第8話:走馬灯

俺は屋上から景色を眺めていた。すると…


「わっ!」


俺は何らかの不注意で、屋上から落ちてしまった。


「まずい!」


死にたくない、死にたくない、俺は恐怖でおびえていた。


オギャァ、オギャァ。赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。どうやらこれは俺の走馬灯?のようだ。


幼稚園で、少し問題がある子供だったが、 無事に卒園し、小学校で行った修学旅行はとても楽しかった。中学、高校、大学を無事に卒業した後、就職した。


だが、上司や同僚にいじめられることも多く、やめようとしたが社長はそれを許さなかった。


残業三昧で、俺は死ぬほどつらく、寝れない日もあった。


俺はそんな会社でも働き続けた。そして今に至る。


…俺は何かを思い、ゆっくりと目を閉じ、笑った。

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