第2話:Narurun、はじめました


 一話を書いた後。


 寝床に就いてからうつらうつらしながら、二話目以降の内容を考えたりしてみてたんだけど。


 書きたいコトが多すぎて、まとまらねぇ(笑)



 そのネットゲーム。


 いわゆる、MMORPG。


 マルチメンバーオンラインロールプレイングゲーム。


 確か、某著名コンシューマゲームのオンライン版も同じ頃にサービス開始したんだっけか?


 ウチにDVDを送って来た知人は、ウチをそっちの著名ゲームの方に引き入れる前段として、そのゲームを紹介してくれたっぽいんだけど。



 ずっぽり、沼。




 ゲームの概要は、と言うと。


 まぁ、わりとオーソドックスな中世風ファンタジー系のロープレ。



 最初にログインするとキャラメイク。


 選べる種族は、エルフ、ダークエルフ、ドワーフ、オーク(モンスターのオークではなく、プレイヤーキャラとしてのオーク)それに、ヒューマン。


 なんとなくだけど、なぁ、と言う感じで。


 可愛さだけならドワーフの女性がいいんだけど、ドワーフは種族的に魔法が一切使えない(当時)


 なので、魔法が使えるエルフかダークエルフかヒューマン。


 オークも、一応魔法っぽい呪術みたいなのを使えるみたいなんだけど、なんせ、可愛くないので(笑)


 ダークエルフも可愛いではなく、妖艶なお姉さん風だったので、微妙だなぁ、と思いつつ。


 エルフか、ヒューマン。


 どっちがいいか?


 しかし、そんなに悩んだ記憶もなく、さくっとヒューマンを選択。


 職業はもちろん、魔法職の女性。


 髪型や目の形とかもある程度カスタマイズ(選択式)だったんだけど、あまりこだわらずに初期値デフォルトに近い設定で。


 そして、名前。


 海外のベンダーだって聞いてたので、日本語使えるか微妙っぽかったので、ローマ字で『Narurun』に決定。


 ログインしてみたら、他のヒトはみんな結構日本語使ってる……(笑)




 とにかく、画面がキレイ。


 ちょっと良い目のグラボにしていて正解。


 

 選択したのが魔法職なので、魔法学校みたいなところからスタート。



 まずは操作を覚えるためのチュートリアルをこなす。


 歩き方(マウスで移動先をクリック)


 視点の換え方(マウスをドラッグ)


 防具や武器の装備方法(所持品ウィンドウを開いてダブルクリック)


 そして、戦い方。


 学校内に居る、練習用のモンスター(襲ってはこない)を魔法で倒す。


 モンスターからドロップするお金やアイテムの拾い方(拾うアクションをクリック)


 などなど。


 チュートリアルを終えて、学校のとなりにある、村へ……。


 ちなみに、この村。


 最初に選んだ種族ごとの村がそれぞれ別の場所にあって。


 エルフとダークエルフ、ドワーフとオークはそれぞれにあるんだけど。


 ヒューマンの村は、大陸から海を渡ったあって。


 他の種族と出会うには、大陸に渡らねばならないんだけど。


 まぁ、すでに先行してプレイしていた人で、他種族のヒトがヒューマンの村に来てたりしたので、その姿を見る事もできなくはなかったけど。


 まだオープンしたばかりだったから、そんな人もそれほど多くはなく。


 ヒューマンの村で。


 ヒューマンの剣士さん、他の魔法使いさん。


 それぞれ、男性、女性。


 色んな人達の声……テキストチャットも聞こえて来る。


 ぉおお。


 これがMMOかぁ……。


 マルチメンバーが初めてだったので。


 知らない人がいっぱいいるところに行っても、会話とかどうやったらいいのかよく解らず。


 とりあえず、ソロでクエスト(最初なので、お使いクエスト)をこなして操作方法を覚えつつ、村の中を確認したり。


 武器屋、防具屋があったので覗いてみるけど。


「高すぎて、買えない……」


 まぁ、この手のゲームの鉄板。


 それなりにクエストやモンスター退治をして、お金を稼がないと。



 他にも、道具屋に、魔法書屋さんもあるけど、こっちも高い……。



 NPCも居るので、話しかけていろいろと情報を聞いてみたり。



 村の外には、もちろんモンスター。


 と、言っても、始めたばかりの村の周囲には、野犬と言うか、野良キツネとか、野良ウサギ(ツノ付き、ちょっと可愛い)とか、その程度。


 少し移動すると、ちょっと強そうなオオカミや、オーク。


 ひぃいい。


 ドキドキ、ワクワクしながら狩場フィールドを歩いて、少し戦ってみる。


 アクティブと非アクティブの区別もまだわからなかったので、できるだけ近寄らず、とか。


 魔法職なので、基本的には中距離から攻撃魔法で戦うんだけど、モンスターのHPを削りきれない場合には接近して、魔法武器で物理攻撃でトドメとか(笑)


 まずはしばらく、この村、この島の中を探検してみるるん。


 小島とは言っても、歩くと結構な広さ。


 それに、村から遠くになる程、凶悪なモンスターが居るっぽいし。



 低いレベルだと、村の近くからは離れられない。



 そんなこんな。


 村の入り口の衛兵さん(?)みたいなNPCに話を聞いてみたら。


「村のそばを流れる川をさかのぼった先に、滝がある」


 との、情報。


「滝かぁ……」


 なんか、見てみたいなぁ、なんて、考えてみたり。


「ちょっと行ってみるか?」




 なるるんの冒険が。



 始まる。





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