここは助けよう、ヒーローの登場


スタタタタアァァア!スパーン!

ズシャ!スパン!


2匹の首から血が吹き出してる、頭はゴロンと転がり2匹の胴体はまだ立ったまま


「キャア!なに!何が起きたの!」

「血よ!血が降ってる!」

「もう嫌だ!冒険者なんか辞める!お母さん!」

「助けてくれた、凄いヒト┅一瞬で首を跳ねた、きっとこれは神様の導き、私の旦那様┅」


「君達、大丈夫か?なんなら町へ入れて貰えるぞ、帰るか?」

「えっ!帰れるの!お願いします!」

「じゃあ門の所へ、俺が交渉するから入れるよ」


案の定寝ずの番は袖の下を掴むと門を開けて彼女達を入れてくれた、まだ17歳や15歳の女の子だ、バレても叱られる程度、しかし男の子は死んだから明日引き取る事を約束させた


彼女達は明日しっかり叱られ調書を取られるだろう、男の子が死んでなかったら何も無かったのに


ルーシャルって娘はずっと俺を見て頬を紅くしてた、まぁ暗がりで俺の顔はハッキリとは見てない筈だ、でもあの娘は伸びる素質を感じた、才能有りってのは羨ましい、あの口調も独特で好きだな


『主はホントに女好きですね?しっかり娘っ子をキープしました

あのルーシャルってのは曲者です 用心して下さい 』


曲者?どういう意味だ?


『ルーシャル・ミリヤン この町の裏社会を仕切ってる親分の娘です まぁマフィアですね どうされます?おっぱいは大きかったですね?お尻もキュッとして違った魅力です』


待て待て!裏社会って、そんな物騒なのがいるのか、その娘?ヤバイじゃん!逃げよう!この町は捨てて逃げるぞ!


『またおバカな事を アーリア嬢はどうされます?教会に行かないとフォーリア様が怒りますよ』


そうは言ってもヤバイだろ?あの娘俺をジッと見てた、悪い予感しかしないんだ


『助けたのは主です 何も悪い事はしてません 例え裏社会の親分でも親です 娘を魔物から助けた相手を襲ったりしません』


そうだけど、こんな田舎町で裏稼業って儲かるのか?

仕事あるのか?娼館とか?飲み屋?キャバレー?

ああ!もう!その裏稼業ってなんなんだ!


【ギャルド・ミリアン 元S級冒険者】

冒険者崩れなどを纏めて町の厄介事を始末する

仕事は領都での事が大半を占めてる、この町では娼館を営み娼婦の総元締め、殺しも請け負う



野営地へ戻り遅くなった夕食を食べ寝床へ入ったが眠れない

あの娘の瞳が脳裏に浮かぶのは何故?ホンワカとルーシャルのヌード姿が目の前に!


『主!それは魅了です!直ぐに解いて!早く!』


えっ!魅了!あの娘が俺に!

クソックソッ!して殺られた!

小娘に術を掛けられたなんて!


『ふぅ~もっと早く気付くべきでした 主が変な声を出すので理解しましたが?ルーシャルのハダカを見たのですか?誘われて事を?夢ですが┅┅』


バカ言うな、来れでもしっかりDTなんだ、相手を選ぶさ

なんで魅了なんて使ったんだ、普通に賢そうだったけど?


『魅了は次第に自我が薄れ掛けた者の支配下になります しかしそれは魔力量次第です 彼女は主より少ない魔力量でしたから術が中途半端でした 主も魅了が使えますがどちらかと言えば魅力の方が滲み出ています』


何をサラ~ッと言ってる!魅力!俺が?これも制御しないとヤバイそれに魅了が使えるってのは知らなかった

魅力の派生スキルなのかな?


『そうです 主の魅力はMAXでして┅┅それで魅了が付いたようです 使い方を間違えないと便利ですよ』


魅了で相手を支配するか┅コワッ


それだけ俺を支配したかったのか?助けたから?まだ17歳だろ?男を囲うのは早すぎる、美人さんで可愛かったけど感心しないなぁ魔法使いだし冒険者として十分生きて行けるんじゃないか


『フフフ♪この世界の女性は狙った男をモノにするまでしつこいですよ まぁ一発犯ってハイさよならしたが良いかも?です!』


はぁ~なんでだよ!なんで一発なんだ!そんな事したら世話しないと駄目だろうが!

放って置くに越したことはない、我関せずだ!


『ウフフ♪ルーシャルは主を好きになったようです だから我が物にしたいからと魅了を掛けたのですよ? だったら据え膳喰わねばです! 魅了など主に掛けた事を思い知らせるのです!』


マテマテ!余計面倒だろ?放って置くに限る、俺は全然好きとかじゃ無いから大丈夫だ、それより冒険者が先だよ

明日は忙しいぞ、商業ギルドも行かないとだから、依頼も受けようと思ってるからな、フル稼働だよ


『先ずは冒険者として そしてお金の事は問題無いですから タンマリ頂戴しましたからね 宿はやはりお風呂付きでしょうか?』


風呂付きに越したことはないね、食事も美味しい所かな


『でしたら町では1位2位を競う宿で【蘭華亭】が宜しいかと お高いですが風呂付きの主好みの部屋が有ります』


じゃあそこに決めよう、頭もスッキリしたしゆっくり寝るよ


『ハイ お休みなさい┅┅』


(はぁ~一時はどうなる事やら 私のジョウにあの小娘!許すまじ!少しお仕置きを施しますかね ウフフ♪ホント綺麗な寝顔ねぇ┅┅チュッ♪)





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