いつだって俺達を惚れさせる女はこういう女だ

自分が主人公だったらの感想。

逢った当初からミステリアスで美しい透子さんに惹かれてしまうことだろう。
そして、完全に惚れてしまうのは透子さんの弱い部分を見せられた時だ。
"俺が支えなきゃ!守らなきゃ!"って気持ちにさせといて、
透子さん自身は"寂しさ紛らすだけなら誰でもいい"状態のくせにほんとは誰でもいいなんてことは一切ない状態で...俺が入り込む隙間すらなくて...。
そうやって透子さんが預かり知らぬところで透子さんの手でまんまと翻弄され、魅了され、気づいたら俺はミイラ取りがミイラになったかのように、透子さんにベタ惚れしてしまう。

"絶対に手が届かない女性"ほど恋い焦がれてしまう存在はない"
それを体現したのがまさしく透子さんだなあと思わされました。

面白かったです。