第2話 怪奇?勘違い?深夜のエレベーターのみ起こる現象

今は深夜。アパートの敷地に足を踏み入れて、エレベーターへと向かっている。翌日が休みということもあって、仕事の遅れを取り戻すために残業をしての帰宅だ。正面に、エレベーターが見えて来た。やはりだ。エレベーターは、俺を迎えるように1階に到着して扉は開いている。


俺は、そのままエレベーターに乗って、4階を押す。重い機械音とともに扉は閉じて、上昇。やがて4階に到着…。やはりだ。扉が開かないのだ。俺は「開く」ボタンを押す。それでもまだ開かない。5度くらいは押したかな?シンと静まったエレベーターにおいては、ボタンを連打する音すら反響する。そうした中で、やっと開いた。


「1階に到着していることから4階に到着してもなかなか開かない」これらのことは、深夜のエレベーターでは毎度起こる。一方、朝のエレベーターでは起らない。




面倒だなと思いつつ、エレベーターを降りて自室へと歩いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る