母が岡山でやり残した事を私が代わりに受け継げれたら2022~就実高校総合進学コースの白壁物語(高1)
@YoshI2608
序章
第1話 母の高校卒業から残りの楽しみたかった事を私が受け継ぐ
「お母さんの高校の頃の制服可愛いね。何処の高校だったの??」
コーヒーを飲みながら、お母さんのプリクラ帳を見ながらそう尋ねる。
「就実高校って言ってね、バレーボールが強い所だよ。他にもアルバム見せてあげるね」
「倉敷駅の北口の傍に写ってる工事車両等が行き交ってるけど、何を建設してるの?」
「チボリ公園っていうテーマパークで、私が高2の夏頃にオープンしたんだよ」
「凄いなぁ笑」
そして、プリクラ帳にある名前には「AMI YU-KA・MAKI」と書かれていた。
ちなみに私のお母さんの名前は「亜美ちゃん」と言う。
高校を卒業した後、亜美(お母さん)は埼玉県の春日部市に住む事になり、跡見学園女子大学の文学部に行っていた。
大学を卒業してから、大手編集部の所で6年間過ごして彼、つまり私の父と結婚した。
星野花音、私の名前である。
亜美ちゃんはそう私に聞く。
「私の残りの岡山で過ごしてみたかった、つまりやり残した事を受け継いでみない?」
「どういう事?」
「岡山の就実高校を受験して、私の青春を楽しんでみたらいいかも」
「でも寮がないじゃん笑」
「向こう(倉敷)に残った優佳ちゃんの務めてる倉敷国際ホテルの裏手は美観地区で、
ホテルから家に繋がってると思うよ」
「ぜひ、私を岡山に行かせて」
そして、3年が経ち中3の冬を迎えて、2月の私立高校受験で就実が受かった事はとても嬉しかった。
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