第4話 眼鏡っ子だ!

 とある午後の事である。


 私は誰を選んでいいのか、又はこのままハーレムでいいのか悩みながら。生徒会室に入ると。そこに居たのは長い髪を後ろでまとめて、眼鏡をかけた友美であった。


「あ!眼鏡っ子だ!!!」

「何をいきなり言い出す?」


 友美が不思議そうにしている。実は私は眼鏡っ子属性なのだ。あの気品ある眼鏡の姿の友美にぞっこんになりかけた。


 落ち着け……落ち着け……。


 友美は幽霊生徒会長だ、一番、攻略してはならない人物だ。


「生徒会長?その眼鏡はどうしたのですか?」

「あ、これか、お仕事モードの時にこの恰好になる」


 ノートパソコンをカタカタしている。友美は可憐であった。ホント、赤のバニーガールよりそそる。自分のズレた性癖には驚きだ。


 しかし、幽霊となど付き合えない。


 駿河城先生やスミス先生となら大学を卒業すれば付き合えるが幽霊では……。


 とりあえず、友美の写真をスマホに残し、後で観賞して楽しもう。まさに、性癖を持て余すであった。

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