『パンドラの箱』

 人は誰もが『パンドラの箱』を持っている。


 大きな箱の人もいれば、小さな箱を沢山持ってる人もいる。

 そう、箱は様々だ。


 

 ふとした時に、そのパンドラの箱が開く。鍵は無い。ふとした拍子に開く。心の準備の無いままに。



「あぁ、そうだった」


 私はあの時、傷付いていたんだった。


 そう、気付く。



 人は誰もが傷付きながら生きている。


 その度合いなんて自分しか分からない。


 でも、分かろうとしてくれる人もいる。


 そんな中、人は生きている。



『パンドラの箱』は、そんなことを教えてくれるのだろう。



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