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  • 向こう側への応援コメント


    眠りは短い死。そして三人称適な一人称というか。囚われたテーマへの埋没の距離感なのかな?と思いました。
    受賞おめでとうございます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    前半は淡々と、どこか俯瞰した語りを入れた方が、後半に続く現実との乖離が浮き彫りになると思いました。

  • 向こう側への応援コメント

    鳥尾さんの素晴らしい文章力に脱帽です。妖とした夜。茫漠とした恐怖というか不安。離職した主人公の社会復帰あるいは社会そのものと未来に対する不安も重なっているのかなと考える時、鳥尾さん凄いと呟いてました。
    傑作をありがとうございました😊

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。
    現在ホラーを勉強中なので、ジャンルをホラーにして書いてみました。
    どちらかといえば私小説風になりましたが、春の情景と主人公の心情をきちんと描き出すことに尽力いたしました。

  • 向こう側への応援コメント

    まさに表現力の勝利! という感じで、楽しく読ませていただきました。
    さらに題材の画鋲という着眼点も、面白かったです。
    子供ながらに考えた結界という考え方も良かったですし、眠りから覚めるというのが彼岸から帰って来るという考え方も違った視点を与えてくれて、なるほどと思いました。
    そして、最後のこの世でやることはあるのかという気付き……。
    怖いような、それでもやっぱり目覚めていたい気持ちもあって、貴重な読後感を味わえました。

    作者からの返信

    お読みいただき、コメント、評価もありがとうございます。
    大人には悪戯に見えることも、子供なりに理由があるものですね。
    眠っている時に夢は見るでしょうけど、意識がない間は、この世にいない感じがするのです。
    朝起きるといつもホッとしています。
    やり残したことがなければ目覚めることはできないかもしれないと思うと、なんだか怖いですね。

  • 向こう側への応援コメント

    とにかく文章表現が素晴らしく、読みながら惚れ惚れしました……!(*´ω`*)
    確かに夜寝るのは死で、朝起きるのは日々生まれているのかも知れないですね。
    画鋲で結界を張るというのが子どもらしいと思いつつ、そこまで考える主人公の生真面目さを上手に表現されていてよかったです。
    鳥尾さん、ありがとうございました。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。
    ☆♡コメントレビューまでいただき恐縮です。

    恐れるものは個人で違うと思いますが、根源的な恐怖の感情というものは共通するのではないかと思います。
    ものの輪郭が曖昧になる春の宵は何かが起こりそうな気がしますね。

  • 向こう側への応援コメント

    読ませていただきました!
    大人になればたわいもない、けれど子供の頃には真剣なことって結構ありますよね。でも、ほんとはどっちが現でどっちが幻かなんてわからない。
    画鋲、拾わなければよかったのに……!

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。
    大人になってから思い返すと、なぜあんなことをしたんだろうと思うことは多いですね。
    あの世とこの世の境目は曖昧で、色んな物の輪郭がぼやけ始める春は、何かを引き寄せ不安定な心に働きかけるのかもしれません。

  • 向こう側への応援コメント

    こんにちは。
    タイトルから、どんな物語なのだろうとずっと妄想していました😌

    私は眠りたいのに眠れない(怖くて)という経験はあります。笑える漫画やえっちぃ漫画で恐怖心をごまかしていた記憶があります(笑)

    この主人公は、死を目の当たりにした時から、眠り=死の恐怖。悪魔やバケモノがやってくる、という気持ちに取り憑かれてしまったですね。
    ……私ももしかすると、そのような光景を小さい時に見てしまったら、眠る事が怖くなってしまうかもしれない。そんな気持ちにさせられました。

    スカッとする雰囲気では無いのですが、この主人公の思考になって読んでいるのは楽しかったです😊読ませて下さって、ありがとうございます!

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。
    多分、タイトルと犀川さまのお題「春」は全く結びつかないのではないかと思います。笑

    小さな頃の体験て大人になってからも時々思い出しますよね。
    日頃から薄っすら怖いと思っていることが、心が不安定になった拍子に出て来たり。
    ワーッとお化けが出て来る展開はありませんが、じわじわとした恐怖を味わっていただければ幸いです。

  • 向こう側への応援コメント

    画鋲という一見とっつきにくい痛みを伴う舞台装置。春とホラーが上手く取り入れられていて上手いなぁと思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ホラーは勉強中なので、至らぬところは多いと思いますが、原体験的な恐怖の感情と春の曖昧さを絡めて書いてみました。

  • 向こう側への応援コメント

    子供のすることは、ただのいたずらに見えて、その子なりの意味や考えがあるものも多いと思います。
    死からの漠然とした恐怖がその行為に、更に春の妖しい気配にも繫がって、薄ら寒くも不思議な感覚です。
    読ませて頂きありがとうございました。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。
    幸まる様、ホラーは苦手そうだなと思っていたので、読んでいただけて嬉しいです。
    私のはなんちゃってホラーなので、そんなにグロテスクな描写は出てこなかったとは思いますが。笑
    春は気圧差が激しくて、精神的にも不安定になりがちな気がします。
    子供の頃に感じた恐怖って、大人になってからも、尾を引きますよね。

  • 向こう側への応援コメント

    何だか自分が靄のかかった夜のなかにいるような気分になりました。鳥尾さんの豊かな表現力が僕を作品の世界に没入させてしまったようです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    没入感を味わっていただけて光栄です。
    心の奥底に潜む恐怖は、人によって違うものかもしれませんが、ふとした拍子に甦る記憶による惑乱は、普遍的なものだと思います。

  • 向こう側への応援コメント

    引き込まれました。風はまだ冷たく、月は蒼褪めてかがやき、方々からさかりを迎えた猫の唸り声がしている妖しげな春の夜。そこに配置された撒菱のような画鋲。小さな針を立てた鈍い金色が梶井基次郎「檸檬」のように効果的です。
    主人公が手にとる画鋲は狂気の世界へ踏み込んでいる証なのか、それとも現世に踏みとどまりたいと願う正気がもたらす抗いなのか。
    主人公は生きているのか?
    さまざまな想像ができる作品でした。ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ジャンルはホラーにしてみましたが、ホラーと言うより、根源的な恐怖や死への畏怖を描いたものですね。
    精神的に不安定な主人公の狂気かもしれず、また、記憶が薄れているだけで、祖父を連れ去ったあちら側の住人が再び現れた、という解釈も成り立つかもしれません。
    おっしゃる通り、檸檬は少し意識しました。
    丁寧に読み込んでいただきありがとうございました。

  • 向こう側への応援コメント

    終わり方が良く面白かったです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。


  • 編集済

    向こう側への応援コメント

    ときどき自転車がパンクしてたのは、そういうことだったのですね。
    怒るよりも微笑ましい気がします。

    作者からの返信

    そうですね。
    子供の悪戯は、時に身を守る為のものだったりしますね。

  • 向こう側への応援コメント

    ふとした直感に妄想がまとわりつき幻想に至る、怪奇小説の古典を彷彿させつつ巧みな文章はさすがでございます。文芸だなぁ( ;∀;)

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ともすれば、神経衰弱によるただの妄想にも捉えられる話ですが、完全にないとは言いきれない曖昧な恐怖を書いてみました。
    古典的怪奇文学やマジックリアリズムは大好きでございます。

  • 向こう側への応援コメント

    文章がとても綺麗で、うっとりしました。(ぞわぞわもしました)

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    うっとりも嬉しいですが、少しでもぞわぞわしていただけたら、ホラージャンルにした甲斐がありました。

  • 向こう側への応援コメント

    眠ったら、そのまま目が覚めないのではないか。
    そう思えて、眠れなくなること、あります!
    同じように考えている人がいて、少しだけ安堵しました。
    (画鋲は並べたことありませんけどね💦)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    こういうことってよく考えますよね。
    共感していただけて嬉しいです。

  • 向こう側への応援コメント

    眠りは半死。
    共感します。
    眠ったまま、死ねたら、理想的な死ではないかと思います。

    作者からの返信

    共感ありがとうございます。
    私も死ぬ時は、眠ったまま逝きたいと思っております。

  • 向こう側への応援コメント

    素晴らしい、以外のコメント思いつきません。童心のあやふやさ、報われない現在の頼りなさ。深い深い思念の澱のうちに繋がって。悪夢のような、憧憬のような。朝から佳いものを読ませていただきました。ありがとうございます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    此岸と彼岸の境は、曖昧なものと常日頃から思っています。
    まだあやふやな存在である幼子は、その境界を感じやすいのかもしれません。
    眠りの淵から訪れるモノは、ふとした心の隙間にするりと入り込み、あちら側に引っ張ろうとする気がしてなりません。

    編集済