第2話 落ちていく
おんなの子だからってバカにするなら、ゆるさない
ちっちゃくたって木のぼりなんかできるんだから!
てのひらがいたくても、泣かないもん
いますぐそこまで登ってやるわ
くやしがる顔を見るのが楽しみね!
「どうしたらそんなにボロボロになれるんだ……」
パパがしんぱい半分、あきれ半分って顔で私の様子にため息をつく。
「男の子と遊んでて、木のぼりに失敗しただけよ」
「危ないから、パパが見てるときにしてくれ」
やっちゃだめって言わないパパが大好き!
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