誰もが違う唯一人 それを誰もが受け入れられる世であって欲しい

ちょっとしたきっかけで、自分は他とは違うのかもしれないと感じた主人公の少女。
私は「ふつう」ではない…?

多様性の時代と言いますが、“みんなと同じ”を良しとする傾向が、今も学校では当たり前にあります。
学校以外でもそうかもしれません。

誰もがたった一人の人間で、”違う“ことは当たり前のはず。
他と違うことを「どうせ違うんだから」でもなく、「違うことは悪いこと」でもなく、「私は私で良い」と当たり前に感じることが出来て欲しい。
「あなたはあなたで良い」と言える周囲であって欲しい。

そういう世界であって欲しいと、切に願う読後でした。
おすすめです。