湿地の向こうの世界

@UminoMiyako

第1話 あらすじ

 この湿地には、だいぶ年老いた、のんびりと暮らすおばあさんと、溌剌と動き回る、小学生くらいの少年がいた。

 彼らは、それぞれ名前を、ミヤコ、ハルヤと言った。

 この湿地のちょうど真ん中のあたりに彼らの家はあって、かつて米国の西部開拓者が住んでいたような家になっている。

 ただ、この湿地を取り囲む地平線には、幾棟も高層ビルが林立していて、彼らの家

の雰囲気とは少し違う光景だ。(どちらもそれぞれの良さがある。)

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